2025年10月04日

どうやら(先日の進次郎と日本保守党に続き)兵庫県知事選事件も動き出してるようだ

週刊誌報道に始まることなので、どこまで真実性があるのか不明だが、
「神戸地検が捜査の大詰めにきている」と報道され、以来あの斎藤知事が記者会見で動揺する様を続けざまに見せているとのこと。そうなれば影響はN国立花氏にも及ぶだろう、
ここ数年あちこちで「どうなってんの」な案件が連鎖反応のようにけじめ取られようとしている。
そりゃ最大の関心事項は自民総裁選だ、
場合によれば小泉進次郎氏の政治生命に関わる。
(ついでに言えば神奈川政界の状況そのものが変化するかも知れない)
空気の読めない官房長官の林候補は「内閣で石破氏や岸田氏の協力も得たい」など閣僚への起用を示唆するような面白いことを発言しており(何が面白くてそういう発想になるのか謎だが《理由はわかってるんだけど…》)、「最初から高市阻止とか無理筋過ぎでしょ、、、(安倍首相の後継指名候補だよ)」←こんな簡単なことがわからない理由は、自民党がまったく安倍首相を評価していなかった証拠に他ならない。

そこはそれ「N国の立花氏が事情通のワケが無い」のも似たところあって(立花氏が凄かったのは選挙戦術だから《流石元自称パチプロの言うところの”攻略法”だ》)、「ジャーナリストだとか何言ってんの」って、思わない人がいる事自体が異例だ。
特別な学識が無くても素朴に「それはないでしょ」ってわかる事だ。
(※自民党にあてはめると、安倍首相の偉大さは市井の有権者の方がわかっていた)

単純に「何なのこれ」ってもどかしい話が、自然の法則そのまま収まると事に落ち着こうとしている。
自民総裁選について言えば、繰り返しになるけれど「間違って小泉進次郎氏が勝っても同じ」だから(連立協議や国会運営ができる筈が無いから)、既に結論は出ちゃってるに近い。
斎藤知事の事件が検察においてたいしたことにならなかったとしても、既に記者会見でうろたえ続けてる現状が既に結論だってのと同じ(それはおおよそ勝者の姿ではないからね)。

やれやれだよ、、
(遅いぞ自然の法則)


posted by kagewari at 04:02 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月03日

オカルトとは何か

それを物理現象言っちゃう人もいますけど、物理だとオカルトじゃ無いんじゃねww
ということで、物理現象ではない前提で話を進めてみよう。
物理現象ではない=脳内メージみたいなものだ=非物理で対抗できる《終わり》
こうなんと申しましょうか、ゲームの世界なら物理攻撃が効くので「鉄パイプだとか、銃を装備して撃退できますが」、オカルト現象をきっかけにショットガンを真顔で買う人いませんよね?

そのまんまの逆説ですが、
スポーツの世界や物理現象には昨今関係無いとされてる”精神論”
しかし、オカルト現象の場合どうでっしゃろ。
オカルト現象こそ、”精神論”しか効果が無い(防弾チョッキ着てどうする)
となれば、「根性だ」って話です。
いえいえ、それで我慢するとかの話では無く、「もしそのオカルト現象が本当の場合、当事者の精神力が影響を及ぼさないと話の辻褄が合わない」のですよ。
かの有名なホラームービーなどを事例に考えても、シナリオ設定は登場人物の精神力が呪いに負けるのは、「オカルト現象側が予めド級の超能力者だったから」となっており(そこがエンタメ)、
つまり、本当に存在するのかしないのかも不明な(いったいどこにいるんですか)超能力者がオカルト現象を引き起こす確率は天文学的数字になりますよね?
=導き出される結論は、オカルト現象とは当事者の”精神力”により影響を及ぼせる事象
やぱり「根性だ」って話です(笑

思い返せば根性論もイメージですから、創造性ってことなんかしら。
(根性論とは、火事場のクソ力を意識的に登場させ通常を超える頑張りを引き出すこと)
若干前記事と被るのかな?
あーちなみに、人類ヒト科が『共同幻想』時代、このクソ力による忍耐というか根性を呼び起こす手法に「歌や儀式」が触媒に使用されてます。労働時の”民謡”や家を出る時の”玄関先出がけの打火”、はたまた”清めの塩”他、
これは近代以前などの時代、庶民には情報や学がありませんので、とんちきなこともにわかにイメージできません(刺激というストレス不足)、そこで形から入ったのでしょう。
現代人でも街中でもヘッドフォン欠かせない人など、現象としては民謡歌いながら過酷な労働に耐えた近代人の振る舞いに類似したものがあるのかも知れません。

だとするならば
オカルト現象に対して「これだ!」と、ラジカセで音出す技があっても驚かない。
(事実、ホラー映画が怖くて眠れない時に「こわいからTVつけっぱなしにしよう」なんて子供時代を経験された方も多数でしょうw)



posted by kagewari at 14:49 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月02日

何か進次郎選対の不祥事と日本保守党の崩壊がどこかでシンクロしてる気がする

進次郎に関しては少し『住まい』ブログでも書きましたが、
まあ絶望的、ステマと不正選挙疑惑で政治生命も怪しくなってます。
(仮にそれで総裁選に勝つなんてことあるともう自民党終わるぐらいの話になりそう)
これほど軽妙にゴシップが出るものだろうか?
進次郎選挙と言えば、前回もそうだけど速攻でボロが出てグダグダになる経験してるのに、またやらかすのかって、、経験から学ぶとかないのだろうか。
てかさ、政界にいて感覚が麻痺してるのか

でね、
日本保守党と減税日本の河村たかし氏の全面対決の様相が同時進行してるんだが(これもボロが出たという筋の話)、実情が暴かれるみたいな流れや速度感に類似したものがある。
10月末にはトランプ大統領が訪日するらしいので、「いい加減にしなさい」案件が整理されるべく整理されていくんだろうか(笑
各団体や選対に自浄能力があると思わないが、日本には自浄能力があるのかも知れない。
なんかね、気が付けば高市氏がベーシックインカムを論じ(給付付き税額控除)、応援していた『参政党』が急伸し、大問題だった自民リベラル派や日本保守党が崩壊に進み、悪手に堕ちたN国立花氏はそっ閉じ状態で(石丸氏には関心無かったが予定通りに彼もオワコン化)、
個人的に言えば、10年かかると予測していた方向に「1年ちょいで」到達しようとしている。

いやはや、喜ばしいことだが想定外に、あたかもスケジュールが決まっているように進行中だ。
話は冒頭に戻るけれど、こういう類似した事項が同時進行する場合、何らかの共通性なり関連性がある筈だ。そこであれこれ考えてみると、
「進次郎選対、日本保守党」共通してるのは情弱な地上波系高齢者だ、←実は現在この表現もおかしくて(ネット情報に触れる高齢者が激増中であるため)、「情弱な地上波系高齢者という幻想が終わっているのかもしれない」。
※何の調査だったか忘れたが、携帯キャリアが「スマホ強制改悪」するなかで、(高齢者に対するデジタルハラスメントでもあるんだが)無理でもなんでも高齢者もスマホというタブレットPCユーザになった。その全てではないが、あんだかんだとSNSぐらいなら目に留まる環境になっている(家族がアカウントを”おせっかい作成”したりするからね)。

「いやいや日本保守党の支持者は高齢者でもネット世論だろ?」←確かに、
そうなんだけど、同時そこには「デジタル高齢者第一世代」のようなカテゴリが存在しているんじゃないかと思うんだよね。そんな第一世代も流石に経験を経てちょっとしたネット世論レベルに変化しつつあるのでは無いか(日本保守党員離脱者の姿はそんな風に見える)。
●マスメディアの凋落と並行して、デジタル高齢者第一世代のキャリアアップが進む世相が、「進次郎選対の不祥事と日本保守党の崩壊がどこかでシンクロしてるかのような様子」を見せているのかもしれない。

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posted by kagewari at 17:45 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月01日

欧州がもうギリギリ

フランスのマクロンがルペンの選挙妨害してみたり(大統領選出馬資格でなんかやってましたよね)、英国は次の選挙で大変なことなりそうですが、ドイツも保守派と期待されたなんとやらがダメダメで、afdがより躍進しそうですがこちらも法的に妨害されるでしょう(その端緒はルーマニアだったりモルドバでも起きてます)。
「何が何でもロシアと戦争したいのか」って狂気の沙汰ですよ。

御存知のように「ウクライナ紛争」はとっくの昔に終わっており、現在どういう形で降伏するのかできもしない条件闘争やっているような状態ですが、ウクライナは偽旗作戦で欧州各国を戦争に巻き込もうと必死な状態で、ポーランドあたりは冷ややかだと思いますが(だいぶ事情がわかってる)、国民に指示すらされていないマクロンやメルツが何をやらかすのかわからない。
現在ゼレンスキーは米国に(というかNATOがせっついてるんだけど)NATO保有のトマホークをウクライナに送ろうとしている。
勿論その意図は、戦地で使用するのでは無く「モスクワ攻撃するぞ」のブラフであり(民間人を狙った”ほぼテロ攻撃”のこと)、終わってる「ウクライナ紛争」の戦局には何ら関係の無い攻撃だ。

ロシアとしては口ぽっかんで(バカなのかと)
仮に米国がこれを許可しても民間地域への攻撃は許可しないとか、なんかそういう条件でもつけるんだろうと思う。
※軍事に詳しい人は御存知だと思うけれど、既にトマホークは古い兵器で迎撃される可能性も高い(低空飛ぶことでレーダーに捕捉されにくい特徴は健在だと思うけど)、現代で使用する場合「飽和攻撃なら効果あるかも」ってミサイルです。自衛隊も導入予定だが、この使用法もたぶん飽和攻撃の囮とかだと思われる。

なんだかF16があればゲームチェンジャーになるとか言ってたあの頃とイメージ被るんだが、最近のウクライナの大本営発表は著しく現実離れしたデマに限りなく近づいており、何か雰囲気を覆す目玉になるようなネタが必要だったんだろうけど、そんな事に手を出すと「核弾頭外した戦術核ミサイル」を脅して撃ち返されるだけだと思うんだけどね。
いずれにしても、(ウクライナの敗戦処理を巡って)欧州で核戦争が起きる確率は真面目に上昇している。
米国トランプは「半分呆れて欧州の事など知らん顔状態」なんだが、
いやいやもっと危機感持ってくれないと欧州はマジでヤバいよ今。



posted by kagewari at 16:27 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月30日

俗に言う”自分の世界”とリアリズム

自分の脳で認識できる現実しか手段が無いんだからさ、
リアリズムもまた主観であるってのは「あったりまえ」の話で、昔ソクラテス先生あたりが提唱した「常識を疑え」ってのは、この能力をなるべく解放しようぜって意味なんだろうと思うけれど、所詮言語化するプロセスや映像的なイメージなどで掌握される現実ってものが、最終的に偏向していないワケが無い(ましてや子供のそれがトンデモなのも説明する必要も無いだろう「サンタクロースや戦隊モノを本気で信じてるんだぜ」一歩間違えば狂気の沙汰だ)。
そ こ で
偏向してることが”確実なのだから”
「とにかく何か間違えてるぞ」と各々の修正パッチみたいな引き出しをもって、「なるべくそれがリアリズムに近いであろう認識とすることに”努める”」ってのが全てであり(ジャーナリストのそれはそのまんまだよね)、「ナントカに決まっている」などというのはその対極にあると言っていい。
 ↑
それが信念の場合なら「断ずる」まではOKだろうし、「そうだと言い切る」のもアリだろう
がしかし、その条件は「それは本音ですか?(早口で)」が担保されていることになる。
強迫的な要素があるにしても、これが強迫傾向であることを(仕方が無いと)自覚していなければ、妄想でしかない(根拠に対する自覚が無いのだから責任の取りようがない)。

<<<<そんなことを前提にした上で>>>>

自分の脳で認識できる現実しか手段が無いんだからさ、
リアリズムもまた主観であるってのは「あったりまえ」の話で、それが少々荒唐無稽だろうと、場合によっては嘘みたいな話でも、「俺にはこれだけの根拠があるんじゃ」と正々堂々語ることができれば、それは所詮”自分の世界”みたいなものでも、そこにリアリズムが宿る。
 ↑
『実存主義』哲学の言うところの実存ってのはそういうことだろうと思うよ。
”そこに確かに在る(existence、或いはreal existenceのが逆に嘘っぽくてそちらかも)”
「少なくともあなたにとっては」

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タグ:強迫心理
posted by kagewari at 07:32 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月29日

日本保守党の話では無いが、保守系論壇などの現状

大事なことは「保守系論者は飯が食えない」という現実だ
(世の中「武士は食わねど」などというミニマリストは現代若者に少数いるぐらいでしょ)
食うために、ちょっと怪しい宗教団体の講演も喜んで受け、目立つような保守仕草で希少な経済界の保守系経営者に訴えかけてみたり、塾だかサロンだか意図のよくわからない課金モデルに挑戦したり、涙ぐましい努力を続けている(投資顧問業が実は本業なんて場合もある)。
※欧米の場合には保守系に『キリスト教』がくっついてくるので、少額でも寄附を集めたり講演会ができたりする余地もあると思うけれど、そういうのは日本の保守派環境に無いからね。

言うならばそんな涙ぐましい努力(手段)こそが保守論壇の生き様みたいなことになってる事が多く(ビジネス保守の皆さんはスポンサーの付きやすいSDGs食いついたりソーラー利権だったりするでしょ)、いやいやちょっと待ってくれ、そんな調子で自慢の保守系政治論が民主主義社会の中で有意な意見として存在感を示すのかと言えば、どちらか言えば「保守系のシノギも大変ですね」と情けをかけられる状況にあると言っても間違いでは無いだろう、、。
別にさ、表現(専ら書く事だと思うけれど)面白ければその段階で誰かにリーチしているもので、食うか食えないのかなど本旨では無いんだけどさ(情報化社会の中で”無料”=常識であり、”無料”=無価値ではないからね《無料であることが公共性優先なんだねと好感されることだってある》)、
●過去記事で批判した”男のマチズモ”がそうさせるのか、
●変なプライド持ってる人が多いというか、
実際さ、保守なんだから(=その考えは継承されていたり歴史だったりとか)自分の考えってなオリジナリティーをアピールしずらいじゃん。←これはさ(歴史なんてのがその典型だが)”無料であることの公共性ジャンル”そのものでしょ。

なてかな〜、人物評で言えば保守系なんてのは「面白い尖ったところはないけれど、あの人は感じのいい人だね」みたいなものじゃないと、その政治思想と矛盾する。
時に「そんなものは保守じゃない!」とか激怒する保守系関係者がいるけれど、=その段階でアウツなんだよね(そこで怒ってるアンタは何者なんだよと《保守政治が自己アッピールのツールになっていたらおかしいでしょ》)。
■先日米国の若い保守系活動家が銃撃により暗殺されたけれど、彼が名を売ったのは「ガチ左翼の大学などに頻繁に講演活動をやって、左翼学生の質問を次から次と論駁する”曲芸”」だったんだよね。確かにこれはエンタメというか、保守の存在感をアピールできる。
昔、脳科学者の養老氏が「バカの壁」とかの書籍でベストセラーになったけど、類似の手法かな。

左翼な学生たちなどに「それって、君君言うほど大事なことか、そもそもそれは本当に君の本音なのかね(誰から聞いた話?)」
最初からインチキのダメダメだとわかりきってる相手を論駁することは容易なことだから、左翼の論理に詳しければ(やっぱり食い扶持は左翼絡みなのか)、存在感を示すことはできる。
※かといって、そういう活動(思えばキリスト教社会だから伝導みたいなつもりだったのだろう)立派な事だと思うけれど、保守の本質かと言えばやっぱ少し違うと思う。

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posted by kagewari at 02:41 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月28日

『移民』というテーマに難しいことは何も無い

好意的に異国に行こうと思っている人物なら、予め言語を学び、慣習を知っている筈だ。
(最初から全く言葉も知らず、慣習の知識の無い人は観光客として訪日することもないだろう《横暴な観光客というのはそもそも観光客ですら無い》)
だから、帰化のプロセスはそれに準じている。

「最初から全く言葉も知らず、慣習の知識の無い人を異国に労働者として引っ張ってくることは、奴隷以外の何物でもない」

■本来さ、現代欧州で起きているような移民問題は言葉としておかしいんだわ
「現代先進国が、新たな植民地主義や奴隷労働をやらかして(これをグリーバリズムと呼ぶ)、自国が大変なことになってる(自国を帝国主義時代の植民地みたいにしてしまった)」
つまるところ、実は赤字だった帝国主義時代の植民地主義が忘れられずに、現代版植民地主義とばかりに無理筋通したら、自国が植民地みたいなことになったというお話。

自由やら多様性というのであれば、
(少なくとも相手国の言語や慣習を知らない人が好きでどこぞの国に行こうとかあり得ない《少なくとも留学生や観光客として好感伴った体験なりがベースになけりゃあり得ない話だ》)
それが自由意識であることを担保するバックグラウンドが無けりゃ論理矛盾でしょ。
まさか、「相手国に自国の言語や慣習を普及し国対を改造するのが自由意志です」とかなったら、あーたそのまんま侵略行為じゃん(笑

<よくある勘違いが経済格差ってものだろうけど>

本来(誰かが手引きしなけりゃ)渡航できないだろ(昔の日本では普通にそんな話が語られていたぞ《だから憧れの海外旅行なんて言語もあった》)、
米国においては、ブローカーが多額の金を貸し付けて半ば人身売買まがいの手法で侵入させているワケだが、これはガチで違法だ。
同時に先進国は(将来の期待すべき市場として)友好国の経済発展を支援するのが(植民地主義を反省した)本来の行動原理であって、奴隷労働の草刈り場にすることではないだろ。

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posted by kagewari at 15:43 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月27日

数字の心理的マジック(統計の読み方でもあると思う)

プロ野球あるあるなんだけども
打者の数字が2割5分か2割8分かってヒットの数にすると10本とか四球が5個とかそんぐらいの違いでしかなかったと記憶してる(微妙なラインにいる選手の平均打席数がどうなのかかまで知らないが)。同時に3割バッターや首位打者狙う選手からよく聞くのも「打ててない時にも1試合で四球をひとつ選んでおくかが非常に大事」などなど、
同時に打率はよくても「この選手は関係無いところでよく打ってる」なんて話をよく聞くようになり
『得点圏打率』って指標が登場し(メジャーでは当初打点重視だった)、
現代ではOPS打率(長打率と出塁率)が重視されるようになった。

随分昔になるけれど、MLBのクリンナップに「ホームランは多いが打率が2割5分以下の選手がゴロゴロいた時代」があって、当時日本のプロ野球ファンは「メジャーはホームラン偏重だ」なんて言ったものだ。
このネタバレはメジャーがOPSを重視していたからであり、当時の日本の常識「クリンナップを打つ選手は常識的に2割5分以上」というものに殊更の意味が無かった事を意味している。
(前段の話に出ているように、勝敗に関係の無いところで打つ一打や四球などが意外と数字をよく見せる秘訣だからだ。)

何にも増して、数字のいい有力選手はチャンスで凡打しても「惜しい」と言われるのに対して、数字がしょぼい1軍半の選手が凡打すると「やっぱりか、こんな低打率の選手を使うな」と言われることが大半である。
※なんとその違いは勝敗に関係の無いシングルヒットや四球かも知れないのに
■冷静に言えば、2割7分のレギュラー打者と2割5分以下の1軍半選手がいる場合、勝敗に影響する場面での期待値は5試合に1回や10試合に1回程度の差でしかなく、むしろ3本ヒットを打っても点にならないことがある。
現代のOPS志向(ざっくり言えば長打率重視)ってのは、そんな打率の数字の見栄えとよくある印象で選手を評価するのでは無く、合理的な起用を促そうってリアリズムでもある。
(選手達の取り組み方にも好影響がある《数字の見栄えにこだわるあまり打撃が小さくなってしまうなど》←極端に言えば、若手が全員シングルヒット狙いの打撃を始めたら終わりだからだ《事実その傾向が昔の日本プロ野球には存在した=気が付けばクリンナップを外国人選手に頼る姿が常識に》)
■これはですね、普通に仕事されてるサラリーマンのみなさんに言える話なんだわ
確かに営業マンとかの数字には極端な差が出たりするけれど
(本来はこれもおかしな話で、打ってる商品やサービスが同じなのに《販売する商品の問題が問われる以前に》「口八丁の営業センスでこの人なら売れる」って、、能力的にそれは詐欺みたいな、、、この辺にしておこうか。)
「人事や総務に明らかな生産性の数字なんかありますか?(或いは管理職に)」
 ↑↓
皮肉なことに、大学新卒就職活動でよく言われる
「いい会社に入れるか入れないかが勝負で、就職に成功さえすれば勝った同然」
こういう認識は随分批判もされるけど、【ある意味において真実】
 ↓
国のGDPにも似てる話なんだが、
「その会社が現在の経済状況で”回る”ビジネスモデルを保有しており、企業として生きている(循環に成功している)」←ここが最大のキモで(でなけりゃよりデカイビジネスである「M&A」がこれほど重視されるワケ無いでしょ)、なんかその企業の中の1社員が誰で、いかほどの働きをしたなんてことには「ほとんど意味が無い」のだよ。←プロ野球球団で言えば、裏方の1職員が何をした程度の意味でしかない。

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posted by kagewari at 17:47 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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