音楽の趣味で説明しましょう(経済モデルなので理解するのは簡単です)
■「『共同幻想』適応系、同調圧力による合意形成による不特定多数の群れ」の場合
ジャニーズやKポップやらAKBっていいよね?→「だよねそうだよね」
俗に言う”流行モデル”
(音楽的にどこがいいとか、何がいいとかわかっているものは無く、音楽的知見も特になく、彼らの音楽の背景《元ネタがバカラック系モータウンであるとか、現代欧州のEDMユーロビートやら、あり得ない転調を繰り返すJポップであるなど》←この辺の知見が皆無で《ルーツを辿ろうと欧米楽曲やJポップを経由して欧米パンクやフォークに趣向が向くことも無い》)
自家用車などでガンガンかけることもあるが、実際の楽曲視聴頻度は低い(ヘビーローテーションほど聴いていない《理解も浅くつまらないからだ》)
半面、芸能人のアイドルとしての意味は《性のインセンティブの点で》強く、楽曲内容に相当乃至それ以上の関心となる(新譜のプロデューサーの話では無く、芸能人の色恋沙汰のが価値が高い)。
仲間関係の誰が誰に似ているだの、音楽と全く無関係な社会階層・階級的インセンティブなどにも関心が高い。
※勿論コアなアイドルマニアも存在し”推しナントカ”など育てる系の関りがあるのも事実だが、これは音楽の経済効用って話から外れ、プロ野球などスポーツと同等のファン心理になるのでここでは例外とする。
■「個性化個人の特定音楽に対する趣味性」
人によってはミニマル系、人によってはハードロック系(米国系ならカントリーの影響がある)、人によってはメタル系、人によっては各国民族音楽系(民謡を含む)、人によってはクラシック系(オーケストラやオペラ)、人によってはクラシックソロコンサート系、人によってはJAZZ系(ビックバンドハードバップ)、人によてはJAZZ系(小編成モダンJAZZ)、人によっては英国ロック系(R&Bの影響強い)、人によってはジミヘン的ブラックロック系、人によってはカルロスサンタナなどラティーノ系ロック、人によってはフラメンコギター系、人によってはモータウン(バカラック系)、人によってはソウルR&B系(その派生のラップやDJには各論あり)、、、、、無限
「やっぱピアノはジャレットだよ」→「へーそうなんだ、お前さJAZZとか聴くの」
「限った話じゃないけれど、まあな」→「一度反田恭平のラフマニノフ聴いてみな」
「何それ凄いの?」「凄いんだよ」
↑
不特定多数の集団や、群対としての仲間は”決して”形成されませんが、
「話のネタとして交差するとこのある(双方各人の趣味性関心度がやたら高い分)深い話のできる信頼感が確認される」
(誰々とは突っ込んだ音楽の話ができる《勿論冒頭の人達は論外→「話にならないし、アイドルの名前も知らない」》)
場合によれば好きな音楽は朝から晩までヘビーローテーションであり(食事を抜くこともある【ココ重要】:昔から”寝食を忘れ”って言葉があるじゃんよ)、「そもそも自分の寿命から、自分の人生で視聴可能な音楽体験が限られる」ことはかなり深刻なテーマで(”友達もどきとカラオケ行ってる暇はない”)、”何を聴いて何を感じるのか”の広義展開を通じて自分は何者なのかを(その思考実験の中で)知ろうとする。
この”快感代謝”量は(実存級なので)『共同幻想』適応前者の100倍に達し、
”性のインセンティブは何も盛れずにワイルド時代の動物ミニマムへ級に還元”
社会的地位などに全く関心が無い(フリーエコノミー、サブスクなどで音楽が無限に無料で聴けることになって以降は所得への関心も失った)。
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2023年03月22日
2023年03月16日
ごくごく単純な『共同幻想』崩壊論
「『共同幻想』社会適応」と書いて「ハ ラ ス メ ン ト」と読みます
そのこころは、”人権がありません”
(個人として実存することが不可能な”システム”ですから)
至極単純に言えば、”同調圧力で適応同化を求める行為は”=ガチの人権侵害ですので、『共同幻想』社会適応とは「人権侵害を前提にした、人権侵害を行うための組織」になります。
●勿論狙いは「生き残るため」です
(食うにもやっとの近代以前は当たり前の話《人権?オマエらまず命があってナンボだろ》)
端的に言えば『共同幻想』の理念は
「人権だか何だか知らないけど、生命がなけりゃどうにもならんだろ」←という古代から近代に至る生きるか死ぬかの時代における経験的集合知であり(時々”羊飼いを名乗る”みたいな人も登場しつつですが)、産業革命と経済成長により先進国となった時に『共同幻想』社会という戦いは勝利に終わり、役割を終えているんです。
↓
ブラック企業などとして語られる”名残”(『共同幻想』崩れ)、
その印象として典型的なものは、
「オマイらは一体何と戦ってるんですか?」←となるんですよ(意味わからないからって)
(※その更に典型は「暴走族の対立」←これはどういうコメディドラマなのかって、、、)
■都度説明してきた「共有・共同人格、構成員は同一人物化が原則」
これまた頻繁に引き合いに出される映画『フルメタルジャケット』
軍隊では、(鬼軍曹の軍事教練において)襟の角度やボタンの留め方、公式行事制服の場合はピンとプレスの効いた洋服まで、完璧な統一(均一、同一)が求められます。
「全員、寸分たがわず(同一人物)海兵たれ!」
↑
そんでまた、この方式を学校制度に導入したものだから、
(やるにしても絶対近代までにしなくちゃいけなかったものを)
トンデモナイことになるワケです、
(欧米のエリート私立校は全寮制など《実際ウエストポイントなどの士官学校系列の場合もある》、全員が誇りあるエリート校の同一人物になることを求めることでエリートなのです。)
↓
そもそも人類ヒト科が個体差において同一な筈ありませんし、
素朴に考えると「できるわけがない」と思いますよね。
↑
ところが違うんダナーこれが、、、
どういうことかって→「規格に揃えらないものは捨ててしまえばいいからです」
(そんな事して何人残るの?って思うでしょ、しかしね寿命が30代40代なんて時代にそんな着想こそバカらしかったのさ「放っておいても簡単に人が死んじまう時代ですから」、殺害して排除するのと、自然死するのとたいして確率上の違いの無い時代なワケですよ)
●みなさん「腐ったリンゴ」の話は有名なので御存知だと思いますが
(『共同幻想』社会の格言)
もういっこ、平成以降の世代は知らないかもしれない格言があります。
これ実はフィクションなんですけどねww
「ライオンは子供を谷底に突き落とし、這い上がってきたものだけを育てる」
(それをギリシャ時代のスパルタが教訓にしたとかそんな話だったかな)
↑
”そんなライオンいないから”(悪いけど)
→続きを読む
そのこころは、”人権がありません”
(個人として実存することが不可能な”システム”ですから)
至極単純に言えば、”同調圧力で適応同化を求める行為は”=ガチの人権侵害ですので、『共同幻想』社会適応とは「人権侵害を前提にした、人権侵害を行うための組織」になります。
●勿論狙いは「生き残るため」です
(食うにもやっとの近代以前は当たり前の話《人権?オマエらまず命があってナンボだろ》)
端的に言えば『共同幻想』の理念は
「人権だか何だか知らないけど、生命がなけりゃどうにもならんだろ」←という古代から近代に至る生きるか死ぬかの時代における経験的集合知であり(時々”羊飼いを名乗る”みたいな人も登場しつつですが)、産業革命と経済成長により先進国となった時に『共同幻想』社会という戦いは勝利に終わり、役割を終えているんです。
↓
ブラック企業などとして語られる”名残”(『共同幻想』崩れ)、
その印象として典型的なものは、
「オマイらは一体何と戦ってるんですか?」←となるんですよ(意味わからないからって)
(※その更に典型は「暴走族の対立」←これはどういうコメディドラマなのかって、、、)
■都度説明してきた「共有・共同人格、構成員は同一人物化が原則」
これまた頻繁に引き合いに出される映画『フルメタルジャケット』
軍隊では、(鬼軍曹の軍事教練において)襟の角度やボタンの留め方、公式行事制服の場合はピンとプレスの効いた洋服まで、完璧な統一(均一、同一)が求められます。
「全員、寸分たがわず(同一人物)海兵たれ!」
↑
そんでまた、この方式を学校制度に導入したものだから、
(やるにしても絶対近代までにしなくちゃいけなかったものを)
トンデモナイことになるワケです、
(欧米のエリート私立校は全寮制など《実際ウエストポイントなどの士官学校系列の場合もある》、全員が誇りあるエリート校の同一人物になることを求めることでエリートなのです。)
↓
そもそも人類ヒト科が個体差において同一な筈ありませんし、
素朴に考えると「できるわけがない」と思いますよね。
↑
ところが違うんダナーこれが、、、
どういうことかって→「規格に揃えらないものは捨ててしまえばいいからです」
(そんな事して何人残るの?って思うでしょ、しかしね寿命が30代40代なんて時代にそんな着想こそバカらしかったのさ「放っておいても簡単に人が死んじまう時代ですから」、殺害して排除するのと、自然死するのとたいして確率上の違いの無い時代なワケですよ)
●みなさん「腐ったリンゴ」の話は有名なので御存知だと思いますが
(『共同幻想』社会の格言)
もういっこ、平成以降の世代は知らないかもしれない格言があります。
これ実はフィクションなんですけどねww
「ライオンは子供を谷底に突き落とし、這い上がってきたものだけを育てる」
(それをギリシャ時代のスパルタが教訓にしたとかそんな話だったかな)
↑
”そんなライオンいないから”(悪いけど)
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タグ:『共同幻想』
2023年03月13日
現代社会に拡大する「強迫心理」系トラブルと『共同幻想』崩壊が及ぼした影響の図式 (勿論、この話は推論だからそこよーく理解した上で読んでください)
これも三段論法みたいな話なんだが、まず論議の前提となる心理学からの見解を述べてみたい(まさか俺が学会を代表するワケ無いのだからフロイト岸田心理学的に「臨床系の言うナントカ障害」なる症例はどういう分析にになるのかって話です)。
《臨床系に喧嘩を売ってるのでは無くて、素朴にどういう見解になるのかだけの話だからね》
1)所謂主として米国からの臨床心理学は「フロイト心理学をどうしても理解できない《適応脳自己防衛ブロックが出るとどうしてもそこから先を理解できない》」コンプレックスから発案されたものだと考えている(彼らが自我構造心理学を理解できないので→「脳の障害ガー」に転じた)。
※そもそも米臨床心理学創成期に彼らがどんな研究していたのかって、CIAの洗脳実験『MKウルトラ計画』への協力とか(しかも学会会長が密かに協力していた)→そして大失敗、下手すると飛んだオカルト集団であったことを留め置いていただきたい。
2)臨床系のエビデンスは(妙にサンプル数が少なかったり)医師の見立てと、その後大人になってからの本人の申告と大きく矛盾するなど(医師の見立ての的中率が良くて5割程度だったり)、根本的にこの症例を医学的に説明できているものでは無い(現代の論文でも「そこはわかりません」「原因は不明です」「複合的要因です」のオンパレードで=「わかりもしないまま暫定的に説明している」という意味である)。
遺伝子研究に至っては(当初有力だったものが昨今研究で否定されたり)、関係する因子が人口の5%に保有されていると言ってみたり(現代では1割前後の『単独者』だが、ついこないだまで5%ぐらいだったでしょうよ、その母数を持って既に”病例”と認識する事自体オカシクないか?)、その根拠だと世論調査の患者数と全く合わない(逆説的に言えばその遺伝子関連は一要素かもしれないが決定的では無いと自ら断言しているのと同じ)。
※最新の研究では関連遺伝子最大400だとかいやランダムだなど謎の説が登場しており(いやいやそれ遺伝では説明できないって自白しているのと同じだと思うぞ《数学得意な人なら論旨の矛盾を数式で証明できる筈》)、
↑
所謂タバコ禁煙学会や、環境Co2問題におけるエビデンスの怪しさと「殆ど同レベル」である
3)臨床系が「ナントカ障害」などの判定に使用している自覚症状などを見ていくと、
ロジカルより視覚情報に過敏だとか(或いは視覚情報《イメージ記憶》とのレスポンスなど)、生物学的な人類ヒト科の個体差範囲に収まる話が多数で(言語より図形のがわかるとか)、
仮に現代が原始時代と同じ暮らしをしていた場合、「ハンターとして」「集落の警備監視業務として」ならむしろ有能であるケースも多くなってくる。
※決定打は、学会論文でも厚生省の説明でも「その特徴が高い才能として発現することがあります」と説明されていることだ(なんだよそれって「障害なの才能なのどっちなの」)。
↑
加えていくつかの医院のHPで確認しているが、「治療法」などと説明されれているものの多くは(やたらと脳の機能障害だと言うなら彼らの所属なら「投薬手術」になる筈だが)「いきなり投薬は懐疑的であり、特に大事なのは心理カウンセラーなどの、、、」←へ、何これ?(脳の機能障害どこ行った?)
↑
心理学としては診療の話を聞いた上で→「それは自我構造に由来する事象ですね」例えば「強迫心理」だとか(あなた達はそこの学説理解できないのでワカラナイってことね)、
→続きを読む
《臨床系に喧嘩を売ってるのでは無くて、素朴にどういう見解になるのかだけの話だからね》
1)所謂主として米国からの臨床心理学は「フロイト心理学をどうしても理解できない《適応脳自己防衛ブロックが出るとどうしてもそこから先を理解できない》」コンプレックスから発案されたものだと考えている(彼らが自我構造心理学を理解できないので→「脳の障害ガー」に転じた)。
※そもそも米臨床心理学創成期に彼らがどんな研究していたのかって、CIAの洗脳実験『MKウルトラ計画』への協力とか(しかも学会会長が密かに協力していた)→そして大失敗、下手すると飛んだオカルト集団であったことを留め置いていただきたい。
2)臨床系のエビデンスは(妙にサンプル数が少なかったり)医師の見立てと、その後大人になってからの本人の申告と大きく矛盾するなど(医師の見立ての的中率が良くて5割程度だったり)、根本的にこの症例を医学的に説明できているものでは無い(現代の論文でも「そこはわかりません」「原因は不明です」「複合的要因です」のオンパレードで=「わかりもしないまま暫定的に説明している」という意味である)。
遺伝子研究に至っては(当初有力だったものが昨今研究で否定されたり)、関係する因子が人口の5%に保有されていると言ってみたり(現代では1割前後の『単独者』だが、ついこないだまで5%ぐらいだったでしょうよ、その母数を持って既に”病例”と認識する事自体オカシクないか?)、その根拠だと世論調査の患者数と全く合わない(逆説的に言えばその遺伝子関連は一要素かもしれないが決定的では無いと自ら断言しているのと同じ)。
※最新の研究では関連遺伝子最大400だとかいやランダムだなど謎の説が登場しており(いやいやそれ遺伝では説明できないって自白しているのと同じだと思うぞ《数学得意な人なら論旨の矛盾を数式で証明できる筈》)、
↑
所謂タバコ禁煙学会や、環境Co2問題におけるエビデンスの怪しさと「殆ど同レベル」である
3)臨床系が「ナントカ障害」などの判定に使用している自覚症状などを見ていくと、
ロジカルより視覚情報に過敏だとか(或いは視覚情報《イメージ記憶》とのレスポンスなど)、生物学的な人類ヒト科の個体差範囲に収まる話が多数で(言語より図形のがわかるとか)、
仮に現代が原始時代と同じ暮らしをしていた場合、「ハンターとして」「集落の警備監視業務として」ならむしろ有能であるケースも多くなってくる。
※決定打は、学会論文でも厚生省の説明でも「その特徴が高い才能として発現することがあります」と説明されていることだ(なんだよそれって「障害なの才能なのどっちなの」)。
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加えていくつかの医院のHPで確認しているが、「治療法」などと説明されれているものの多くは(やたらと脳の機能障害だと言うなら彼らの所属なら「投薬手術」になる筈だが)「いきなり投薬は懐疑的であり、特に大事なのは心理カウンセラーなどの、、、」←へ、何これ?(脳の機能障害どこ行った?)
↑
心理学としては診療の話を聞いた上で→「それは自我構造に由来する事象ですね」例えば「強迫心理」だとか(あなた達はそこの学説理解できないのでワカラナイってことね)、
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2023年02月16日
面白い着想なので、「不動産で見る『共同幻想』の崩壊」(3)
【いつものことですが、過激な表見極端な暴言など(或いは副業の行く末が怪しくなる表現まで)話をわかりやすくするため意図的に使用されておりますが”ブラックジョーク”の範囲とご理解ください】
↑
※といってもこの話(後にも先にもこの1回だけと思われる「不動産ブログ業界関係で新宿近郊某区の商工会か何かの集まり」で講演やったことがある)大人数の前で《内容の半分ぐらいかな》話したことありますが《商工会なので参加者は主として中小企業や自営業者さんだったと思いますが》、「会場大ウケだった」ということも付記しておきます。
■『共同幻想』崩壊、これをただ放置すれば(=”家幻想”の崩壊ですから)一族の歴史というものも断絶します。先代から店舗営業権を相続してきた自営業者などには(引き継いできた農地がグズグズに不動産開発転用からの売却などモザイク状に消失していく様などを重ね)後継者問題含めて忸怩たる思いと言うか洒落では済まされないものもあったのでは無いでしょうか。これが『単独者』社会の到来とともに”再選択者”という確信犯的理解者を獲得する事になるので(”幻想では無く”文化伝統とは何かを考える主体的後継選択者)どこかのターンで有意なものほど残り続けることになりますが、『単独者』社会の到来は「明日はどっちだ」並みにまだいつの話しなのかわからんのです。
※しかもその総体である”郷土”を守るため、欧米列強帝国主義時代に先祖たちが命を賭して守ろうとしたものが戦後この有様であると(演出は米軍GHQ)。「”恋愛幻想”で恋人ガー」←これが『共同幻想』本来の趣旨であったと言えますか?前回書きましたが近代においては多数の人権侵害や女性差別史観をやってでも継承しようとした”何か”だったものがガタガタと崩れた。←文明化と世俗化は世界の普遍的法則ですけどね。→で、ぐるっと回って崩壊後に”再選択者”が(歴史家のように)これをサルベージして有意なものは復興されていくんだけど(勿論名の通りの『単独者』達は自由に《伝統継承では無く》独自に個性化していく)。
<話は戻って>
事はそれだけに終わりません「現代の離婚率概算40%」が待ってます
↑
●その前に、女性差別史観批判、60年代女性解放運動からのキャリアウーマン時代に遡りましょうか。(勿論この時代も過渡期の現象です)
この話になる前に、もう一段昭和の愛人時代に遡ることになります。
「パパさんなる人物が、愛人のホステスにマンションを買ってあげた」←これが結婚は無理だがそれに準する関係の証明みたいな事になってましたね。
(このストーリーの暗示は、離婚時などに「《協議離婚なので慰謝料とかそういう話は無いが》マンションの権利は君がもっていきなさい《ご苦労様という感謝の印だ》」などの想定逆読みです)
↓
この事から、何故か(現代では考えられないことですがキャリアウーマン創成期は、結婚を諦めて社会的地位をってイメージでした《育児休暇など即解雇の時代》)結婚を諦めたキャリアウーマンが1LDKマンションを購入すると「結婚した友人とタイマンだ」ということになりまして(ちょっと意味わからない人いるかもですがそういうイメージだったんですよ)、
↓
●だってそもそも『共同幻想』事の始まりは一族の資産を相続する長男の結婚だけが正規の結婚であり、次男以降や女児は長男の奴隷から縁談の商品やら場合によれば女衒に売られたりやで丁稚奉公など、婚姻しても一族と関係の無い非正規なって言ったら失礼ですが(長男夫婦に子供が生まれない時には子供まで取られちゃったり)、『一族資産の相続人となることが正規の結婚』だったのですから、→「結婚と言えば資産」→「結婚したら夫は5千万のローンを組んで分譲マンションを購入しなければならない《それが適応者オンザレールだ》」みたいな幻想に派生しちゃいます。
あれれ、おかしいですよね
バブルが発生する宮沢政権前は「サラリーマン男の夢、一国一城の主」として戸建てマイホームを購入することだった筈なのに(だものだから当時は凄く遠方に家を建てる結果長時間通勤苦が話題になっていた)、俺の夢どころか夫家の義務みたいな話に(しかも区分所有の分譲がいんですって)。
しかも将来の大規模修繕時の工事をどういう方式にしたらいいのか、そのコストもまだ誰にもわかっていないアホみたいなタワーマンションのがいんですって、、
(土地の持ち分《=資産における不動産率》は切手一枚とかなのに)
●何かしら誰かのビジネスモデルにそのまま乗っかってませんか?
→続きを読む
↑
※といってもこの話(後にも先にもこの1回だけと思われる「不動産ブログ業界関係で新宿近郊某区の商工会か何かの集まり」で講演やったことがある)大人数の前で《内容の半分ぐらいかな》話したことありますが《商工会なので参加者は主として中小企業や自営業者さんだったと思いますが》、「会場大ウケだった」ということも付記しておきます。
■『共同幻想』崩壊、これをただ放置すれば(=”家幻想”の崩壊ですから)一族の歴史というものも断絶します。先代から店舗営業権を相続してきた自営業者などには(引き継いできた農地がグズグズに不動産開発転用からの売却などモザイク状に消失していく様などを重ね)後継者問題含めて忸怩たる思いと言うか洒落では済まされないものもあったのでは無いでしょうか。これが『単独者』社会の到来とともに”再選択者”という確信犯的理解者を獲得する事になるので(”幻想では無く”文化伝統とは何かを考える主体的後継選択者)どこかのターンで有意なものほど残り続けることになりますが、『単独者』社会の到来は「明日はどっちだ」並みにまだいつの話しなのかわからんのです。
※しかもその総体である”郷土”を守るため、欧米列強帝国主義時代に先祖たちが命を賭して守ろうとしたものが戦後この有様であると(演出は米軍GHQ)。「”恋愛幻想”で恋人ガー」←これが『共同幻想』本来の趣旨であったと言えますか?前回書きましたが近代においては多数の人権侵害や女性差別史観をやってでも継承しようとした”何か”だったものがガタガタと崩れた。←文明化と世俗化は世界の普遍的法則ですけどね。→で、ぐるっと回って崩壊後に”再選択者”が(歴史家のように)これをサルベージして有意なものは復興されていくんだけど(勿論名の通りの『単独者』達は自由に《伝統継承では無く》独自に個性化していく)。
<話は戻って>
事はそれだけに終わりません「現代の離婚率概算40%」が待ってます
↑
●その前に、女性差別史観批判、60年代女性解放運動からのキャリアウーマン時代に遡りましょうか。(勿論この時代も過渡期の現象です)
この話になる前に、もう一段昭和の愛人時代に遡ることになります。
「パパさんなる人物が、愛人のホステスにマンションを買ってあげた」←これが結婚は無理だがそれに準する関係の証明みたいな事になってましたね。
(このストーリーの暗示は、離婚時などに「《協議離婚なので慰謝料とかそういう話は無いが》マンションの権利は君がもっていきなさい《ご苦労様という感謝の印だ》」などの想定逆読みです)
↓
この事から、何故か(現代では考えられないことですがキャリアウーマン創成期は、結婚を諦めて社会的地位をってイメージでした《育児休暇など即解雇の時代》)結婚を諦めたキャリアウーマンが1LDKマンションを購入すると「結婚した友人とタイマンだ」ということになりまして(ちょっと意味わからない人いるかもですがそういうイメージだったんですよ)、
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●だってそもそも『共同幻想』事の始まりは一族の資産を相続する長男の結婚だけが正規の結婚であり、次男以降や女児は長男の奴隷から縁談の商品やら場合によれば女衒に売られたりやで丁稚奉公など、婚姻しても一族と関係の無い非正規なって言ったら失礼ですが(長男夫婦に子供が生まれない時には子供まで取られちゃったり)、『一族資産の相続人となることが正規の結婚』だったのですから、→「結婚と言えば資産」→「結婚したら夫は5千万のローンを組んで分譲マンションを購入しなければならない《それが適応者オンザレールだ》」みたいな幻想に派生しちゃいます。
あれれ、おかしいですよね
バブルが発生する宮沢政権前は「サラリーマン男の夢、一国一城の主」として戸建てマイホームを購入することだった筈なのに(だものだから当時は凄く遠方に家を建てる結果長時間通勤苦が話題になっていた)、俺の夢どころか夫家の義務みたいな話に(しかも区分所有の分譲がいんですって)。
しかも将来の大規模修繕時の工事をどういう方式にしたらいいのか、そのコストもまだ誰にもわかっていないアホみたいなタワーマンションのがいんですって、、
(土地の持ち分《=資産における不動産率》は切手一枚とかなのに)
●何かしら誰かのビジネスモデルにそのまま乗っかってませんか?
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タグ:『共同幻想』
2023年02月15日
面白い着想なので、「不動産で見る『共同幻想』の崩壊」(2)
【いつものことですが、過激な表見極端な暴言など(或いは副業の行く末が怪しくなる表現まで)話をわかりやすくするため意図的に使用されておりますが”ブラックジョーク”の範囲とご理解ください】
※前回の一部補足からだけど、一族の資産を嫡男総取り(長男だけが引き継げる)という相続が近代以前の『共同幻想』構造のコアだったという話の”資産”には=一族の知見や学識やら秘伝まで含まれてくるんだよね(造り酒屋だとかで想像してみ)。技や秘儀の”一子相伝”言うでっしゃろ(茶道において千家の後継者を襲名するのは一人だけです《歌舞伎も同じ「何代目市之助を名乗れるのは一人だけ」》、映画『ハイランダー』じゃないけど、There can be only one なんだわ)、
↓
何故って何代目かがその解釈なりを変更してしまうのは、それも歴史だから仕方がないけれど、仮に三人の兄弟で意見が割れて分家が分派を名乗ったら?何代にも渡り受け継がれた一族のアイデンティティーがさ”ぼやける”よね(これも”崩れ”の一種なのさ)、しかも誰もが「我こそが本家本元名乗った場合どうなる?」→確実に何かが”崩れる”だろ(だから”なんとか道”の後継者は何代目を襲名するひとりの人物なのさ:民法改正で兄弟等分にしただけでもう壊れちゃうのね:同時に近代までの後継思想ってのが《その仕組みや意図は理解できるが》長男だけを特別視する極めて人権侵害や女性差別史観の上にに乗っかっていたのも事実)。
<さて、話の続きに戻りますか>
<<<さてそんな世相の中で『共同幻想』崩れ化がはじまります>>>
区分所有権分譲販売なんてのは、核家族ならではですね。
それも都内の一等地ならまだしも、都心近郊からましてや地方都市の郊外なんてことなれば土地権利の持ち分価格なんて「数百万もあるのかしら」なんてことなります。そうなるともう不動産ではありません、限りなく上物だけの耐久消費財です。
●ですからね
それだったら借地権のがいいじゃないって、不動産的にも「旧法借地権・地上権」ってのが本来合理的だし、購入者にも圧倒的に有利だったんですが(区分分割販売方式ならこれのが合理的)、ほれ土地資産部分の所有権が無いからこれ「マヌケな銀行が担保不足でローンを組めない」言うんですよ(日本の銀行は投資判断のできない公務員みたいなリスクの取れない金融マンという「お前誰なんだ」みたいな組織ですから)。
で、現在「旧法借地権・地上権」ってのは銀行がローンを受けつけないので、頑張って貯金した人や資産家がキャッシュでしか買えません。→だから凄く中古価格がお安いのです(しかも旧法借地権は事実上の無限永久更新権なので合法的な不法占拠みたいな強権である)。
資産家だけは、お得な住宅が購入できることなってます。
で、銀行が何を言ってるのかと言えば、
「5千万の新築分譲マンションなら(物件の査定に関しては)土地資産の査定は無しでOKだから」(所得審査はありますけどね)一般サラリーマンにドーンとあり得ない金額5千万を一発で融資します(起業したいとかの事業資金ではそんなことあり得ないのに)。
言うまでも無くゼネコンの再開発資金調達ファンドに資金提供してるのも”同じ都市銀行グループ”だったりするのであり、まあマッチポンプ販売ですよ。
しかもモデルルーム段階で現物内見前に完売御礼とか、賃貸住宅も真っ青な悪徳商法で、
間違いあるといけないので、販売店は都度(リスク回避のため)子会社作って販売後に都合悪いことあると解散させたりする。
※そのマンション建設費用の原価率がお幾ら万円とかわかってるのに「ハイ5千万」
●ええ、プロ的に言えば「中古MS購入のがはるかに安心安全なのです」
一般の方はご存知ないかもしれませんが、
TV新聞雑誌など大手メディアの広告主No1は不動産開発業であります、
(米国陰謀論的に言えば、軍産複合体に匹敵するのが日本で言うところの不動産開発複合体)
「まあ不動産関連で、メディアで報道される内容はほとんどが都合のいいフェイクニュースになります(”売りたい街”が知らない間に、”今人気の街”として特集される)」
「フラット35がお得です」とか嘘でしょ、、、、これサブプライムローンだよ、、、
(35年ローンは悪質過剰融資なので長年財務省金融庁が禁止していたものです。何故解禁したのかと申しますと、バブル崩壊不良債権処理時の公的資金投入の早期返済を助けるため、意図して大手都市銀行の収益とするため解禁したものです。)
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※前回の一部補足からだけど、一族の資産を嫡男総取り(長男だけが引き継げる)という相続が近代以前の『共同幻想』構造のコアだったという話の”資産”には=一族の知見や学識やら秘伝まで含まれてくるんだよね(造り酒屋だとかで想像してみ)。技や秘儀の”一子相伝”言うでっしゃろ(茶道において千家の後継者を襲名するのは一人だけです《歌舞伎も同じ「何代目市之助を名乗れるのは一人だけ」》、映画『ハイランダー』じゃないけど、There can be only one なんだわ)、
↓
何故って何代目かがその解釈なりを変更してしまうのは、それも歴史だから仕方がないけれど、仮に三人の兄弟で意見が割れて分家が分派を名乗ったら?何代にも渡り受け継がれた一族のアイデンティティーがさ”ぼやける”よね(これも”崩れ”の一種なのさ)、しかも誰もが「我こそが本家本元名乗った場合どうなる?」→確実に何かが”崩れる”だろ(だから”なんとか道”の後継者は何代目を襲名するひとりの人物なのさ:民法改正で兄弟等分にしただけでもう壊れちゃうのね:同時に近代までの後継思想ってのが《その仕組みや意図は理解できるが》長男だけを特別視する極めて人権侵害や女性差別史観の上にに乗っかっていたのも事実)。
<さて、話の続きに戻りますか>
<<<さてそんな世相の中で『共同幻想』崩れ化がはじまります>>>
区分所有権分譲販売なんてのは、核家族ならではですね。
それも都内の一等地ならまだしも、都心近郊からましてや地方都市の郊外なんてことなれば土地権利の持ち分価格なんて「数百万もあるのかしら」なんてことなります。そうなるともう不動産ではありません、限りなく上物だけの耐久消費財です。
●ですからね
それだったら借地権のがいいじゃないって、不動産的にも「旧法借地権・地上権」ってのが本来合理的だし、購入者にも圧倒的に有利だったんですが(区分分割販売方式ならこれのが合理的)、ほれ土地資産部分の所有権が無いからこれ「マヌケな銀行が担保不足でローンを組めない」言うんですよ(日本の銀行は投資判断のできない公務員みたいなリスクの取れない金融マンという「お前誰なんだ」みたいな組織ですから)。
で、現在「旧法借地権・地上権」ってのは銀行がローンを受けつけないので、頑張って貯金した人や資産家がキャッシュでしか買えません。→だから凄く中古価格がお安いのです(しかも旧法借地権は事実上の無限永久更新権なので合法的な不法占拠みたいな強権である)。
資産家だけは、お得な住宅が購入できることなってます。
で、銀行が何を言ってるのかと言えば、
「5千万の新築分譲マンションなら(物件の査定に関しては)土地資産の査定は無しでOKだから」(所得審査はありますけどね)一般サラリーマンにドーンとあり得ない金額5千万を一発で融資します(起業したいとかの事業資金ではそんなことあり得ないのに)。
言うまでも無くゼネコンの再開発資金調達ファンドに資金提供してるのも”同じ都市銀行グループ”だったりするのであり、まあマッチポンプ販売ですよ。
しかもモデルルーム段階で現物内見前に完売御礼とか、賃貸住宅も真っ青な悪徳商法で、
間違いあるといけないので、販売店は都度(リスク回避のため)子会社作って販売後に都合悪いことあると解散させたりする。
※そのマンション建設費用の原価率がお幾ら万円とかわかってるのに「ハイ5千万」
●ええ、プロ的に言えば「中古MS購入のがはるかに安心安全なのです」
一般の方はご存知ないかもしれませんが、
TV新聞雑誌など大手メディアの広告主No1は不動産開発業であります、
(米国陰謀論的に言えば、軍産複合体に匹敵するのが日本で言うところの不動産開発複合体)
「まあ不動産関連で、メディアで報道される内容はほとんどが都合のいいフェイクニュースになります(”売りたい街”が知らない間に、”今人気の街”として特集される)」
「フラット35がお得です」とか嘘でしょ、、、、これサブプライムローンだよ、、、
(35年ローンは悪質過剰融資なので長年財務省金融庁が禁止していたものです。何故解禁したのかと申しますと、バブル崩壊不良債権処理時の公的資金投入の早期返済を助けるため、意図して大手都市銀行の収益とするため解禁したものです。)
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タグ:『共同幻想』
2023年02月14日
面白い着想なので、「不動産で見る『共同幻想』の崩壊」(1)
【いつものことですが、過激な表見極端な暴言など(或いは副業の行く末が怪しくなる表現まで)話をわかりやすくするため意図的に使用されておりますが”ブラックジョーク”の範囲とご理解ください】
「ナントカはなんとかの写し鏡」なんて言葉ありますね、
言い出しっぺが心理学なのか臨床系なのかわかりませんが、無意識の分析法に『箱庭療法』なんてのもあります。社会における不動産の動向がその時の『共同幻想』社会の在り方や、『単独者』化動向を表すなんてことは自然現象なんであります(このブログでも経済関係でミニマリストの台頭や、フリーエコノミーに言及していたりしますが、同じです)。
つまり社会の動向は経済に現れ(雇用形態などもそうです)目に見えて観測しやすいものに不動産もあるよと、何かの偶然なのか私の副業は不動産なのでそちらには専門的知見がありますので、ちょっとやってみようかしらと、そういう話です。
■そもそもが近代の『共同幻想』は、封建領主による政治体制で始まっていますから(封建制度=不動産のことですから)当時の『共同幻想』は不動産関連法の動きで崩壊度を確認できます。
最たる例は「相続関連の民法改正」です。
事実戦後GHQは、日本の帝国主義の背景でもあった「財閥の解体」を目論んでいましので(これ封建領主の解体と徳川による全国平定みたいな進め方と同じ《参勤交代で蓄財を疲弊させようとか》)、「嫡男(長男)総取りとかNGだから」→ハイこの段階で(GHQは農地法などで豪農解体も進めましたが同時に小作の農地も解体→近代労働者へシフトさせたかったのか知りませんが)、一子相伝方式とも言える長男総取りを前提とする、家督の権威は崩壊します(確実に子供の数だけ分割民営化されるような話ですから)。
↑
■本来伝統保守的”家幻想”はもうこの時に終わったんです、
近代までの「大家族主義」は、相続される不動産が分割されることなく”一族の権威を裏付けるもの”として受け継がれるから可能だったのであり、子供の数だけ分割される→100パー「核家族」になります。
↑
夫婦別姓やらで「家族崩壊ガー」とか騒いでいる自称保守派のみなさんは(いやいや私も夫婦別姓など参政していないけどw)、この相続法に反対しているのでしょうか(長男総取りに戻せーとか運動している人を見たことが無い)?
↓
●いえいえちょっと待ってください、自称保守派の皆さんが守りたい「封建領主による統治時代」その時には一般庶民のみなさんには”参政権がありません”。偉そうに庶民が保守政治を語れているのも「民主主義」の到来があったからですよね?で、民主主義って誰のおかげ?「プロテストしたリベラル《左翼と言う意味では無い自由主義》じゃん」(それとも何ですが偉そうに保守派を自称する方は《その場合僕は貴族やサムライの筈だからって事?それもまた随分都合のいい妄想ですねww》)
※俺は保守派のみなさんも文明化という時代の流れに逆らうつもりでは無いと思うのね(明治維新を否定する骨太の保守派は更に限られているし)、ですから現代「民主主義」を前提に保守を語ってる人は「基本そのスタンスは保守リベラル」でなければ論旨が矛盾すると考えてます。
でね、農地解体小作農とかもGHQ政策にあって、小作を守るため(相続権は分割しても)農地法って言って、事実上農地の売買をできなくしました(後の大規模化に苦労することになる原因です)地上げなどに騙されて小作農が農地を奪われないようにです。
しかしそこにはうっかり抜け道があったんです(一種のザル法)
「所有者による転用は自由である」←何のことって、一度アパートやマンションに変えてしまえば農地から外れるですよ(用途転用で)。
●都心近郊の農地の多かった地域が一大再開発地区となりバッツンバッツン共同住宅が建って、何かお約束のように一部農地が残っている(緑地化なんとやらとか)あの図柄になったのはこれが原因。
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「ナントカはなんとかの写し鏡」なんて言葉ありますね、
言い出しっぺが心理学なのか臨床系なのかわかりませんが、無意識の分析法に『箱庭療法』なんてのもあります。社会における不動産の動向がその時の『共同幻想』社会の在り方や、『単独者』化動向を表すなんてことは自然現象なんであります(このブログでも経済関係でミニマリストの台頭や、フリーエコノミーに言及していたりしますが、同じです)。
つまり社会の動向は経済に現れ(雇用形態などもそうです)目に見えて観測しやすいものに不動産もあるよと、何かの偶然なのか私の副業は不動産なのでそちらには専門的知見がありますので、ちょっとやってみようかしらと、そういう話です。
■そもそもが近代の『共同幻想』は、封建領主による政治体制で始まっていますから(封建制度=不動産のことですから)当時の『共同幻想』は不動産関連法の動きで崩壊度を確認できます。
最たる例は「相続関連の民法改正」です。
事実戦後GHQは、日本の帝国主義の背景でもあった「財閥の解体」を目論んでいましので(これ封建領主の解体と徳川による全国平定みたいな進め方と同じ《参勤交代で蓄財を疲弊させようとか》)、「嫡男(長男)総取りとかNGだから」→ハイこの段階で(GHQは農地法などで豪農解体も進めましたが同時に小作の農地も解体→近代労働者へシフトさせたかったのか知りませんが)、一子相伝方式とも言える長男総取りを前提とする、家督の権威は崩壊します(確実に子供の数だけ分割民営化されるような話ですから)。
↑
■本来伝統保守的”家幻想”はもうこの時に終わったんです、
近代までの「大家族主義」は、相続される不動産が分割されることなく”一族の権威を裏付けるもの”として受け継がれるから可能だったのであり、子供の数だけ分割される→100パー「核家族」になります。
↑
夫婦別姓やらで「家族崩壊ガー」とか騒いでいる自称保守派のみなさんは(いやいや私も夫婦別姓など参政していないけどw)、この相続法に反対しているのでしょうか(長男総取りに戻せーとか運動している人を見たことが無い)?
↓
●いえいえちょっと待ってください、自称保守派の皆さんが守りたい「封建領主による統治時代」その時には一般庶民のみなさんには”参政権がありません”。偉そうに庶民が保守政治を語れているのも「民主主義」の到来があったからですよね?で、民主主義って誰のおかげ?「プロテストしたリベラル《左翼と言う意味では無い自由主義》じゃん」(それとも何ですが偉そうに保守派を自称する方は《その場合僕は貴族やサムライの筈だからって事?それもまた随分都合のいい妄想ですねww》)
※俺は保守派のみなさんも文明化という時代の流れに逆らうつもりでは無いと思うのね(明治維新を否定する骨太の保守派は更に限られているし)、ですから現代「民主主義」を前提に保守を語ってる人は「基本そのスタンスは保守リベラル」でなければ論旨が矛盾すると考えてます。
でね、農地解体小作農とかもGHQ政策にあって、小作を守るため(相続権は分割しても)農地法って言って、事実上農地の売買をできなくしました(後の大規模化に苦労することになる原因です)地上げなどに騙されて小作農が農地を奪われないようにです。
しかしそこにはうっかり抜け道があったんです(一種のザル法)
「所有者による転用は自由である」←何のことって、一度アパートやマンションに変えてしまえば農地から外れるですよ(用途転用で)。
●都心近郊の農地の多かった地域が一大再開発地区となりバッツンバッツン共同住宅が建って、何かお約束のように一部農地が残っている(緑地化なんとやらとか)あの図柄になったのはこれが原因。
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タグ:『共同幻想』
2023年02月09日
『共同幻想』”同調圧力話法”とは何か(てかこれは会話なのだろうか)
こういう話を聞いたことありませんか?
「政治の話しとか難しいから」
(英会話講師などもネイティブが「米国では日常会話で政治の話は避けましょう」と説明している)
↑
これは何か
大いに『単独者』と「民主主義」に関わる事案だと思う。
つまり「自分の意見を言っていいのかダメなのか」だよね(それこそ”だよね”)
基本的に『単独者』は自分の意見しか言わないので、政治の話も好きだったりする。←俺が『単独者』率推計に、N国党や参政党の投票率を参考にしているのはそれが理由だし、
現代「歩留り」率を、無党派層や浮動票から算定しているのもそのためだ。
(『共同幻想』の構造が伝統宗教系である欧米は更に顕著で、何らかの宗教政党が多く存在する欧米の場合《保守派は宗教系・革新は共産主義教系》、無党派層はダイレクトに”宗教世俗派”を意味するためそのまんま「歩留り」率の推計と一致する。)
■ブログ読者なら『共同幻想』論御存知だと思うので省略するが、
『共同幻想』適応社会では自分の意見を言ってはいけない(同調圧力の空気を読んだ”台詞”を読まなければならない)、極論そのプライバシーは「風呂とトイレの中にしかない」。
勿論投票箱の前にもプライバシーはあるが、日常的に政治のことなど考えたことが無いので(同調圧力の空気として醸成されている話題に追随する毎日で)どこに投票したらいいのか自分の意見は無い。
ちょっとまってくれよ、、
「政治の話しとか難しいから」←ここでいう”政治”というキーワードが”自分の意見”の記号だとすると、日常会話からして”適応者”はまったく自分の意見を発言していないことになる。
(前からそう言ってるだろというご意見あると思いますが、ここ微妙にニュアンスが違うのさ)
では、何を言ってるのか?
勿論過去ログで延々説明してきた「リーダー格の発言に対して、だよね、そうだよね〜という合いの手」がメインになるが、
そこにはさ、『共同幻想』社会内部の権力闘争や階級闘争や主導権争いが含まれるじゃん
”同調圧力”VS”同調圧力”
ダウンロード進行を表すプログレスバーの動きさながらに
←ーーーーーーーーA派60%−−−−→VS←ーーーーB派40%−−→
←ーーーーーーーーA派55%ーー−→VS←ーーーーーーB派45%ー→
↑
こんな感じにさ、時系列で綱引きが続いているワケじゃん
これを「駆け引き」(あるいは腹の探り合い)とか呼ぶよね(これに勝つと自派の主張100%で同調することになる《全会一致の慣例》)。
だもんだからさ(笑
”適応者”達が実際何を言ってるのか理解するのは非常に難しくて、
現代の「最低でも歩留まり以上」階層には→「何が言いたいのかもっとはっきり言ってくれ」とイライラする結果となる。
↑
●戦後の占領下で昔米国人が、
「日本人が何言ってるのかYES,NOすらわからない」と言ったアレだよ
(そういうオマエラも”you know”語尾で大概だろって話なんだが)
『共同幻想』の強度は一神教の欧米宗教系のがタフだが、
『共同幻想』の安定度や対抗性は日本の”世間様教”のが弾力性が高いので上位なんだよね。
(※この点、欧米の『共同幻想』は壊れる時にはガタガタとだが、日本の場合はズルズルとである)
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「政治の話しとか難しいから」
(英会話講師などもネイティブが「米国では日常会話で政治の話は避けましょう」と説明している)
↑
これは何か
大いに『単独者』と「民主主義」に関わる事案だと思う。
つまり「自分の意見を言っていいのかダメなのか」だよね(それこそ”だよね”)
基本的に『単独者』は自分の意見しか言わないので、政治の話も好きだったりする。←俺が『単独者』率推計に、N国党や参政党の投票率を参考にしているのはそれが理由だし、
現代「歩留り」率を、無党派層や浮動票から算定しているのもそのためだ。
(『共同幻想』の構造が伝統宗教系である欧米は更に顕著で、何らかの宗教政党が多く存在する欧米の場合《保守派は宗教系・革新は共産主義教系》、無党派層はダイレクトに”宗教世俗派”を意味するためそのまんま「歩留り」率の推計と一致する。)
■ブログ読者なら『共同幻想』論御存知だと思うので省略するが、
『共同幻想』適応社会では自分の意見を言ってはいけない(同調圧力の空気を読んだ”台詞”を読まなければならない)、極論そのプライバシーは「風呂とトイレの中にしかない」。
勿論投票箱の前にもプライバシーはあるが、日常的に政治のことなど考えたことが無いので(同調圧力の空気として醸成されている話題に追随する毎日で)どこに投票したらいいのか自分の意見は無い。
ちょっとまってくれよ、、
「政治の話しとか難しいから」←ここでいう”政治”というキーワードが”自分の意見”の記号だとすると、日常会話からして”適応者”はまったく自分の意見を発言していないことになる。
(前からそう言ってるだろというご意見あると思いますが、ここ微妙にニュアンスが違うのさ)
では、何を言ってるのか?
勿論過去ログで延々説明してきた「リーダー格の発言に対して、だよね、そうだよね〜という合いの手」がメインになるが、
そこにはさ、『共同幻想』社会内部の権力闘争や階級闘争や主導権争いが含まれるじゃん
”同調圧力”VS”同調圧力”
ダウンロード進行を表すプログレスバーの動きさながらに
←ーーーーーーーーA派60%−−−−→VS←ーーーーB派40%−−→
←ーーーーーーーーA派55%ーー−→VS←ーーーーーーB派45%ー→
↑
こんな感じにさ、時系列で綱引きが続いているワケじゃん
これを「駆け引き」(あるいは腹の探り合い)とか呼ぶよね(これに勝つと自派の主張100%で同調することになる《全会一致の慣例》)。
だもんだからさ(笑
”適応者”達が実際何を言ってるのか理解するのは非常に難しくて、
現代の「最低でも歩留まり以上」階層には→「何が言いたいのかもっとはっきり言ってくれ」とイライラする結果となる。
↑
●戦後の占領下で昔米国人が、
「日本人が何言ってるのかYES,NOすらわからない」と言ったアレだよ
(そういうオマエラも”you know”語尾で大概だろって話なんだが)
『共同幻想』の強度は一神教の欧米宗教系のがタフだが、
『共同幻想』の安定度や対抗性は日本の”世間様教”のが弾力性が高いので上位なんだよね。
(※この点、欧米の『共同幻想』は壊れる時にはガタガタとだが、日本の場合はズルズルとである)
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2023年02月02日
思春期『反抗期』のプロセスをまとめてみようと思う(さらにその背景)
前回の論議で『反抗期』とか子供の機能獲得に応じた不平等条約の改定みたいなものだと書いたけど、その背景で重要な作業が進行する。
言うまでもなくさ、自分自身の”子供自我の解体”です。
”適応いい子ちゃん”を全否定していくことで、”打算の歩留り君”でもいいけどさ「少なくともバージョンチェンジすることになる」→思春期とその狭間で中二病が『黒歴史』となるのように、子供時代の自我は黒歴史的に否定され(多分記憶に圧縮格納)当時のエピソード記憶はノスタルジーファイルとなる。
↑
この表現が正しいのかわからないけど、
●笑い話のように子供時代の自分がどれほどバカだったのか語れない奴は、『退行化』してるかもしれないよって事(これさ否定といっても「卑下とか嫌悪とかじゃない」ぞ”愛するバカ時代”とでも言えばいいか、そういった”昔話として語れるようになるのが自然だ”って話だ)。
↓
お笑い系でよくあるネタにこういうなのあるじゃん
「大人になって初めてすき焼きに肉が入ってるの知った」←みたいな話さ、
(まあ騙されてたってことなんだが、この表現は親を悪く言ってるのでは無い。またその嘘を信じていた子供時代をバカだなと思ってるが、卑下したり嫌悪しているのでもない。「”愛すべきド貧乏時代”のように語られているだろうか」ってとこが鍵になる。)
↑
これは『反抗期』以降の親など権威者との関係再構築も同じで、
(エディプス拗らせて、親をスーパーマンみたいに思ってるのは主体的にガキ自身の誤解・錯覚なワケで《母親も殊更美人に見せようとおかしなコスプレとかしてないからw》)
「俺もバカだった」と認識することで、『反抗期』時に無駄に紛争となった親子関係も大人同士の関係へ再構築される(「自分だって同じようなしょっぱい大人になるだけ」ってことは誰にとっても明らかなことだからだ《無駄に暴れてスマン的に》)。
■フロイトがここ言及していたかわからないけど、
「超自我領域」の『道徳』との関係も切り替わる(だいたいが大人の世界なんてものは=不道徳だったり、不謹慎だったりするワケで)。
『道徳』ってのは『共同幻想』適応時の”憲法”みたいなものだが、『反抗期』を経た「条約の改定」により(てか法的にも運転免許・飲酒・喫煙などが解禁となる《悪いことから→OKなことへ切り替え》)、見直しになるんだが、この時ポイントになるのが”三つ子の魂”って奴だよ(憲法条文入れ墨入れちゃったみたいな)。←言うまでもなくこれは「エディプス案件(”この決まり破ったら死”と当時思った事項)」
↑
例外的に存在するナチュボーン『単独者』を例外に、
元”家幻想”適応者が、「どこまで歩留り〜『単独者』を選択するのか」考える場合、
この原理原則とも言える『道徳』に手を付けることは必須であり、←逆説的に言えばやればやるほど自我の連続性というより自我変遷の歴史になるってことだよね。
↓
●意味わからないでしょうか?
「自我の連続性」と「自我変遷の歴史」
自我の連続性は人物像が大きく変わらないってことです→「お前は子供の頃から変わらないな」など『進撃の巨人』かよって流れ。
自我変遷の歴史ってのは(同じ進撃でもネタバレ後のエレンかって話)→「こういう大人になるとか、あの子供時代には考えられなかった」人物像になること。
→続きを読む
言うまでもなくさ、自分自身の”子供自我の解体”です。
”適応いい子ちゃん”を全否定していくことで、”打算の歩留り君”でもいいけどさ「少なくともバージョンチェンジすることになる」→思春期とその狭間で中二病が『黒歴史』となるのように、子供時代の自我は黒歴史的に否定され(多分記憶に圧縮格納)当時のエピソード記憶はノスタルジーファイルとなる。
↑
この表現が正しいのかわからないけど、
●笑い話のように子供時代の自分がどれほどバカだったのか語れない奴は、『退行化』してるかもしれないよって事(これさ否定といっても「卑下とか嫌悪とかじゃない」ぞ”愛するバカ時代”とでも言えばいいか、そういった”昔話として語れるようになるのが自然だ”って話だ)。
↓
お笑い系でよくあるネタにこういうなのあるじゃん
「大人になって初めてすき焼きに肉が入ってるの知った」←みたいな話さ、
(まあ騙されてたってことなんだが、この表現は親を悪く言ってるのでは無い。またその嘘を信じていた子供時代をバカだなと思ってるが、卑下したり嫌悪しているのでもない。「”愛すべきド貧乏時代”のように語られているだろうか」ってとこが鍵になる。)
↑
これは『反抗期』以降の親など権威者との関係再構築も同じで、
(エディプス拗らせて、親をスーパーマンみたいに思ってるのは主体的にガキ自身の誤解・錯覚なワケで《母親も殊更美人に見せようとおかしなコスプレとかしてないからw》)
「俺もバカだった」と認識することで、『反抗期』時に無駄に紛争となった親子関係も大人同士の関係へ再構築される(「自分だって同じようなしょっぱい大人になるだけ」ってことは誰にとっても明らかなことだからだ《無駄に暴れてスマン的に》)。
■フロイトがここ言及していたかわからないけど、
「超自我領域」の『道徳』との関係も切り替わる(だいたいが大人の世界なんてものは=不道徳だったり、不謹慎だったりするワケで)。
『道徳』ってのは『共同幻想』適応時の”憲法”みたいなものだが、『反抗期』を経た「条約の改定」により(てか法的にも運転免許・飲酒・喫煙などが解禁となる《悪いことから→OKなことへ切り替え》)、見直しになるんだが、この時ポイントになるのが”三つ子の魂”って奴だよ(憲法条文入れ墨入れちゃったみたいな)。←言うまでもなくこれは「エディプス案件(”この決まり破ったら死”と当時思った事項)」
↑
例外的に存在するナチュボーン『単独者』を例外に、
元”家幻想”適応者が、「どこまで歩留り〜『単独者』を選択するのか」考える場合、
この原理原則とも言える『道徳』に手を付けることは必須であり、←逆説的に言えばやればやるほど自我の連続性というより自我変遷の歴史になるってことだよね。
↓
●意味わからないでしょうか?
「自我の連続性」と「自我変遷の歴史」
自我の連続性は人物像が大きく変わらないってことです→「お前は子供の頃から変わらないな」など『進撃の巨人』かよって流れ。
自我変遷の歴史ってのは(同じ進撃でもネタバレ後のエレンかって話)→「こういう大人になるとか、あの子供時代には考えられなかった」人物像になること。
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2023年02月01日
思春期『反抗期』のプロセスをまとめてみようと思う(具体的に考えたことはあまりなかった)
【いつものことですが、話をわかりやすくするため、極端な表現暴言他、過激なブラックジョーク交えた説明になっております《R18指定とします》】
フロイト心理学でもかなり重要なネタなんだが(思春期『反抗期』を第二次という場合と第三次という場合で見解あるようだけどもそこは今回の論議では無い)、思春期『反抗期』に何が起きるのかって言うほど具体的に言及されていない気もするので、俺もあんまし真面目に考えてこなかった。
「それはいかん」と思い、さらっとまとめてみようと思う。
●鍵は全ての『反抗期』が幼児や子供の”自立的能力獲得”を契機に起きることだ
↑
反抗の反対は?順応であり”外から定義されるルールに対する適応”なのさ、
つまり「従順さや適応」ってのは(あまりの自分の能力の無さで《赤ん坊だと歩けない捕まって自分の全体重を支えられないなど「サルの本能失格、ほとんど人類ヒト科全体に身体障害者時代の経験がある」部分》)「生き残ることに必死で、小異(個人としての自分)を捨て大道に付く(体制に従う)」合理性のことで(保険に加入するイメージでもいいけどさ)、
↓
自動的に「保護者の助けを必要としなくても”やれる”」って能力獲得がある度に『反抗期』が発生する、【これは自分と社会《子供の場合家族関係》の契約関係の更新時見直し】みたいなものさ。
そら労組みたいな団体交渉は無いが、子供部屋にバリケード立てて籠城するとかさ、ハンガーストライキやってみるとかさ(「〇子ちゃんご飯よ」「いらない!何も食べたくない《嘘》」)、
大袈裟に言えば「不平等条約の改定」のことなんだわ。
↓
だから昨日まで「保護者様いつもありがとうございます」言ってた当人が、
「このクソ独裁者ガーブルジョワ階級めー」とか言い出して交渉が始まるワケ。
(「わかったわよ、今日から門限は午後8時に延長、喫茶店入店を許す」とか)
(※子供の能力獲得と『反抗期』でもっともわかりやすいのは「自転車乗れるからもう補助輪外してもいい?」)
■さて思春期『反抗期』がナイーブなことになるのは、
この時の能力獲得の目玉が「生殖能力の獲得」にあることです。
(また”家幻想”と羞恥心《や家庭では下ネタ禁止》の話をすると長くなるのでここでは割愛します)
これね、保護者との協定どころか「全面自由解禁」してもらわないと困るよね。
サカリのついたガキがいきなり茶の間でオナニーとか聞かないだろ?
性行為=プライバシーなのさ、
だから「思春期=自分個人の部屋」って記号が”家幻想”阿吽の呼吸となる。
(それができない場合は、「せめて大学からはひとりぐらしをしたい」)
↑
細かいディテール言えばさ、
「リップぐらいいいでしょ!クラブも行きたい!スカートもっと短くしたい」←ガチ売春営業のことです、
(まだ何も知らないガキにとって)「とにかく今すぐどうやってエッチするか」必死に考えて我を失ってる状態だからさ、それを認めない親との間で大紛争が起きる。
(男子にしても誰も見てネーってのに駅のトイレで前髪気にしてみたりよw《お前はホストか男娼かって》そこは同じさ《筋トレだって半分ナルシストみたいなとこもあるじゃん》)
●ハイ、ここで問題です「近代前後でこれを親はどう切り返ししたか?」
「お嫁にいけなくなっちゃうわよ?」←この意味は何?=「大人になってから、性行為はお母さんが責任もって斡旋するから」(女衒の女将みたいな取引を申し出てたのね)
↑
しかしさ、「自由恋愛(恋愛幻想)」以降の社会ではこの台詞がもう使えない。
(親の言う事きけばお前の性行為は責任もって斡旋するとかで取引ができない)
「どうぞどうぞ、○子コンドームは持った?」とか”崩れていく”のね(『共同幻想』崩壊:これ笑い話ではなくて米国左翼界隈では類する行動が奨励されてる《民主党支配州で人権派がドラッグの針配ったりしてるアレだ》)
↑
上記流れが典型的とかそういうことは言ってネーからなw
どういう事情のどういうネタが進行しているのかって、話をわかりやすくした構造論ね。
→続きを読む
フロイト心理学でもかなり重要なネタなんだが(思春期『反抗期』を第二次という場合と第三次という場合で見解あるようだけどもそこは今回の論議では無い)、思春期『反抗期』に何が起きるのかって言うほど具体的に言及されていない気もするので、俺もあんまし真面目に考えてこなかった。
「それはいかん」と思い、さらっとまとめてみようと思う。
●鍵は全ての『反抗期』が幼児や子供の”自立的能力獲得”を契機に起きることだ
↑
反抗の反対は?順応であり”外から定義されるルールに対する適応”なのさ、
つまり「従順さや適応」ってのは(あまりの自分の能力の無さで《赤ん坊だと歩けない捕まって自分の全体重を支えられないなど「サルの本能失格、ほとんど人類ヒト科全体に身体障害者時代の経験がある」部分》)「生き残ることに必死で、小異(個人としての自分)を捨て大道に付く(体制に従う)」合理性のことで(保険に加入するイメージでもいいけどさ)、
↓
自動的に「保護者の助けを必要としなくても”やれる”」って能力獲得がある度に『反抗期』が発生する、【これは自分と社会《子供の場合家族関係》の契約関係の更新時見直し】みたいなものさ。
そら労組みたいな団体交渉は無いが、子供部屋にバリケード立てて籠城するとかさ、ハンガーストライキやってみるとかさ(「〇子ちゃんご飯よ」「いらない!何も食べたくない《嘘》」)、
大袈裟に言えば「不平等条約の改定」のことなんだわ。
↓
だから昨日まで「保護者様いつもありがとうございます」言ってた当人が、
「このクソ独裁者ガーブルジョワ階級めー」とか言い出して交渉が始まるワケ。
(「わかったわよ、今日から門限は午後8時に延長、喫茶店入店を許す」とか)
(※子供の能力獲得と『反抗期』でもっともわかりやすいのは「自転車乗れるからもう補助輪外してもいい?」)
■さて思春期『反抗期』がナイーブなことになるのは、
この時の能力獲得の目玉が「生殖能力の獲得」にあることです。
(また”家幻想”と羞恥心《や家庭では下ネタ禁止》の話をすると長くなるのでここでは割愛します)
これね、保護者との協定どころか「全面自由解禁」してもらわないと困るよね。
サカリのついたガキがいきなり茶の間でオナニーとか聞かないだろ?
性行為=プライバシーなのさ、
だから「思春期=自分個人の部屋」って記号が”家幻想”阿吽の呼吸となる。
(それができない場合は、「せめて大学からはひとりぐらしをしたい」)
↑
細かいディテール言えばさ、
「リップぐらいいいでしょ!クラブも行きたい!スカートもっと短くしたい」←ガチ売春営業のことです、
(まだ何も知らないガキにとって)「とにかく今すぐどうやってエッチするか」必死に考えて我を失ってる状態だからさ、それを認めない親との間で大紛争が起きる。
(男子にしても誰も見てネーってのに駅のトイレで前髪気にしてみたりよw《お前はホストか男娼かって》そこは同じさ《筋トレだって半分ナルシストみたいなとこもあるじゃん》)
●ハイ、ここで問題です「近代前後でこれを親はどう切り返ししたか?」
「お嫁にいけなくなっちゃうわよ?」←この意味は何?=「大人になってから、性行為はお母さんが責任もって斡旋するから」(女衒の女将みたいな取引を申し出てたのね)
↑
しかしさ、「自由恋愛(恋愛幻想)」以降の社会ではこの台詞がもう使えない。
(親の言う事きけばお前の性行為は責任もって斡旋するとかで取引ができない)
「どうぞどうぞ、○子コンドームは持った?」とか”崩れていく”のね(『共同幻想』崩壊:これ笑い話ではなくて米国左翼界隈では類する行動が奨励されてる《民主党支配州で人権派がドラッグの針配ったりしてるアレだ》)
↑
上記流れが典型的とかそういうことは言ってネーからなw
どういう事情のどういうネタが進行しているのかって、話をわかりやすくした構造論ね。
→続きを読む
2023年01月30日
「危機を煽ると『共同幻想』が浮上する原則」の”補足”(「反動形成」)
多発するメンタル問題と『退行化』時に、「反動形成」が発生してしまうため(一次欲求動機形成の断念時に「冷蔵庫のプリンの恨みは倍返し」が発生する)、以下と解説してますが、
さらにグズグズに崩壊しかかってる『共同幻想』はなにがなんだかワケのわからない鵺(ぬえ)みたいなものとなっており、元気に”適応ー”とかしているのが、DQN堕としにあった一部階層だけなんだから(自分の家だけ明治大学野球部みたいな運営とかできないのであってだな)、不安などが原因で思春期『反抗期』が無駄に荒れたり一時撤退すると(ハイ、撤退する場合「反動形成」起きますから快感代謝ノルマが課される欲求は係数倍化します《悪く言えば刑が重くなる・借金がエライことになる》)、
仮にここで(”快感代謝”のための『興奮』値をゲットしようと成功確率の高さから、脳が不快『興奮』にフラグを立てると)「鬱による代謝」をやらかしてしまう場合(ベタに通常の快感代謝に必要なドーパミンが倍分泌したとしましょうか)、反動形成で倍化した欲求の代謝にも成功してしまいます。
※ここ本来であれば(デカイ数値でドーパミンなりアドレナリンをゲットするのは快『興奮』でゲットするのは大変なので)肥大化した欲求に対し「なんか違うかな〜と」ブレーキかけて、サブカル・オルタナ展開すれば(欲求の方向性を変える)「反動形成」のフラグは解除されるんですが(案外しょうもないことでも満足感あるもんだなと)←【これが『認知行動療法』って奴だ】
↓
しかし明らかに快『興奮』(成功体験)による興奮より、不快『興奮』(失敗や不安や恐怖)の方が容易にゲット可能ですから(イップスのように無意識にワザと失敗するなんざ現象すら起きる)、そっちに一度流れを作ってしまうと(脳はこれ成功確率高い選択として覚えますから)容易に抜け出せなくなるだけでなく、なんてドーパミンなんてのは”脳内麻薬”と呼ばれるほどの劇薬ですから「普通に脳内薬物中毒になっちまうんです」。
(※アルコール中毒は《決して楽しい酒でなくても》悪い酒でもガンガンいくじゃんよ《そして過剰に飲まなければ満足しない》)
↑
こうなると『鬱病』状態ってことなるのね、
無意識に不快ネタを求め続けるようになってしまう(まさに薬物中毒「あらゆる事象の解釈を、どんな些細なことでも、無意識に不快ネタに結び付けようとしてしまう」)
しかも”一時欲求の倍不快なネタじゃないと満足しない”(「反動形成」かかってるからよ)
(※またここでこういう表現するとお叱り多数だと思うけど、【わかりやすくする上で】ベタなたとえから言えば、仮にこれが性倒錯展開の場面で起きると「ド・変態」ってことになるのだよ。)
→続きを読む
さらにグズグズに崩壊しかかってる『共同幻想』はなにがなんだかワケのわからない鵺(ぬえ)みたいなものとなっており、元気に”適応ー”とかしているのが、DQN堕としにあった一部階層だけなんだから(自分の家だけ明治大学野球部みたいな運営とかできないのであってだな)、不安などが原因で思春期『反抗期』が無駄に荒れたり一時撤退すると(ハイ、撤退する場合「反動形成」起きますから快感代謝ノルマが課される欲求は係数倍化します《悪く言えば刑が重くなる・借金がエライことになる》)、
仮にここで(”快感代謝”のための『興奮』値をゲットしようと成功確率の高さから、脳が不快『興奮』にフラグを立てると)「鬱による代謝」をやらかしてしまう場合(ベタに通常の快感代謝に必要なドーパミンが倍分泌したとしましょうか)、反動形成で倍化した欲求の代謝にも成功してしまいます。
※ここ本来であれば(デカイ数値でドーパミンなりアドレナリンをゲットするのは快『興奮』でゲットするのは大変なので)肥大化した欲求に対し「なんか違うかな〜と」ブレーキかけて、サブカル・オルタナ展開すれば(欲求の方向性を変える)「反動形成」のフラグは解除されるんですが(案外しょうもないことでも満足感あるもんだなと)←【これが『認知行動療法』って奴だ】
↓
しかし明らかに快『興奮』(成功体験)による興奮より、不快『興奮』(失敗や不安や恐怖)の方が容易にゲット可能ですから(イップスのように無意識にワザと失敗するなんざ現象すら起きる)、そっちに一度流れを作ってしまうと(脳はこれ成功確率高い選択として覚えますから)容易に抜け出せなくなるだけでなく、なんてドーパミンなんてのは”脳内麻薬”と呼ばれるほどの劇薬ですから「普通に脳内薬物中毒になっちまうんです」。
(※アルコール中毒は《決して楽しい酒でなくても》悪い酒でもガンガンいくじゃんよ《そして過剰に飲まなければ満足しない》)
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こうなると『鬱病』状態ってことなるのね、
無意識に不快ネタを求め続けるようになってしまう(まさに薬物中毒「あらゆる事象の解釈を、どんな些細なことでも、無意識に不快ネタに結び付けようとしてしまう」)
しかも”一時欲求の倍不快なネタじゃないと満足しない”(「反動形成」かかってるからよ)
(※またここでこういう表現するとお叱り多数だと思うけど、【わかりやすくする上で】ベタなたとえから言えば、仮にこれが性倒錯展開の場面で起きると「ド・変態」ってことになるのだよ。)
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2023年01月26日
「危機を煽ると『共同幻想』が浮上する原則」(ちょっとまとめますか)(2)
<今回も話を分かりやすくするため、あえて極端な例で説明しております>
”家幻想”の崩壊と「結婚制度」考える上で前回論議のこの辺に戻りますが、
↑
それに比べたらあなたね、権威者斡旋の『縁談』で正規の結婚をおぜん立てしてもらうことがあーたどんだけ幸福なことだったかご理解いただけると思います。
近代には一度も会ったことも無い『縁談』で嫁ぐとか、身近な有力者の事実上の命令で誰それと結婚しなさいなんて「なーんの問題も無くOK」に”適応”していたんです。
(※『共同幻想』的には女性差別どころか、幸福な性対象の斡旋ぐらいの感覚だったのね《『共同幻想』サイドも”感謝されてるのを待ってる気分”》→これを性のインセンティブとか説明しとるのさ。《だから結婚式(=性交式)を仕切るのは宗教権威でしょ?》)
■「恋愛幻想」を説明する時、『共同幻想』的には「同じ村の者(や仲間は)全員OKの裏コードが前提となっている(故に交際の告白を断る時には「ゴメンなさい」と謝罪することが慣用句と言うか習慣化していた)」←このルールはなんにも当時は不条理なことでは無かったのです。
↑
もうちょい補強するとさ、
エディプス的に(生きてこそ優先で)”家幻想”に適応するのがまー多くのケースで合理的な幼児や子供の場合→「近所だからというだけで友人関係になるとか、幼馴染というだけで特別な信頼関係になる」などという場当たり的関係性への”適応”が何ら不自然なことでは無いでしょ。
(※大人社会におけるやれ同期入社だとか、同級生だとか友人の紹介やら、出先の交友関係からなど”いえば近しい関係だ”というだけで恋愛対象合格という《フォークダンスコンビのジレンマものともせず突破する》不条理に何ら違和感の無い”適応”示したワケさ)
↑
しかしね、素朴に考えればこりゃ「統一教会『合同結婚式』とどう違うのかね」って話で
(そもそも統一教会が近代韓国の慣習を保守的教義としてパクったというのが正確でしょ)
●一部欧州のフェミニストがそこに気が付くワケだよ
「なにこれ全然ダメでしょ、セクシャルハラスメーーンツ!!」
社会的にもだね(確かにそう言われて初めて気がついた)「それはそうだね」
<<<はい、この段階で「恋愛幻想」は崩壊したんです>>>
本来性行為は最上位級のプライバシーなので、血縁から知人から全員呼び出して「これから二人はSEXしまーす」とか披露宴催すとか感覚的にもかなりヤバいエスニックな慣習じゃんよ。
(実際さ、交際相手を人に紹介するってよっぽどのことじゃん)
本来保守系結婚式の意味は、「跡継ぎの長男が何代目かを襲名披露するため」であって(なので取引相手含め関係者を呼ぶわけで)、跡継ぎもクソもない核家族サラリーマンの子供が「何の何代目を襲名披露するのか」って話になる。
(※なので、俺はこの点先進国である、フランス同様に「事実婚がベースになるのが普通だろ」と言ってんです《個人的には『単独者』なので”非婚派”だが》)
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”家幻想”の崩壊と「結婚制度」考える上で前回論議のこの辺に戻りますが、
近代前後まで何が横行しておったかと言えば、
不作や飢饉になれば、女の子は女衒に女郎として売却され(しかも子供は貧しい家のため喜んでいってまいりますなどの不条理ものともしない適応を見せ)男の子は丁稚奉公に出されたりなど余裕でOKなワケです
↑
それに比べたらあなたね、権威者斡旋の『縁談』で正規の結婚をおぜん立てしてもらうことがあーたどんだけ幸福なことだったかご理解いただけると思います。
近代には一度も会ったことも無い『縁談』で嫁ぐとか、身近な有力者の事実上の命令で誰それと結婚しなさいなんて「なーんの問題も無くOK」に”適応”していたんです。
(※『共同幻想』的には女性差別どころか、幸福な性対象の斡旋ぐらいの感覚だったのね《『共同幻想』サイドも”感謝されてるのを待ってる気分”》→これを性のインセンティブとか説明しとるのさ。《だから結婚式(=性交式)を仕切るのは宗教権威でしょ?》)
■「恋愛幻想」を説明する時、『共同幻想』的には「同じ村の者(や仲間は)全員OKの裏コードが前提となっている(故に交際の告白を断る時には「ゴメンなさい」と謝罪することが慣用句と言うか習慣化していた)」←このルールはなんにも当時は不条理なことでは無かったのです。
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もうちょい補強するとさ、
エディプス的に(生きてこそ優先で)”家幻想”に適応するのがまー多くのケースで合理的な幼児や子供の場合→「近所だからというだけで友人関係になるとか、幼馴染というだけで特別な信頼関係になる」などという場当たり的関係性への”適応”が何ら不自然なことでは無いでしょ。
(※大人社会におけるやれ同期入社だとか、同級生だとか友人の紹介やら、出先の交友関係からなど”いえば近しい関係だ”というだけで恋愛対象合格という《フォークダンスコンビのジレンマものともせず突破する》不条理に何ら違和感の無い”適応”示したワケさ)
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しかしね、素朴に考えればこりゃ「統一教会『合同結婚式』とどう違うのかね」って話で
(そもそも統一教会が近代韓国の慣習を保守的教義としてパクったというのが正確でしょ)
●一部欧州のフェミニストがそこに気が付くワケだよ
「なにこれ全然ダメでしょ、セクシャルハラスメーーンツ!!」
社会的にもだね(確かにそう言われて初めて気がついた)「それはそうだね」
<<<はい、この段階で「恋愛幻想」は崩壊したんです>>>
本来性行為は最上位級のプライバシーなので、血縁から知人から全員呼び出して「これから二人はSEXしまーす」とか披露宴催すとか感覚的にもかなりヤバいエスニックな慣習じゃんよ。
(実際さ、交際相手を人に紹介するってよっぽどのことじゃん)
本来保守系結婚式の意味は、「跡継ぎの長男が何代目かを襲名披露するため」であって(なので取引相手含め関係者を呼ぶわけで)、跡継ぎもクソもない核家族サラリーマンの子供が「何の何代目を襲名披露するのか」って話になる。
(※なので、俺はこの点先進国である、フランス同様に「事実婚がベースになるのが普通だろ」と言ってんです《個人的には『単独者』なので”非婚派”だが》)
→続きを読む
2023年01月25日
「危機を煽ると『共同幻想』が浮上する原則」(ちょっとまとめますか)(1)
<今回も話を分かりやすくするため、あえて極端な例で説明しております>
映画評論から着想した『共同幻想』合理性変動の法則ですが、そもそも明白なことで、
近代以前までの寿命なんて概念すら無い(新生児の半数は亡くなる時代の)あまりにも死が近い時代に「(個人の自由なんてあんたそれどころではない)集落が生き残ってこそ」として発明されたのが『共同幻想』社会であり、主だった特徴は「よそ者は吊るせ」です。
※これがあるから、日本の村社会の場合「村八分=一族全員の死」を意味してました。
(村八分とは追放されたものに何も売るな与えるなと地域一体に発令することで、餓死に追い込む風習《欧州におけるユダヤ人差別に似た部分もあり、故に村八分とされた家族が旅芸人一座となって生き残るなどしていく→ユダヤ人に芸能人や音楽家が多い理由も同じ》)
さて、『共同幻想』社会の代表的なモデルといえば?「軍隊ですね」
故にこのブログでは『共同幻想』のルールを知りたければ、キューブリックの映画『フルメタルジャケット』を観ろとよく言いますが、軍隊において『共同幻想』社会の合理性が成立する理由は言うまでも無く「生きるか死ぬかを前提とした組織」だからです。
※上官の突撃命令で(=死を意味するのに)やらねばならぬとなるところは、近代までの”家幻想”さながらです。
何やら『共同幻想』社会を甘く見ている人いるかもしれませんが、権威上位者から死ね言われたら喜んで死ぬぐらいの忠誠が前提となってる強烈な組織なんです(親分の身代わりに刑務所行くとか常識でしょ)。
■さて人類の相当数が過去にその経験を持つ”家幻想適応”ですが(通常人類ヒト科は親属性の個体から生れますので《帝王学を学ぶ特権階級や産後に捨てられるなどの極限環境や極貧を例外に》)、近代前後まで何が横行しておったかと言えば、
不作や飢饉になれば、女の子は女衒に女郎として売却され(しかも子供は貧しい家のため喜んでいってまいりますなどの不条理ものともしない適応を見せ)男の子は丁稚奉公に出されたりなど余裕でOKなワケです(昭和初期近代においても「子供を親族に”あげる”」などの”もらいっ子”は日常茶飯事の普通のことでした)。
武家階級や豪農などにおいても、「男系・嫡男総取り」が原則ですから(そうしなければ先祖の土地や領地が後継者の数だけバラバラになってしまうため一族の資産を守るため、長男が全資産を相続する形を取った)、次男坊などは長男権威を守るために”ワザとバカな出来損ないのフリをする”ことすら道徳だったのであり(時代劇に登場する「退屈旗本男」であるとか《暴れん坊将軍のニュアンスは少し違いますが》”遊び人”などは何のことかって、長男を立てるために次男坊などがわざと出来の悪い人格を演じるところに始まります)、そういう不条理は不条理では無く『共同幻想』社会においては合理的な道徳とされます。
●その末裔が近代『共同幻想』であり、当時の合理性背景事情は(安全保障の危機)”帝国主義と戦争の時代”です
言うならばWW2(第二次世界大戦)後の世界ってのは、世界的な『共同幻想』崩壊の始まりであり(個人の人権などの概念は『共同幻想』の対立概念です《言い出しっぺはフランス革命=教会権力『共同幻想』打倒の武装革命》)、本来「以降の世界は”社会適応”とは危機下の必要悪であり、豊になった先進国で”社会適応”を奨励するのは禁忌」という認識が必要だったんです。
(※権威性の崩壊や合理性を失った『共同幻想』社会適応論は、その途端に”社会の不安要因”に切り替わってしまうため《大規模なメンタル問題の発生要因になってしまう》)
↓
ところが米ソ冷戦の設定もありますが、民間企業の過当競争など(戦争はまだまだ続くよ的な)危機や不安ノスタルジーを投影するような設定もズルズル残存しまして、
”家幻想”に対しては「婚姻の自由」や「児童労働の禁止」など【既に意味を失いつつあった親権に法的規制】をかけますが、ドラスティックな崩壊を勧めたのではありません(ある意味保守的改革ということね)。
↓
●ここに考え足らずの保守派が【家族の解体かーっ】とか反動化したりしますが、→「いやいや、、大人になっても親族と無駄に争う人とかいなだろ、、と」。同じ釜の飯じゃないけど、”家幻想”の終わりってのは「第二次反抗期あたりの子供時代から(”小学校高学年は大人扱い”じゃないがそれっぽく)個々人を尊重した大人同士の関係を構築する家族法人」にシフトしてくださいねって意味だから、、(ここには高寿命化との関係で”親もあんまし老けない”ってところも関係していくと思う《昨今は母娘で買い物行くと「お友達ですか?」とか言われることが、アンチエイジング派の自慢話だからね》)。
とかなんとか、なんだかんだ”家幻想”を引きずりながら各国は先進国へシフトしたと。
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映画評論から着想した『共同幻想』合理性変動の法則ですが、そもそも明白なことで、
近代以前までの寿命なんて概念すら無い(新生児の半数は亡くなる時代の)あまりにも死が近い時代に「(個人の自由なんてあんたそれどころではない)集落が生き残ってこそ」として発明されたのが『共同幻想』社会であり、主だった特徴は「よそ者は吊るせ」です。
※これがあるから、日本の村社会の場合「村八分=一族全員の死」を意味してました。
(村八分とは追放されたものに何も売るな与えるなと地域一体に発令することで、餓死に追い込む風習《欧州におけるユダヤ人差別に似た部分もあり、故に村八分とされた家族が旅芸人一座となって生き残るなどしていく→ユダヤ人に芸能人や音楽家が多い理由も同じ》)
さて、『共同幻想』社会の代表的なモデルといえば?「軍隊ですね」
故にこのブログでは『共同幻想』のルールを知りたければ、キューブリックの映画『フルメタルジャケット』を観ろとよく言いますが、軍隊において『共同幻想』社会の合理性が成立する理由は言うまでも無く「生きるか死ぬかを前提とした組織」だからです。
※上官の突撃命令で(=死を意味するのに)やらねばならぬとなるところは、近代までの”家幻想”さながらです。
何やら『共同幻想』社会を甘く見ている人いるかもしれませんが、権威上位者から死ね言われたら喜んで死ぬぐらいの忠誠が前提となってる強烈な組織なんです(親分の身代わりに刑務所行くとか常識でしょ)。
■さて人類の相当数が過去にその経験を持つ”家幻想適応”ですが(通常人類ヒト科は親属性の個体から生れますので《帝王学を学ぶ特権階級や産後に捨てられるなどの極限環境や極貧を例外に》)、近代前後まで何が横行しておったかと言えば、
不作や飢饉になれば、女の子は女衒に女郎として売却され(しかも子供は貧しい家のため喜んでいってまいりますなどの不条理ものともしない適応を見せ)男の子は丁稚奉公に出されたりなど余裕でOKなワケです(昭和初期近代においても「子供を親族に”あげる”」などの”もらいっ子”は日常茶飯事の普通のことでした)。
武家階級や豪農などにおいても、「男系・嫡男総取り」が原則ですから(そうしなければ先祖の土地や領地が後継者の数だけバラバラになってしまうため一族の資産を守るため、長男が全資産を相続する形を取った)、次男坊などは長男権威を守るために”ワザとバカな出来損ないのフリをする”ことすら道徳だったのであり(時代劇に登場する「退屈旗本男」であるとか《暴れん坊将軍のニュアンスは少し違いますが》”遊び人”などは何のことかって、長男を立てるために次男坊などがわざと出来の悪い人格を演じるところに始まります)、そういう不条理は不条理では無く『共同幻想』社会においては合理的な道徳とされます。
●その末裔が近代『共同幻想』であり、当時の合理性背景事情は(安全保障の危機)”帝国主義と戦争の時代”です
言うならばWW2(第二次世界大戦)後の世界ってのは、世界的な『共同幻想』崩壊の始まりであり(個人の人権などの概念は『共同幻想』の対立概念です《言い出しっぺはフランス革命=教会権力『共同幻想』打倒の武装革命》)、本来「以降の世界は”社会適応”とは危機下の必要悪であり、豊になった先進国で”社会適応”を奨励するのは禁忌」という認識が必要だったんです。
(※権威性の崩壊や合理性を失った『共同幻想』社会適応論は、その途端に”社会の不安要因”に切り替わってしまうため《大規模なメンタル問題の発生要因になってしまう》)
↓
ところが米ソ冷戦の設定もありますが、民間企業の過当競争など(戦争はまだまだ続くよ的な)危機や不安ノスタルジーを投影するような設定もズルズル残存しまして、
”家幻想”に対しては「婚姻の自由」や「児童労働の禁止」など【既に意味を失いつつあった親権に法的規制】をかけますが、ドラスティックな崩壊を勧めたのではありません(ある意味保守的改革ということね)。
↓
●ここに考え足らずの保守派が【家族の解体かーっ】とか反動化したりしますが、→「いやいや、、大人になっても親族と無駄に争う人とかいなだろ、、と」。同じ釜の飯じゃないけど、”家幻想”の終わりってのは「第二次反抗期あたりの子供時代から(”小学校高学年は大人扱い”じゃないがそれっぽく)個々人を尊重した大人同士の関係を構築する家族法人」にシフトしてくださいねって意味だから、、(ここには高寿命化との関係で”親もあんまし老けない”ってところも関係していくと思う《昨今は母娘で買い物行くと「お友達ですか?」とか言われることが、アンチエイジング派の自慢話だからね》)。
とかなんとか、なんだかんだ”家幻想”を引きずりながら各国は先進国へシフトしたと。
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