何処に暮らしても中に入る人は同じなので劇的変化は無いと思うんだけれど、暮らす街を変えるってのは大きな変化です。
街や部屋に合わせて普段の行動も変わってしまいます、馴染みの店も、距離的に近い友達も、通勤時間が変われば寝る時間も変わります。
これって考える事が変わるのじゃなく「環境」の変化ですね、俺は転校族だったから「あー引越しね」なぐらいで逆に「自分は同じ」って印象を強く持ったものですが、定住が基本だった人には「ついに引越し」となるのだと思います。「フロンティア」かな〜(いきすぎですかね、、)きっと自分が「もっと○○な暮しを始める可能性」を信じればこそ楽しい引越しです。
ここで精神分析です。
部屋を変えても中の住人は同じです。だから引越しにまつわる希望は「自分は何も変わらなくても、変わる余地がある」というポテンシャルを信じてるって事です。
しかし、今の住まいに暮らすことが自分のポテンシャルをスポイルしている理由ってのも根拠がちと弱いです。
じゃなんでしょう?
そもそも「わしはこの土地で、この家で生きていく!」な引越し嫌いな人(極端な例は「ダム建設の立ち退き」)何故引越しに興味が無いのでしょう?自分のポテンシャルは家に関係無いって思ってるからです。
これは「生活の場」って奴ですね、特に東京暮らしの背景は仕事と生活の場に結びつきちっさいですから、生活の場は「個人的な場」に近いのでしょう。
、、そうすると引越し効果の規模が又小さくなります。
だからこそ、いんでしょうね、この微妙なバランスが心地いいのかも知れません、、何が変わるってのじゃなくちょっと変わって、それでちょっと可能性がひろがる感じ、、。東京ならではの自由なのかも知れません。住所を書くときのアパートやマンションの名前は重要です、擬似的だけれど「何々家」の縮小版を味わえます。それは何々家から離れた事を実感させてくれるのかも知れません。
俺はどちらかと言うと引越し嫌いの癖に「定住はいかん」とか思っているのです(思い切り定住してるんだけれど、、)。
【精神分析時事放談の最新記事】
- 「民主主義」とは市場原理という点において..
- 「民主主義」とは市場原理という点において..
- 素朴な話、政治に興味がある層は高齢者に多..
- 「デマの方が心地いい」
- 保守系思想的に見た時の「大雑把な人種偏見..
- 第8ラウンド(M A Great Aga..
- 保守系世論にとって、兵庫県知事選事件とウ..
- トランプが賭けた「AIとロボティクスの時..
- 一部で語られている左派によるSNS規制陰..
- SNSの暴言はなんとかならんのか
- これは凄い、BAND-MAID『Read..
- 前稿に引き続き「社会構造が急激に変動して..
- どうなんだろ、どれぐらいの人が気が付いて..
- 「どこで書いたかな、立花氏襲撃犯は同じ穴..
- どうやら消えた米の居場所が分かったらしい..
- 日本保守党に対する構えが現行の社会問題の..
- 『単独者』の雑感「疲労困憊(移動もあって..
- willやHanadaなどの雑誌が日本保..
- 日本保守党の背景を素朴に『心理学』で推論..
- パワハラ知事などによる職員自死や類する被..
引越しの思惑は様々なんでしょうが、何かのきっかけを信じている事は能動なんですから、精神的には「感じのいい部類に属したもの」だと思います。そして「どんな場所で、どんな暮しを」なんて事を通して自分自身を見つめるきっかけにもなるのだと思うんです。
俺はおもいきし定住してるんですが、、