2007年11月04日

はてさてGoogle問題のその後

前記事はこちら
 ↓
http://kagewari.seesaa.net/article/62187409.html

ニュース的にはこの辺が出ているぐらいで、
 ↓
Google PageRank急落の原因は?
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0711/01/news036.html
GoogleのPageRank急落でブロガー騒然
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/29/news023.html

「初音ミク問題」として始まったこの疑惑?は以前googleから公式的発表無く現在に至っている(ヤフーからは説明になってない”説明”はあったが)。
上記のニュースを踏まえてあれこれ考えてみると、
ここのとこ検索サイトの検索結果の背景には「海外のサイトから検索すると結果が違ってくる」とか「アダルトフィルターのON・OFFの結果がおかしい(ONの方が結果が多かったり)」等どうも検索システムには様々にぶら下がっている何かがあるらしく、
これ中国のマジな検閲にあるようなお国の事情を聞く現地法人とのからみがあって、後から全世界的に検索のアルゴリズムやらDATAベースやらの改変すると「後でどうなるのかわからない」状況になっている可能性があるのじゃないか?

それこそ2ch辺りで話題になった「陰謀説」辺りにしたって、検索サイトの信用が落ちるような自体になっちゃっているんだから、検索サイト側が「何らかのバグ」としてとっとと検閲フィルターを解除しちまう方が騒ぎの沈静化としては早道な筈なのに、問題そのものが一向に改善しない(部分的には人力で回復作業しているという噂も・・)現状から見ると、「陰謀」なんてーな憶測以上に問題は深刻でしょうに。
そりゃ基本システムにぶら下がる各種フィルター全てを本社が掌握しているとは言えないだろうし、現地法人のその対策がどこまで基幹システムの情報に影響を与えない方法で付与されるのかもわからない以上(機密保持上、現地法人の技術部門に本社が全ての情報を公開しているとも思えない)、あまりにも肥大化システムを前に既に全体の運用の精度が信用できないなんてーな事になってしまっているのじゃないか。

『現地法人の意向』なんてものでいろいろいじられてる事がおかしいのかもしれないけれど、昨今「検索サイト会社=広告会社」でもある実体から見れば、過剰な期待をする方がおかしいんであって、
現状OS売るのが商売のマイクロソフトのLive Searchの評価が俄然上昇する結果となった事も背景事情を考えればもっともな事でしょう。
googleにとって痛いのは、今後の展開予定だった「google・OS」含めて自前のソフトで、マイクロソフトの対抗馬となるべく事業戦略にも信用を失いつつある部分で、将来的には巨大レンタルサーバ会社としての可能性もあっただろうに(米国でも何やかにやと訴訟あるようだし)、今の状態だとその信用が得られるのか疑問だ。
ヤフーの検索が「ま〜あれだ、、」な話は、当初からのの期待の薄さ(てか既に常識)もあってたいした問題じゃないが(ヤフー自体の営利性はポータルとプロバイダとしての部分もあるのだし)、検索機能とアフェリエイトの元締め的なgoogleに公正であると公式発表されている検索結果そののものが信用性を失ったってのは大きい。
それが「陰謀論的検閲」ならまだしも、システムとして回復できない問題を抱えているのだとしたら、そりゃ「ちょっと怖い」的イメージが確定してしまう。

今度の騒動で「なんらかの公式的コメント」すら発表できない事情があるのだとしたら、現地法人って何なの?的な話になるし、アメリカ本社に照会中で回答が遅れているって事なら今度は「これだけ遅れる時点で巨大すぎて動きが取れないのか」な部分も心配になる(ま、現在MSNにもサイトの登録に関して同様の対応の遅れがあるんだけれどね)。

なんて言いましょうかねぇ『問題の火消し的危機管理』ここのセンスってのがブランドイメージに大きく関わるって感覚が後退するほどgoogleが巨大になり過ぎたって話なのでしょう。
皮肉にも、今回問題の発端となった「初音ミク」ってソフトを開発したのが北海道の弱小メーカだったってのがこの話のオチになっているのかも知れない。

しかし今のとこニュース検索だけはgoogle外せネーなぁ(笑
posted by kagewari at 22:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【web投げ銭(記事リクエスト)】
amazonギフトカードによる『web投げ銭』の受付
amazonトップページよりギフトカード購入→Eメールタイプを選択
同ページの「2. 詳細を入力する」に金額と、配送Eメールあて先kagewari@cside.comを入力
詳細は以下記事参照
記事リクエスト再開
https://kagewari.seesaa.net/article/500418743.html

<収益は当事務所運営経費に当てさせていただきます>

【注意事項】
・ブログタイトル下の利用規約を必ず読んでください
・プライバシー保護のためお名前は”HN”でお願いします
・メッセージ欄「記事リクエスト」が可能
※リクエストは”記事内において引用される可能性”がある点留意の上、プライバシー保護の範囲内で記載ください(記事内引用に合意したものとします)
※縁起物的なカンパは少額でも歓迎しますが、意味のわからない反論を”100円以下で連発する依頼”は偽計業務妨害に相当する準違法行為であることを理解できない方はご遠慮ください
■返信記事を予定する際の目安
【ドトールコーヒーのメニューにありそうな金額から(現在250円〜)】受付します

・ガタガタ文句があるなら問い合わせメールなど利用すればいいわけで(着信拒否など対応可能なので業務妨害とは言い難い:それでも1回は送れるし)考えて利用してくれたまへ

必ずリクエストに答えるなどの対応は”できません”が
(閉鎖された「コメント欄」や『公開掲示板』の補完として)
可能な限り質問等には答えていこうと思います

※送信にはAmazonのアカウントが必要です
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
comments他

・コメント欄は『公開掲示板』同様に原則削除禁止です
(基本的に削除依頼には応じられません、削除依頼は投稿禁止ワードとなってます)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となってます
(同規制キャリアから登録抜けによる投稿がある場合、投稿は自動削除されると同時に規制IPに追加登録されます)



現在コメント欄閉鎖中 (2014.7.26〜)



タグクラウド