”テロリズム”との戦いなら治安の維持含めてテロの脅しによって政策の変更をしないって事だろうし、”テロリスト”との戦いならそもそも『24』や『007』じゃないけれども先ずテロリスト探さないといけない。まさか「テロリストのいそうな地域を爆撃」じゃいくらなんでも近所迷惑だし、「テロリスト軍と正面対決」なんて事になれば、そりゃ相手は明快な武装勢力なのだからどこかの国の反政府勢力って事になるのであって、テロリストと呼ぶのはどうなのと「何々一派殲滅作戦」の方が適当だ、
つまり「テロ」って言葉が抽象概念になっている。
何の事だかよくわからないまま各人都合のいい意味に解釈されているのじゃないか。
「アメリカの戦い」「国連の戦い」「イスラム教とキリスト教の戦い」「軍事勢力と先進国の戦い」「国際関係としての国際貢献」、一体何の論議をしているのか?
「テロとの戦い」
それって、実際の行動だと何をする事なのか。それでいいのかって論議の前に「どんな地域で自衛隊がどんな活動をする事か」ってな、技術論になってしまっている。
この”前提となっている言葉の抽象概念化”が議論の対象にならない。まるでキャッチコピーみたいに流通しちゃっている。
TVキャスターまでが「このテロとの戦いに日本がどんな・・」と何の疑問も無く言葉にしてリュ移させてしまうのはかなり危険で、
少なくとも「えー、このテロとの戦いですか、何の事かよくわかりませんが、日本がどう関われば・・」ぐらいであって欲しい。
実際国際テロリズムを”事件として解決”するなら「ジャック・バウアーやジェームズ・ボンド」って少数の人材による高度なレベルの情報機関や諜報機関をいかに創設するのかって、スパイ活動みたいな話が最も効果的だろうし(なんせテロリストを逮捕しなくちゃいけないんだし)、
国際テロリズムの土壌を政策として”解決”するなら、宗教宗派対立含む国際関係の場を準備する事が効果的でしょう、実際現在「軍事的解決しか選択肢は無い」として国や地域に正々堂々宣戦布告しているテロリストがいるとも思えない。どこかに必ず交渉の窓口はあるのだから、「実際の話、どうしたいのか?」と話を聞かなければ解決の糸口もみつからない。
まさか「給油しなければテロとの戦いは終わりだ!」なんて事がある筈も無いし、言語として何を言っているのか意味不明になるわな、
拉致問題じゃないけれども、「国際法上の犯罪者を(先方が武装勢力なので)国連の軍事組織が警察活動としてこの捜索逮捕にあたる」との定義なら、専門の軍事警察組織の発足と専門の装備・核査察チーム同様相手国内での捜査権限等、まず国連レベルで論議が必要な組織編成の方が重要で、「よくわかりませんが僕らも軍隊です、参加しますよ」な寄せ集めでどうやって効率的な仕事ができるのか。
人の数が多ければ多いほど、これを守備する防衛上の軍事力は大袈裟に拡大しちゃうし、自衛と言う名の侵略じゃないれども巨大な軍事力同士が紛争を起こせば収拾がつかなくなってしまう。そもそも「何万人の勢力で、どんな軍事作戦を行うのか」ってのが、十分考えらえているのかってどうも怪しい。。
ハイレベルの武官を外交官と同様の目的で現地に派遣して、政治的活動と情報収集を行って国会にそれが報告されたって話すら聞いた事がない。
油もいけどさ、、
間違えば自衛官だけでなく現地の民間人にも被害者が出るんだし(実際出ている)、
「テロとの戦いに巻き込まれた民間人の犠牲者の数が、そもそもテロの被害にあった犠牲者の数を上回る」とかの結果になればそれは本末転倒でしょう。
「テロとの戦い」において何を選択するのか?
その前に「テロとの戦い」って何をするの事かって話を詰める方が先でしょうに。
そもそもそれは”戦いじゃないと解決しないのか”とか、
誰と戦って殲滅する以外方法がないと、相手の軍事勢力の規模を特定しなければ「どんだけの戦力でどれだけ戦えばいいのか」すらわかりゃしない。
「テロとの戦い」ってニュースキャスターの台詞を聞くたびに
「テロさん」って個人名の人物でもいるのじゃないかとすら聞こえる。
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平和的な方法で解決するのは難しいのかな?
日本の立場としては、アメリカの傘に守られてきたとは言えCIAやKGBやモサドのような機関も無く、デルタみたいな『対外的攻撃専門部隊』もありません。常任理事国でもないけれど、「なんとかしのいできた」って事でしょう。
憲法の縛りがあったにしても(まーこれもなんぼでも解釈できるので既に形骸に過ぎません)、軍事組織を動かす事が非常に難しい(やろうと思えばできます)状況で、「さて軍事以外だと何よ?」をやたらと考えてきたってところでしょう。
今回の中東紛争の元をたどると「イラクの大量破壊兵器は完売か使いきりか既に廃棄されていた」ってCIAの見込み違いがあったってのが重要じゃないかと。
そして国家VS国家の全面戦争は経済的にもほとんど不可能とまで言われています。
一番重要なのは『国際的な警察組織』なんじゃないっスかね。インターポールってあるけれど、ここをFBI並みの専属かつ独立した独立捜査権のある組織にするとかね〜
紛争で重要なのが”ジャーナリズム”ですが、意図しているものは「事実を確認する」事にありますね。
そもそも軍隊なんて動かすと、費用だけでも大変なんですよ(本当にアメリカは困っている)、しかも既に米軍自体、最近の兵士は「現地派遣は半年が限界」な状況です(一種の労働条件闘争的に)。
警察官とエコノミストや金融のプロ、
国連も独自に人工衛星飛ばしてもいい。
常設国連軍なんてのはほぼ非現実的な今(自衛隊からまんま師団単位で指揮権委譲とかしないと難しい)、一番重要なのはとっかかりとしての「諜報機関じゃない”調査機関”」じゃないんでしょうかね。
先ず日本は各商社に「企業としてのメセナとして協力してもらいたい」→NGO団体設立→シンクタンクとして国連に自主的に協力する調査機関を設立→紛争の解決方法や国連主導の政策に提言を行う。
場合によっては各国のNPOなんかの派遣マネージメントもやる。
NGOが何なら予算つけて独立行政法人でもいいし、
構成員は日本国籍である必要も無い、
「いきなり戦争はどうよ」と思っている欧米や、紛争に直面する中東や参加の意志のある”各国会社員のみなさん”これを糾合して、紛争があるたびに『なんちゃら委員会の答申』みたいなペーパーを出すだけでも意味がある、
いっその事その事務所日本に置かずに第三者中立を担保してとか。
実際戦争必須となっても、最小限度の戦闘で終わらせる政策提言を行う組織があるだけでも相当違いがあると思います。
北朝鮮の拉致問題に関しても、一番問題なのは「現地に捜査官を派遣できない」って部分にあるんですからね。
その法人が→国連の正式な組織、って形になれば捜査もしやすいんじゃないかと。
ニュース見てても難しすぎて分からなくて、どうせアメリカの言いなりになって動くだけやんって流してました(^_^;)
どうでもいいコメントすみません(汗)
私の話も理想論の域を出ませんよ。
なかなかそういい方法は無いのですが、政府含めてベストは何かを余談なく考えているかと言えば疑問が残ります。
政治論議には素人の私でもそれなりに考えますから。
そういう意味では現在の社会状況で、報道含めて少々窮屈な前提で捉えすぎているような気はしますね、