たいがいこんなときの脇役のの台詞は、
「いつまでそうやってるつもりだ」
「そんな○○さんなんて嫌い」
「どうしちゃったの」
「何があったの?」
そして、、
「何があったのか話して」な後に、主人公立ち直り
つまり、何があったのか話したいのだが何も思い浮かばない場合、この落ち込んでいる主人公はそのまま落ち込んでる事になる。
「何も思い浮かばない」なんて事が有りうるのか?
ここであの話を思い出してもらいたい
http://kagewari.seesaa.net/article/547725.html
思い浮かばない事はある、知っていても思い浮かばないことすらある。
特に子供時代の「家庭における不快」は、まさか子供サイドから「お前等間違えてない?」という批判をすることは難しい。ましてや「なんか変な気がする」としても、家族の誰もがその感覚を理解してくれなさそうな(極端に言えば「十分に幸せだ」と言う調子で)場合、なんとかこの不快感から自我は生き延びようとする。(実は問題が表面化しないのは「子供には話さないほうがい」や、そもそも関係者が「脅迫(強迫)下にあってそれを認識できない」や、家族関係が支配的で「個々の会話が無い」が原因で問題は構成員全員でバレバレなのがほとんど)
「マスキング」でこれを説明してみたい。
ある企業で、経営の重大問題が発覚したとする。ある幹部の使い込みをなんとか内部処理で片付けたい、そこでその問題に全く無関係な経理の社員が呼ばれ「裏帳簿」を命令される。これまで真面目一直線な経理の社員は、その「裏帳簿」への罪悪感と嫌悪感でずっと苦しむ事となった。経営の重大問題は完全に隠蔽された。そして経理の彼が裏帳簿をつけていると思う人などなく「○○さんは真面目だねー」「いつも間違いがないね」と言われる度に胸が痛くなる。
「改善されるべき経営の問題は、裏帳簿に悩む経理の話に摩り替わった」
これが、個人の自我の中だけで起きると、問題は「嫌悪感によりマスキングされた」となり(現象としては「無意識に抑圧された」が正確なんだが、これ話すとややこしいので、、)『何を隠したのか思いつくまで表面化しないので、それは継続し客観的には自我構造の一部だと言える』これが、自己嫌悪。
ややわかりにくいか、、
やはり、「自己嫌悪の再考3」を書くか。。
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