そんぐらい説明が難しい(仕組みは簡単だと思うんだけどさ)、
時に「人の言葉はどこまで信用できるのか」だとか、
「当事者は本気で語っていても(本当の気持ち)、鵜呑みにはできない」などの現象を理解しないと先に進めない話だ。
■ひとつの典型例
繰り返し説明してきたけれど、「肉を美味いと感じたり、肉が食べたいという気持ち」は意思というより脳の指示に近いものだ(美味いと感じたりする理由は、生存のため高カロリーなものにフラグを付ける本能がドーパミンなどの脳内物質・快感物質を分泌するため《アルコールの嗜好性を参考にして欲しい》)。
事実ここに意志とは違う錯覚が入り込んでいる証拠は
たとえば、コンビニのレジ横で販売しているから揚げを、コンビニ来店前や店内物色中にはまったく欲求していないにも関わらず、レジの前まできてそれを見た瞬間に(これはまったくのパブロフの犬現象《条件反射》)「から揚げが食べたい」とどうしても思ってしまう現象として観測できる。
想定されている意思を超えて(それ以前に気持ちすら無いのに)「から揚げが食べたい」と思ってしまうワケだ。
↑
ここで観測されている自我の経済関係は、優先順位として「高いレベルの”快感代謝”《ドーパミンやアドレナリやらの脳内物質ゲットのこと》、再現性の高い”快感代謝”が常に優先される」というもので、これを覆すには、コンビニのレジ前で「から揚げなんかいらない、から揚げなんかいらない、から揚げなんかいらない」と強い意志が無ければ阻止できない(逆説ぽけっとしてると気が付いたらレジ袋の中にから揚げがあるって寸法です)。
↓
この強い意志は「『自意識』マター」ってことかと思うけど(俗に言う”本気出す”)
『自意識』マターの立ち上げにはコストがかかるので(気合や意思)、ストイックな修行僧ならいざ知らず、いつでも誰でもできることではありません。
しかも「たかがから揚げです、食べてもいいじゃん」←こんな状況設定で、やおら(親の仇でもあるまいし)伝家の宝刀『自意識』マターを起動するとか普通やらないんです。
<さて、ここまで典型例で説明してきましたが>
類する事例は、あちこちに、そこかしこにあるんです。
「掃除はやめとこ(いやいや雑多な環境が好きなんだ《ある意味嘘》)」
「やっぱ美人でしょ(いやいやルネッサンスだよ《ある意味嘘》)」
「働く動機、そりゃ金でしょ(これは社会性や生活力だ《相当な嘘》)」
「何歳までには結婚したい(私も普通の人間なんだから《微妙な嘘》)」
「打席ではどうしてもホームランを打ちたい(高い目標を持ってるだけ《嘘》)」
「今日は宿題やらない(怠けものだからさ《真っ赤な嘘》)」
、、、、、、、
↑
似た話は、どこかしこにある筈です
そして困った事に、当事者の多くは上記括弧書きの(言えば”言い訳”)お気持ちを、本当に自分の気持ちなんだと丸っと錯覚していたり、自分らしさを伝えようと強弁したりさえするため、周囲の者は本当に”そういう人なんだ”と思ってしまうことです(実際当事者は本気でそう語ってますしね)。
■話を戻しますよ
が、しかし
前項に登場する「上記括弧書きの(言えば”言い訳”)お気持ち」ってのは、
言えば「から揚げが食べたい」とどうしても思ってしまう現象と”全く同じ”であり、
(認知としては『被る(こうむる)』:レスポンス)
主体的な意思や感情では”ありません”。
●行きがかり上、仕方なくそうなってちゃってるだけなんです
(という構造を自分では気が付いていない)
タグ:『被る(こうむる)』
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