(その前に「ウクライナ紛争革命」もあったんだが、あっという間に書き換えられた)
■テーマは「自軍に死者0の戦争」だ
勝手な想像だが、その次にあるのは「敵軍の死者も0の戦争」である気がする。
何故かと言えば、現代の戦争は電子戦他、双方の武器を無力化することに主眼が置かれ、一般歩兵の白兵戦を限りなく避けるからだ。既にドローン攻撃に対してアンチドローン戦が繰り広げられる中で、前線に兵士を送るリスクは高まっている。
これは戦争の経済評価の中で起きている気もする。
事の始まりは、90年代から今世紀初頭の「テロとの戦争における非対称戦」
戦争のコストパフォーマンスと言っては不謹慎かも知れないが、テロリストを相手に正規軍の精鋭が同じキルレシオで死亡するなどあり得ないことだった。
アンチマテリアルライフルの登場もそんな背景があってのことだったように思う。
そしてウクライナ紛争で起きた事は、廉価なドローン攻撃を前に高額な迎撃ミサイルを使用することは「経済戦の中で負ける可能性」を突き付けた。ロシア軍やウクライナ軍は早期に迎撃ドローン開発に着手(ロシアが大規模な機甲師団による攻勢を控えている理由でもある)、もうこの段階ではウクライナに支援されたF16がどうのこうのって話題にもならなくなっていた。
イラン戦争において、米軍が狙っているのはミサイル発射キャリアやその在庫であり、イランの兵士では無い。革命防衛隊兵士は徹底的に攻撃したが、米国は革命防衛隊をテロリストと認定しており(革命防衛隊は国際基準における正規軍では無い《イランの国軍は別組織》)、これは例外事項だ(メキシコで麻薬カルテルをメキシコ軍に爆撃させたのも同じ)。
今後の紛争では、「どの条件で生きた兵士を前線に送るべきか」悩む時代になるだろう。
ドローン同士の(これを制空権と呼んでいいのかわからないが)優勢がはっきりした段階で基地設営のために兵士が初めて前進するような戦術が登場するのかも知れない。
※現在この戦術変化に完全に対応できているのは米軍だけであり、その次がロシア軍という感じ(自衛隊はまだまったくだし、欧州は取り返せないレベルで遅れている)
●結果として軍事力の使用におけるハードルは下がった
トランプが躊躇なく軍事力行使を選択しているのはそのためだろう。
(前後してロシアでも米国でも兵士の死を世論が受け入れられない時代を各国の政治家は感じ取っていた《あのウクライナですら兵士の損耗を正確に公開できないでいる》)
軍事力が使用可能な外交手段に変化する中で、
世界情勢はダイナミックに動き始めている気がする。
※事実一部では、仮に米軍が地上軍を出す場合にも「死者0作戦」を考えているのではないかという説が冗談抜きに語られている。
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