(仰々しいものでも無いので「『自営業』の雑感」ぐらいの意味で読んでくれ、、)
これは単なる雑感なので、国際政治の前線のみなさん(ミアシャイマーとかね)とは違う角度からの推定です。ミクロ分析かマクロ分析かっつ〜話でもあると思う(どちらに信用性があるとかではなく見方が違うと予測が変わるだけのことです)。
昔、日本でも特に左派ということも無かったジャーナリストの岩上氏や元外務情報分析官だったかなの孫崎さんが陥った錯覚に(もう10年近く昔のことだよ)「中国の巡航ミサイルが凄くて、日米安保ではこの脅威に対抗できない」というものがある。
この件は今現在でも否定的な意見があるなか、それ以上に劣勢だった10年前に思い込んでしまった専門家もいたのね。
※この話の鍵は、中国と言えども核の先制使用などという愚行はできないことと(日本をいきなり先制攻撃で地球から消滅させるような国を米国が放置する筈がない《明日は我が身だからだ》)、巡航ミサイルに搭載される弾頭重量がたいしたものでは無いという点だ。
※ロシアは重弾頭の巡航ミサイルを保有しているが、これは本来戦術核ミサイルなのね(ロシアにはトンデモ重量級爆弾を製造するお家芸みたいのがある)。←これもさ通常弾頭と言えども小型核爆弾並みの破壊力というのが売りなぐらいなので、受け取る相手にとっては核と同じじゃんと判断される決定的なジレンマがあるww
■話は戻るけれど、巡航ミサイルなどではたいした規模の破壊ができないんだわ。
(航空自衛隊の格納庫が無防備もいいところな問題は少し横に置いておくわ)
これは精密攻撃によって、核心的な弱点をピンポイントで攻撃することが目的で破壊力のデカさを争う兵器では無い(米軍のトマホークもそれに近いものだよ《旧式なので精度は落ちるんだろうけど》)。
「なんでしょう、滑走路に穴空いたけど2時間で復旧したから」←みたいな被害になる
※ウクライナ紛争でもロシアの重爆撃が可能となってるのは、ミサイルではなくて爆撃機からの滑空爆弾なのね(こういう作戦はある程度の制空権を持っていないとできない)。
■類似の話は経済学者の間でも盛んに論議されてきた
とにかく多かったのは「中国経済は間もなく米国を抜く」という脅威論で、これも10年前からあった。
(で、それはいつになったら実現するのでしょうかと)
だから国際政治学者が、誰の論文を読んだのかで結果が違ってきちゃうのね(彼らはさ経済専門じゃないしいわんや中国政治の専門家でも無い)。
●説明するまでも無い大問題は別にある→「米国の製造業の空洞化」で、現在米国はちょっとしたフリゲート艦などでも製造に数年かかる始末で(中国なら半年で製造できてしまうレベル)、継戦能力の点から大問題になってるということ(長期戦になると補充ができないのさ)。
だから、トランプはUSスチールなどの買収の調整であんなに大騒ぎしたんだよ。
↑
■がしかし、このリスクは中国と米国が総力戦で全面対決した場合の話でさ。
(俺は思うけど、もしそんな状況になりそうになった場合、米国は躊躇なく戦略核兵器の先制攻撃をすると思う《そんなこと広島長崎で実証済みだ》←この汚名は、世界で唯一躊躇なく核兵器を使用する国として”世界に怖れられている”事には違いはない)←中国もそう思うだろ
↓
つまり想定される紛争は、ウクライナと大きく様相が変わる。
(紛争当時西側で訓練を受けたウクライナ精鋭部隊はそれほどいなかった)
ロシアが攻略したのは、国境を接してる一部の地域だけであり(当初のキエフ包囲は早期に交渉で終わらせるためで占領する意図は最初から無かった)、台湾を丸ごと併合しようとか考えている中国の戦略とは全く違うもので(近海にいる海上自衛隊は大規模な精鋭部隊だ)、
●現在中国海軍が猛烈な勢いで軍艦を製造している目的は→最強硬策でも「海上封鎖で台湾を兵糧攻めすること」でしょ(推測でしかないけどさ)。
ぐるーっと取り囲んで封鎖するには膨大の数の艦船が必要になる。
※でもこの戦略はほとんど不可能なんだわ、何故なら台湾は対艦ミサイルを国産で持っていて「撃ち放題になってしまうからだ」→この基地を事前に巡航ミサイルで叩こうというつもりだと思うんだけどさ、山岳地帯もある台湾において隠すところも山ほどあるだろさ
※しかもこの海上封鎖を行うには、一部日本の領海に侵攻しなければならない。てか沖縄米軍と衝突することになる。→中国の期待は「ビビって引っ込んでもらうこと」なのね(だからあの高市発言にあんなに怒ったんだよ)
■素朴に考えてみ?
そんなリスクを抱えて「完全とはいえない海上封鎖ごっこで大量の艦艇を失うような作戦」するのと「やるぞやるぞと脅して親中政権登場するのを待つのと、どっちが効果的だね?」
常識的に考えても後者だ。
中国の狙いは、トンデモ海軍戦力をアッピールして、「ビビった台湾の有権者が親中媚中政権を選択する」ことにあると思うんだよね。
※国際政治学者の方は知らないと思うんだけど、日本や台湾ではこの手の中国の戦略をちーとも恐れない文化が定着しており(戦略のキモがさ「脅かしてやろう」だけなので、「ビビらなければそれだけで勝ち」なんだもの…)、どっちに転んでも効果が無い。
※強いて言うならハニトラと利権をばら撒きまくって「台湾を買収する」みたいな作戦のが効果あると思う。←でもさこれ平和的な連合になるので「そういうことなら日米も特別反対せんよ?できたら一国二制度でね」ぐらいのものさ。
中国経済ってのも(エリートが多いのは事実だから国策で投資した先端産業はそら伸びるし強いと思うけどさ)、人口の倍も住宅作って空き家に困るレベルのバブル崩壊だよ?
同時に中国地方行政機関の収入ってのがほとんどこの開発利用地の運用にあったので、地方行政が全国的に破綻しかけてる(その負債額が推計できないレベルとも言われる)。
大卒の失業率が40%もあって「それでも中国経済はしばらく伸びる」とか言えるのかって、無理でしょ。
↑
これを予見して、今しかチャンスがないと台湾侵攻するかもしれないって論議もあるけどさ、
「何のために?」
(この論旨は習近平が権力に居座る云々らしいんだけど、クーデターの噂もあってその数年が大丈夫かって言われている人だよ?)
確かにパワーポリティクスは大事だけど、
政治は数字だけで決まるものでも無いから。
■そして、ウクライナとの重大な違いは
ウクライナはロシアの安全保障上のレッドラインだったが、
中国にとって台湾はずーーーっと昔から西側系の国としてそこにあって共存してきた沖合の島であって、安全保障上のレッドラインでも何でもないってことさ(強いて言うなら面子の問題があるだけ)
<<<その裏でベネズエラが米国にとって実に面倒なことになっている>>>
個人的にはこっちのがより深刻な気がするんだがね、
米国はアメリカ大陸すら平定できないのかも知れない。
※何年も前からベネズエラはキューバの支援を仰いで秘密警察などはキューバ仕込みやキューバ人そのものであったりする親密な関係にあるのね(これはチャンネルくららの内藤陽介氏が数年前から解説している)、つまりさ第二のキューバ危機のフラグはその時からあったのだよ。
↑
思えばさ、中国にとって台湾とは米国にとってのキューバのような存在であり、
台湾が中距離核ミサイルでも配備しないことには、中国のデッドラインになることは無いだろう。
<つづく>
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