麻生氏の「党員が選んだ候補に集まれ」という号令

これは岸田氏に対する皮肉だったのではないか。

もうお忘れかもしれないが、前回の総裁選において岸田氏は「石破氏が党員得票トップだと思い込み、決選投票で大慌てで石破氏にと指令を修正したエピソードがある」、今回麻生氏の「党員が選んだ候補に集まれ」という号令は、岸田氏のやらかしに対するオマージュだと思う。
これはある意味「大宏池会構想への決別」であり、非主流派となりかねない岸田派に対する恫喝でもあったのだろう。
更にそこには”民意に従え”というダブルの意味があるのかも知れない。
※俺の個人的な推測だが、小泉支持から寝返った7人とも言われる面子は第一回で林氏に投票した岸田派の一部だと思う。

これで「宏池会」は本当に解散し、小規模な林派になってしまうんだろう。
進次郎推してる面子は左派と言うより利権派なので、保守系政策そのものに本気で反対してるのではない。仮に高市氏が企業団体献金を規制乃至廃止すれば利権そのものが失われるのだから、「宏池会が本当に解散する」ってことは日本政治の歴史において、田中派の衰退に匹敵する大事件になるかも知れない。

今回高市氏の勝利は想像以上に大きな勝利になるかもよ