(世の中「武士は食わねど」などというミニマリストは現代若者に少数いるぐらいでしょ)
食うために、ちょっと怪しい宗教団体の講演も喜んで受け、目立つような保守仕草で希少な経済界の保守系経営者に訴えかけてみたり、塾だかサロンだか意図のよくわからない課金モデルに挑戦したり、涙ぐましい努力を続けている(投資顧問業が実は本業なんて場合もある)。
※欧米の場合には保守系に『キリスト教』がくっついてくるので、少額でも寄附を集めたり講演会ができたりする余地もあると思うけれど、そういうのは日本の保守派環境に無いからね。
言うならばそんな涙ぐましい努力(手段)こそが保守論壇の生き様みたいなことになってる事が多く(ビジネス保守の皆さんはスポンサーの付きやすいSDGs食いついたりソーラー利権だったりするでしょ)、いやいやちょっと待ってくれ、そんな調子で自慢の保守系政治論が民主主義社会の中で有意な意見として存在感を示すのかと言えば、どちらか言えば「保守系のシノギも大変ですね」と情けをかけられる状況にあると言っても間違いでは無いだろう、、。
別にさ、表現(専ら書く事だと思うけれど)面白ければその段階で誰かにリーチしているもので、食うか食えないのかなど本旨では無いんだけどさ(情報化社会の中で”無料”=常識であり、”無料”=無価値ではないからね《無料であることが公共性優先なんだねと好感されることだってある》)、
●過去記事で批判した”男のマチズモ”がそうさせるのか、
●変なプライド持ってる人が多いというか、
実際さ、保守なんだから(=その考えは継承されていたり歴史だったりとか)自分の考えってなオリジナリティーをアピールしずらいじゃん。←これはさ(歴史なんてのがその典型だが)”無料であることの公共性ジャンル”そのものでしょ。
なてかな〜、人物評で言えば保守系なんてのは「面白い尖ったところはないけれど、あの人は感じのいい人だね」みたいなものじゃないと、その政治思想と矛盾する。
時に「そんなものは保守じゃない!」とか激怒する保守系関係者がいるけれど、=その段階でアウツなんだよね(そこで怒ってるアンタは何者なんだよと《保守政治が自己アッピールのツールになっていたらおかしいでしょ》)。
■先日米国の若い保守系活動家が銃撃により暗殺されたけれど、彼が名を売ったのは「ガチ左翼の大学などに頻繁に講演活動をやって、左翼学生の質問を次から次と論駁する”曲芸”」だったんだよね。確かにこれはエンタメというか、保守の存在感をアピールできる。
昔、脳科学者の養老氏が「バカの壁」とかの書籍でベストセラーになったけど、類似の手法かな。
左翼な学生たちなどに「それって、君君言うほど大事なことか、そもそもそれは本当に君の本音なのかね(誰から聞いた話?)」
最初からインチキのダメダメだとわかりきってる相手を論駁することは容易なことだから、左翼の論理に詳しければ(やっぱり食い扶持は左翼絡みなのか)、存在感を示すことはできる。
※かといって、そういう活動(思えばキリスト教社会だから伝導みたいなつもりだったのだろう)立派な事だと思うけれど、保守の本質かと言えばやっぱ少し違うと思う。
戦後の保守論壇には面白い人が随分といたと耳にするけれど、
「説明能力」に尽きると思う。
保守論の特徴は、伝統や継承や経験知で”論理化されていない”ものが多いので(それこそ『共同幻想』論だ《現代保守とは”再選択者”のことだから》)、これを「保守論として読み解いて説明する能力は論者のオリジナリティーに他ならない」(理解者としてのアイデンティティーや個性とでも言えばいいのだろうか)。
それを固有の政治論としてしまうと間違いだと思うけれど(うっかりすると右翼になる)、リベラル批評みたいなポジションから(=保守系)、あれこれ語ったり文章書くってことでいんじゃないのかしらね。又、『参政党』神谷君じゃ無いけれど、政治家が自分を保守と名乗るのも少し違うと思う。
「あの人の政治姿勢は保守系だ」とこれは外から言われるものでしょw
(※俺は自称保守リベラルのつもりなので、ガチ保守では無いんだけどさ《外から見てるとそう思う》)
「保守系政治運動」←確かにこの文字も何かおかしい”運動って左翼用語だから”
(「なるほどそういうことか」と”保守とは名乗りたくない”『参政党』神谷党首の意図も少しわかる)
「保守=ちょっと待て」という姿勢であって、何か激怒して大声出すのは違うだろう、
(この意味で俺はちょっと”もぎせか”にも心配な部分はある《彼大好きだけどね、声は谷村新司に似てるしさ》)
左翼リベラルが突出してやり過ぎてる時には「それはダメだろ」と声が大きくなる時もあるだろうけど、そこはそれ批判の部分だよね(故に「そんなものは保守じゃない」とかの怒りは種類が違うと思うんだよな、、”保守”って結果であって称号では無いと思うんだが)。
何のどこいらへんを保守するのか人それぞれなのだから保守こそイロイロであってよくて、そのイロイロが左翼のセクト争いみたいになっていたら、そら左翼だろと(笑
まとまらないのは自然現象だと思うけれど、「保守論では食えない事(或いは儲からない事)、暴言吐くとか論外である事」などから、保守陣営としての判定はできるだろう。
その姿勢に間違いが無ければ→「面白い尖ったところはないけれど、あの人は感じのいい人だね」的人物像が”多い筈”なのだから、論議の中で違う意見をまとめることもできるだろう。
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