『共産主義』→計画経済→全体主義
「資本主義」→市場経済→民主主義
仮に『共産主義』成功の鍵が「計画の精度(テクノクラートの知能)」だとするなら
「資本主義」成功のカギは、自由な市場が機能することになる。
市場原理の機能が、「資本主義」が成功するか否かを握ってる。
(組織票というのは市場原理で言えば公取委が監視すべき不公正取引なんだわ)
原理原則で言えばさ、
●「ハイレベルの商品が売れる」という原則(ベタに言えば「いいモノが売れる」)
●「論理性の高い議論が勝つ」という原則(ベタに言えば「より有意な論が議決される」)
↑
ここがキモなんだよ(純粋な機能性で言えば)
多数決ってのは、市場の統計DATAであり、需要のマクロ分析になるのだが、
価格は(総合売り上げとは別に)満足度上位を示す個別指標になる。
(こういう表現はアレだけども、少数野党でも「その分野では高価な取引《有意な論議》されてる政策は多数販売されてる状況(多数派与党)に匹敵する存在感を示す」←何故なら市場の本来目的は価格決定機能だからだ→高額なものほど価値が高い《論の優位性》)
そのために議会には論戦があるワケでさ、
もちょっと補足すると、
高級ブランドは多数販売を目的としていない(多数派与党を目的としていない)
しかし、市場における価値と言う点で(議会の論議をリードする指標として)大きな力を示す。
(見た事無いだけで、そういう建付けなのさ)
言い換えるとさ、議会における論戦で連戦連勝するような高度な論議が戦わされている「知見の高い野党の存在は、与党の政策に影響するほどの存在になる」←これは民主主義の両輪で、「民主主義」において、(それこそ弁証法だけど)「議論や少数意見の重視」を掲げるのは、何もお題目では無くて、必要事項なんだわさ(多数決に頼る弊害を補完するもの)。
※具体的に言えばさ、
「レシプロエンジンの論議をする時に、トヨタの意見が大枠のベースになるだろうけど、フェラーリや本田のF1開発チームの話も聞くだろそら」←そういうこと
■前回の記事で言うところのさ、以下が機能するということ
本物がきて詰めれば(持ってるバックグラウンド関係無く)論理上位のものが勝つワケ(そういう世界だから)。
これはとても大事なことで、(学歴や社会的地位や所得や性別に無関係に)「言論だけの勝負」になるので、政治の場面で考えてみ?「少数野党だからといって政策が通らない」なんてことは無いんです(国会質疑で与党政府や官僚を立ち往生させられればいんだから)。
↑
議会多数を占めて与党になることだけが目的である必要はないんです。
昔、自民田中派で「数は力」なんて言われて時代もありましたが、
これは(市場原理で言えば)途上国時代の話であることわかりますね?
<ハイブランド登場前の市場の論議《食えるか食えないかの論議》>
経済成長後の先進国における「民主主義」の場合、「ブランド価値の高い少数政党の価値が高まる」んです。
経済政策でも重厚長大大量生産政策から、経済学的エビデンスのある高度な経済モデルが求められる(リフレ経済学派を背景にしたアベノミクスはそのはしり、御存知無いかも知れないが当時の国会では複数の経済学者や評論家が参考人として見解を述べるシーンが多数あった)。
ベタに言えば
「有意な論議をしている少数野党が、個別論議の局面で大きな発言力を持つ」って話
(政策論議の大枠を多数党が設定し、議場での論議をハイブランド《高度政策》野党がリードする)
「財務省ガー」って話あるけどさ、(高橋洋一氏の話の信憑性はともあれだ)論戦でコテンパンに論駁されることを官僚だって嫌うわけで、質問通告のある国会答弁こそ野党議員の見せ場じゃん。
※平易な質問なら財務官僚が言いそうなことは予測されているんだから、”たとえばさ”政策の根拠となる最新経済理論の解釈をまず答えさせればいいんだよ(米大学での論文を英文のまま提示するとかして)。そこから、「この政策は今お答えの経済理論に矛盾してますが、そこが学術的にどう整合性がとれると思ってるんですか?国民にわざわざ間違った政策を強いる理由でもあるのでしょうか」とかやればいんだよ(仮に反対学派の説を持ってきたら儲けもの、ガチの経済学論争ができる)。
※極論するとさ、その少数意見は政党である必要も無いよね
<議会に呼ばれる在野の参考人として意見すればいいのだから>←呼べる政党があればいいんです
(そこは議事進行にもよるから)理想論で言えばだけど、
政治活動していなくても、文字媒体やネット界隈で高度な論理性が戦わされてる議論がある場合、ダイレクトに個別政策にそれが(学歴や社会的地位や所得や性別に無関係に)反映される可能性がある。
●勿論将来には、AI議長みたいな(議会におけるAIコミュニティノート)チェック機能が登場しても驚かない(AI議長が予算案から与野党に議題を事前提案するなど)。
「民主主義」=「資本主義」はまだまだ捨てたものではないってことです。
<つづく>
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