現実感とはなんだろうか？（口語的には”実感”でいいのかな）

実存主義哲学の”実存”とも違うような、
素朴に言って現実世界にいるのだから、そこに現実感なんてあったら変だよね？（非現実を体験したことになる《夜見る夢のことかな？「例の夢かと思った」とか頬をつねる芝居》）
”非現実的”って言葉の意味はわかるけどさこれは逆に「それは無いだろ」ってことだから、その反対が現実感とはならんでしょ。

うーん”実存”絡みで言えば、『単独者』は似たところのある”現実感”が豊富って意味になるのかもしれないが「何のことだかワカランなｗｗ」。
思うに自我タイプに関わらず、人類ヒト科なんてものは「本能が壊れた動物」などと（一部生物学者などに）言われているので（本能をロジカルな自我に置き換えたというもの）、自我で現実認知をしているとダイレクト感に欠ける生物なのかも知れない。

量子論トンデモにはこの現実世界がシミュレーションじゃないかって仮説もあるってのに、
人類に限って言えば（個人的には類似の現象がペットにも起きるから俺は自我構造とかいうものが殊更に特別なものだとは思っていない《たとえばさ宇宙人ガーみたいには思わないって事》）、更に自我構造インターフェースの問題で、更に現実感なんて言葉があるほど言うほど現実を感じられないって話かも知れない。
『心理学』的に言えばさ、
「人類ヒト科は現実から乖離したり喪失しやすい弱点がある」ことになるよね？
図星じゃネーかしら、、

ひょっとすると、この現実から乖離したり喪失しやすい弱点が創造性やら幻想性やらの能力に繋がっているのかも知れないけど、同時に強迫性も発現しやすいって意味になる。
（何かを思い込みやすいのだから、何か思い込ませるだとか、思い詰めることも起きやすい）
アニミズムやらシャーマニズムやらの原始宗教や信仰ってのも、この隙間から発生してるような気もするんだけどね。

■素朴な例を考えてみるとさ
「こんな貧しい生活がいつまで続くのか」と社会問題を嘆く当事者や評論家がいるとします。
言い換えると「こんな現実は受け入れられない」となるよね（言語的にこれがオカシイのは確かだ）。
現実感なる言葉があるほど現実が曖昧過ぎて、各人の現実なる言葉の定義がてんでバラバラなのだと思うけれど、
（※冒頭部分を補足すると、地面と言うか大地を感じて即走るだとか穴を掘るなど「本能が次なる行動に直結している非言語動物は、現実感ではなく現実と行動と生命が分離できない一体の認知になっているだろう」という話ね。）


仮の話だけれど、
（現実感に溢れていて）「そこにあるのが現実なのだから、受け入れる？意味がわからない」となり、「貧しい生活？ん？意味が分からない、そこにあるのは俺の生活だけど？《何か不足があるなら”何々を得なければ・得たいものだ”という話になる筈で、貧しいという発想は起きない》」となるので、現実を貧しいだなんだと評価する現象は起きない。
※いやいや貧困問題をバカにしているのではありませんよ（第三者の政治家なりが「このように貧困に苦しむ社会は許せない」などの発言は何ら矛盾しないからです）、当事者が何ら次の行動企画（動機形成）に結びつかない落胆を個別に体験することは（意味が無いとは言わないけれど）、希薄な現実意識からきてるのではないかってことだよ。
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繰り返すけど、貧困問題を揶揄していないから、
当事者が「これでは立ち行かない、なんとかしなければ」という貧困状況はあるだろうし、問題意識をもって積極的に考える方が自然だから。
ここでの問題提起は「こんな貧しい生活がいつまで続くのか」など独白してる状態が個別に「どこか変なところないか？」って話（素朴に「いつまで」に返すなら「知らんがな」になるじゃん《まさかあてずっぽうに来年の春になればとか言ってもいいシーンではなかろう》）。

●つまりさ”現実感”の裏にも「『抗う(あらがう)』認知・『被る(こうむる)』認知」という危うさが隠れているのじゃないかってね、

ま、ちょっとめんどくさい言葉かもね