<本稿はどうにも書きながらグダグダによれてしまい無駄な長文になってますが悪しからず>
つまり、今のネット言論空間では『共同幻想崩壊』「歩留り階層の台頭」『単独者』達や反動化する旧世代やら、百鬼夜行状態のカオスが展開しておりまして、
時に「なんじゃこりゃ」って驚くこともあります。
流石に名前は伏せますが、ええ兵庫県知事事件の周辺には、素朴な知見で「いやいやデマは立花の方だろ」という批判に(あの選挙の対抗馬が左派系だったものだから)左翼ネット世論から、ド左翼活動家も乗り込む祭り状態となっており、うっかりすると敵の敵は味方で(事実関係に関わる個別の主張では無く)ド左翼活動家に心酔してしまう輩も登場し、よせばいいのに保守系Vtuberのコメント欄で誰それさんの動画観てくださいやら、是非紹介してくださいなんて人が登場してしまい、それを違うだろと一蹴したらコメント欄が炎上。
その後、動画主が激高して「犯罪者を擁護するような視聴者は出入り禁だ、このチャンネルが炎上して潰れるならそれはそれでもいい、そん時にはVtuberとか辞めちゃっても構わない」という動画を投稿し、、、
こうなると、この喧嘩は一体何が原因で何の対立なのかもう意味わからないというさww
ある意味面白いと思ったのさ、
コメント書くぐらいだから、その動画主のファンだった視聴者が(まあ当人は喜ぶかと思って推薦したのかもしれないけど)一瞬で罵倒されて出入り禁止になるというね、ネット言論空間の片隅に起きた暴風雨みたいな感じなんだけど、この断片が現在をもっともよく表しているのだと思う。
●前日「対人関係と政治」ってな記事を書いたけど、そこでは「政治的方向性が違っても近所付き合いは可能だ」なる話が登場するけど、ネット言論空間には”近所やしがらみの概念が無い”ですから、個人の実存の根幹に関わる選択事項にうっかり踏み込むと(実際の対人関係でコメント欄にあるような踏み込んだ発言しないと思うのね)、一発で決定的な敵対関係に転じたりする。
<何やら前回記事と矛盾するようだが>
ま〜乱暴に言えば「そんなこともわからネーのか」みたいな琴線(個性を特定する大きな選択部分)に触れると一発で終了
現実世界では所謂「表面的に取り繕うとかの対人関係妥協フェーズ」があるものだが、ネット空間にはそんなものはないのであり遠慮容赦なく人間同士が激突する局面が展開する。
この点、現実世界とネット空間とでは環境が決定的に違うってことだわね、
(主としてこの大きな違いはリアルな世界における生命の危険などの割と生物学的ものだと思う)
そこで自然に起きるだろうことは棲み分けとなるのだから(無駄に激高しても双方疲れるから)、どういうフラグが使用されるのかわからないけど(《ネット炎上は疲労でしかないから》無駄な論争を避けるために何らかの自らを旗幟鮮明とする明示を行って)目に見える個性化分岐が(個人のブランディングのように)促進するのだと思うのね。
※はたまた、言論が被る事から交差することはあっても交流は無い関係みたいなジャンルが登場とか
※ただ、ネットワーク情報化社会の中で棲み分けるから断交と同じになるとは思えない、何故なら「ネット左翼と保守系ネット世論」関連で書いてるように、枝葉末節の部分で意見が一致する”交差”の余地は残されているからだ。
■前回記事や今回の推論比較すると面白い可能性があることになる
「妙にギスギスしたところもあるネット上の友人知人は、現実世界での関係に及ぶ場合、ネットのやり取りしてる時とは違い(リアル生命フラグが立つので)、予想以上に友好的な状況になる」可能性あるじゃんww
説明の難しい微妙なツンデレ二面性が常識になるかもねって
(米大統領選におけるトランプ大統領とケネディの関係もそれに近いものではないか)
↑
訴訟社会の米国の場合、この「ネット空間とリアルの乖離」現象が「法廷上の争いとリアル」みたいに先取りしてるところあるのね(昔ケネディはトランプ大統領と法廷で争っている)、
■さて結論、党派性が残ると(エコーチェンバーが発生したり)争いが激しくなるじゃん。
それを避けるために(無益な争い避けるため)「全てが個別に自立する状態のが平和」となるよね。
(米国訴訟社会を参考にすると「個人の利害対立の明確化」っつーこと《利益相反などの法的概念なんかもそうだと思う》)
そして言論が完全に一致する他者など存在しないのだから、対人関係とは(縁とは)それが交差する時の振る舞いって理解にシフトしていくと思うんだよね。
(コミュニケーションが連なるのがネットワーク社会だとすると、情報開社会の中で近代の共同体というような概念はどんどん限定的なものになる。←『共同幻想』崩壊プロセスで起きる現象だけどね《プロ野球の世界でもOBやコーチ含む指導者コミュニティから、現代の選手が個別にyoutube含む情報収集を前提にトレーニングする様に変遷しているところなどにも表れている》)
『共同幻想』適応時代にあった友好だとか交友や社交みたいな(馴合いとは言わないが)表面的に取り繕うような局面は、ネット言論空間の増大により機会的にも影響力を失っていくんだと思う(上記プロ野球の世界における”昭和体育会共同体の衰退”みたいに←”ここの社会への適応”は既に概念レベルで意味を失った)。
※ガッツリ本音のやり取りが飛び交うワイルドな世界になるのかしら
(イメージはこれと類似し先行した米国訴訟社会:法廷で「対人関係ガー」とか”どうでもいいこと”でまごまごしていたら《既に共同体幻想など斜陽で社交の場じゃないから》冤罪に巻き込まれて死刑になることもあるでしょ?)
そしてリアルな社会における融和的な二面性(自分も生き物であることがわかるってのかさ)、
<この話っつーか『単独者』論と昭和のイメージ欧米個人主義を混同されるといかんので少し補足すると(確かに米国で先行した訴訟社会は欧米個人主義の色彩あるから、全く別物=法廷が神の前の審判みたいなイメージになること)>
欧米個人主義っつーのは極めて宗教的なものなので(欧米『共同幻想』の一種)、現代の『単独者』論とは全く別なので混同しないように。
↓
よく耳にする「自己主張を明解に」みたいな話と『単独者』論は全然違うから
方針がはっきりしていることと(むしろこちらは老舗蕎麦店の佇まいのようなもの《個人のブランディング》)、個人の利害を自己主張とばかりに叫ぶことは全く別で、
どんな手法で旗幟鮮明が慣習化するのか「さっぱりわからないけど」、
↓
たとえばさ、「誰だかよく知らない知り合いに焼肉パーティーに誘われたとする」
この時、さりげなく「いやー僕はベジタリアンなんで」のように、申し訳なさそうにドギツイ事を表明するみたいなイメージです。
※今回の話で言えば、保守系論者である場合、配信動画の概要欄などに「社会悪だとは思いませんが、僕は個人的に左翼政治思想は悪だと思っているので不快に思われる方は退席してください」みたいな但し書きがあるとかね(このブログの利用規約もそうだけどさ)←仮に左翼な視聴者も最初からこう明示されていると必要以上にカチンとこないし、コメント欄に何か書き込む場合もちょっと考えるよね(すると無駄な炎上が避けられるじゃん)
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