面白い着想の「戦争論動画だが」（いつもの豊島晋作リポート）

なぜ戦争は起こるのか？今さら聞けない現代国際政治の基礎とは【豊島晋作のテレ東ワールドポリティクス】
https://youtu.be/kyf30bYMXXo?si=TJ9BfhR6SUlKmrbS


ほとんど国際関係論の広義レベルの話なので
（内容はともかく）勉強になりますよ（全篇視聴推奨）。

■そんなアカデミックな話はともかく
戦争の基本は「不動産争い」です、
そして「不動産の価値より、武器や暴力（暴言でもいいけど）の価値が安い（価格が安い）場合、買い占めるより武力や暴力を行使することが合理的だと、誰しもが思う」←これが戦争の原因です
もっと具体的に言えば、動画の話に登場する「近所に油田資源が発見されても、仮に武器の価格が油田より高価な場合、油田を巡る武力衝突は起きません」←そんなバカなとか言う人いるかもだけど、「国内における経済競争がその典型です」。
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つまり法治国家の原則は「暴力行使の結果に対するコストを（武器の価格に相当するコストの事）、刑罰などで課すことで、経済的に割に合わない状態を作っている（油田より武器の価格が高い状態と同じ）」んです。
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どうしてそんなことが可能なのかって、
廉価な鉄砲を警察官に独占させる国家権力に庶民が同意してるから（これが法治国家）


■外国にそれが通用しないのは、世界に国家を超える権力は存在しないから《終わり》

■そこで世界を征服するグローバリズムが覇権を握れば世界は平和にってなユートピア思想があるのかもしれないが、そんな全体主義独裁国家の平和は人類の災厄でしかない。
（それを民主制で？世界大統領なんざ選出したらそれこそ独裁者だろ。複数代表の共和制？そら現代の「いくつかの類似国家の経済圏構想」と何も違わない。→EUですらデカくなりすぎて離脱や分裂騒ぎになっている。）

「武器の価格（コスト）」と民主制も重大関連事項で、
ギリシャ時代だったかな、当時は武器は高価すぎて地主などの特権階級しか保有できなかった。
これを貴族という、そして当時は「戦争に行くのは貴族だけ」だった。
（だから貴族は特権階級だったワケ）
後に都市国家の成立や城下町なんかができて、地域共同体として「貧乏だけど農機具持って俺も戦争行きます」なんてのが登場し（市民の登場）、、、
つまり、「国家を守るために戦争する人＝最初の投票権」みたいなものなんだわ。
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これを不動産で言えばさ、
土地は武器によって守られるのであれば＝土地の価値は武器本位制であり、
戦争への参加や武器の所有＝土地の所有権を意味する。

この点、豊島晋作氏が紹介しているけど、
豊かな土地は、戦争しても守るべき意思によりその価値が証明されとるんだわ
（これが国家が戦争するのではなく、戦争が国家を定義しているって動画に出てくる話）
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ピンとこない人には、
「家族が殺されても笑顔でヘラヘラしてる人」←家族の価値がどこにある？
（そんな社会には”家族”という言葉が生まれていないだろう）
「命がけで守る家族」←家族が大事な証明だろ？
（そういう意味さ）

●つまり命をかけても守るべき価値があり、武器が命より安い場合、
（武器を持って戦う行為は合理的だとの判断になるので）
「世界から戦争が無くなることはあり得ない」

＜オマケ＞
同時に過去記事で何度も指摘しているように「核兵器は武器の概念の反中から外れているので（敵国を仮に殲滅しても焦土になるだけなのでで、その勝利に何らの価値も無い）」極論兵器じゃ無いので戦争では使えないって話にも通じる。
「いやいや台湾侵攻に日本が邪魔だから先制核攻撃することがあり得る？」という批判があるかも知れないが、そんな突拍子もないことをする国は世界の脅威なので、どこぞの核保有国から懲罰的核攻撃を招く可能性があるのだから（自国が滅びるだけ）全く合理性が無いのだよ。
その反対に「通常兵器は、合理的に使える兵器である」と定義できますね？
そして、兵器の価格は命より安価なので「世界から戦争が無くなることはあり得ない」に戻るんです。