脳の容積だけでは比較できませんが、現在の学説だと「人類ヒト科的には現代人とほぼ同じ」とされてます。
野生(ワイルド)の環境で言うところの人類ヒト科のデフォルト仕様がそうなんだっちゅう話。
そら日本みたいな縄文時代平和論のような特異な国はありますが(ここも島国や大陸辺境や平地が異例に少ない山間地など地政学的な意味が大きいとされる)、基本的にクロマニヨン人以外の原人がほぼ滅んでいるのも(ネアンデルタール人など《日本人には多くの混血遺伝子が残るともされている》)生存競争の中で絶滅したからで、当然そこにはクロマニヨン人に殲滅されたケースもあるでしょ。
そ、も、そ、もが、中央集権国家や王族貴族士族等の台頭は、
暴力的に版図を広げ征服することにより世界に拡大したり、大規模化可能なのであり、
その大規模化の流れが、文明化のトリガーにもなってます。
後にこれが封建社会となり、産業革命を経て民主主語が台頭しますが、
●民主主義も当初は、特権階級だけが投票できたり、女性の参政権が認められたのはつい最近の話で(逆に言えば何十万年も女性差別史観が継続していた)、その背景も戦争したり領地を守る兵士が男性中心だったからです=大陸ではどんだけ争いの歴史があったのかって話。
これらの社会の流れを歴史や文明化をからめて説明したのが社会学の社会進化論ですが
端的に言えば
「旧世代になればなるほど、道徳もへったくれもない無法者の社会だった」←これ確定事項ですから(米国だって西部開拓時代や、南北戦争時代など「どうでしたか?」)
日本の戦国時代だってついこないだの話で(人類何十万年の歴史で言えば)、
■つまり、単純化すると
無法者レベルメーターとかがあれば、以下となる
無法者:”適応者”(旧世代)>>>>>歩留り階層:現代人
(※『単独者』は常に例外事項)
『共同幻想』”適応者”=ハラスメントが常識世代(いじめ派)
『共同幻想』”適応社会”=ブラック(ヒエラルキー社会:上下関係)
歩留り現代人=ハラスメント告発者
ネットワーク社会=棲み分け、フリーランス
↑
ざっくり言って、こういうカテゴリなワケ
●勿論、適応社会が組織犯罪みたいなものだとは言わないが
「昭和」の社会では、(現代では違法の)体罰が横行し期待されてすらいたのは事実で、
スターリンの粛清やナチスのホロコーストは「ついこないだの話」だが(まだ生きてる当事者すらいる)、現代では到底考えられない事でしょ(しかし当時は「そんなことあるよね」って適応対象ですらあった)。実際社会の発展レベルが違うイスラム圏では現代でもISなんてのが台頭した。
↑
単純に古い世代ほどワイルドなんだっちゅうの
※これも誤解の無いように注意しておくが、”いい悪い論”として新世代が上位だとか優れているだとか言って無いから(旧世代には生存するのもやっとだったという時代背景があるのさ)。新世代が台頭していると言うより、論理構造として自我を持つ主体が自由な選択肢で分岐すると「この辺までいくのかしらね」って可能性が、文明の進歩やGDPの拡大により確認されているのであって(人類の寿命論議と同じです)、現行世代の自由な分岐は原始時代から”可能性だけなら変わらず存在していた”。
●綺麗に言えば「社会進化論ってのは、文明の進歩で誰にでもある潜在的可能性が開花する」という予測だ(人の中身が変わる話では無い)
↓
【つまり、この論議で注目すべき点は】→むしろ旧世代がどれだけ(本当は嫌だったかもしれない適合に)耐える手法なり、強権で抑圧されるなり、無知に留め置かれるなりしてきたのかって部分で、
生物学的には「厳しい自然に耐えて生き残ってきた」と重なるものだって話。
(つまり、《時代が違うんだから》知りもしないで旧世代を”いい悪い”で評価するのもナンセンスだし、反対に持ち上げて礼賛するのも不自然だって事。「抑圧や適合や、不快や時代や、社会、選択肢、個人、現代」など複合的要素をからめて全体で”その時の現実”を見ていかないと意味の無い論議になる。)
<そして話は戻るけど>
そして、社会進化論的に
古い:『共同幻想』社会適応者→→→現代歩留り階層:新しい
だから、
更に誤解を招くのが、
左翼リベラルの言う→「だから保守派は悪」って話で
(フランス革命時代じゃあるまいし)
保守派と懐古主義や原理主義や右翼(反動保守や保守反動)は「全く別の話だ」
※仮にそうなら、旧世代は全員保守派じゃ無いといけない(そんなことがあるかっての)
■さらに言えば、原始時代の人類が「野獣のような乱暴ものばかりなワケ無いだろ、、、」(冒頭の仲の人の素養は現代人とほぼ同じを読み直せ)
”その時代は環境として、そんな無法社会への適応を求められた”←という意味だから
(勿論、適応なので本音の筈無いだろーーが)
↑
これも勘違いされそうだから補足するけど、
西部開拓時代で、ろくに中央政府も機能しておらず、警察官もおらんっちゅうのに、ガンベルト下げた時代に適応するって、意味を考えろやって話(当時はその環境で生き残らなければいかんのだから)。本音もクソもあるか(想像だけで警察制度や法治国家が速攻で発生するとか無いから)。
●その背景も、「構造的に『共同幻想』社会に好きで適応する人などいない(本音をサルベージすれば誰もが嫌々なんだってば《再選択者のような選択機会に恵まれる老舗の後継者などを例外に》)」=だから旧適応世代は苦労自慢が定番だろって話に被るワケ。
うんで、エドモンドバークや、現代歩留りの合理的”緩やかな保守論”はまた別の話。
(前衛のひと世代に過ぎない現役世代がエキセントリックにリベラル言っても、その正当性が世代数的にまったく証明されてない《極論現役世代の思い付き》、少なくとも直近数世代や歴史的知識の範囲で保守的認識《旧世代の知恵には数世代によってプルーフされた集合知も含まれる》がある方が妥当でしょって話。【現役世代が神のように万能な訳がないからだ】※直近でもヒッピームーブメントだとか、フリーJAZZが成功したのかって、ぶっちゃけ失敗だったんだから。)
※自由な選択が可能な現代だからこその(試行錯誤時代)「クソみたいな失敗」は、ある意味旧世代より乱発する
<おまけ>
昔の人は、なんか友人知人に不祥事とか起きると
「本当はそんなことする人じゃない」とかよく言ったものだけど、
当たり前だから
”社会適応者”=(哲学用語なら適合主義《適合性バイアス》)本音と違うモデル人格を演じる人だから
仮に、そこで破綻的な事象が起きても「しょっぱなから無理してる事情がある」のであって、
素で、本音でそんなこと(社会適応)やってる人はおらんのだってのさ。
(素の本音で体罰肯定とか、ドMの変態ですか?ってことになるやん)
これが時代の進化で、現代の「自己責任で(本音で)選択的に(典型例が医療のインフォームドコンセント)」という社会に現在変遷しとる途中なんだわさ。
※そこで想定されているプレーヤーは「最低でも歩留まり以上人格だよ」って話
別に難しい話をしてるつもりは無いんだがな、、
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