2024年10月24日

皇室の話は荒れるからあまりやりたくないのだが(婚姻を前提にするところが難しさの始まりになるかも知れない)、今後保守系同士の無駄な争いを避ける上で”ひとつのアイデアね”

 これを職業と考えるのか(は、ともかくだ)

さまざな論議はあると思うけれど、婚姻を前提としなければ何らの論議も進まない。
「相続する人」だからね。
やおら生物学的論議を持ち出す場合も出てくると思うけれど(なので過去に何度もそのリスクを示唆してるんだけどさ《LGBT》)、逆さまに言えば婚姻を前提としない生き方を”殊更に尊重すべきではない”などの定義が無いと話を進めにくい。=ここが反対派との論点になるんだと思う。

(言うまでもなく俺は”緩やかな保守派”のつもりなので皇室を守るべきものだと思っている《意図して廃止など立案する事に反対の意だ》)
さて、参考になるのが『単独者』などの考える”婚姻を前提としないスタンス”だ。
この話の根本は「プライバシーの最大化」であるのは考えるまでもないことで、婚姻に相当する関係の有無に関わらず、それを公開する必要性が無いってところが始まりです。
 ↑↓
つまり『単独者』の側から見れば、婚姻を前提とする習俗は、「その婚姻を公に公開すること」がその本旨となる(相続含め世代を超えて継続されるであろう屋号が上位概念)。
ひと世代前のDINKSの時にもここで揉めたことがあると思うんだけど(子供を作れと強制するのかーみたいに)、相続するつもりが無い場合個人を超えた屋号を名乗る理屈が無いのだよ。
単に税法上の理由などで婚姻してるのであれば、「税制改革すればいいのであり」、、、←多分にこの時代のDINKSはそういう意味だけでなく、旧世代の婚姻に何らかのアンチテーゼを表明するみたいな生き方の明示が先にあって、「非婚と同じじゃん」に思いが至らなかったのだろう。→なので後に特別行為としてのインパクトが失われると→非婚派に転じた。

●さてやっかいなのは、個人の自由意志として非婚の自由を制限していいのかってことだけど
再び生物学やら『心理学』の話に及ぶ(或いは数学)、
論理的に母集団に対して全員が『単独者』となり、その上に、そこには”再選択者”がひとりも存在せず、結果100%非婚となると言うことは”まずあり得ない”(シングルマザーを否定しないので、後継者がおらず全滅することもないし)。
そもそもこの自由の表明は『思春期』反抗期終了直後から萌芽がある筈で、
仮にそういう個人が皇室に台頭した場合、早期から皇籍離脱を宣言する筈だ。
(でなけりゃ今度は若くして公務を行う人物《最初からプライバシーが大きく制限される人生》の”性交の自由”はどうなるんだっちゅうことにもなる)

 と い う こ と で

ある程度の年齢において、皇籍を保持し公務をこなしてる人格は”婚姻を前提とする生き方を肯定している”と定義して、人権上も問題無いと俺は考えている。
(恋愛の自由などと言う論議は、「恋愛幻想」として各所でその矛盾を含めて説明しているのでここでは省略する)
■皇統の保持は100%女系になることなく、その時相応しいと思われる男性でも女性でも天皇となることが可能な方法があります。
(男子直系を保持しつつ女性天皇は可能である《以下に説明します》)
誰を後継にするのか、皇位を継承するにあたり先代が主導的中心となり会議を開くなどすればよい。

簡単な話で、(そもそも嫁だけ皇室会議で人物の審査を行うのは男女差別なのだから)ここは篠原常一郎の説を取って、まず「婿入りのケースも皇室会議が開かれる制度改正を行うとする」。
縁談や出会いを含めて、どのようにお相手が紹介されるかはともあれ、
戦後GHQにより廃止された”旧宮家”を(そのまま復活するのでは無く)男系皇位継承対象者として認定し(ありがたいことに十分に遺伝的にも安全圏に離れている)、婿の候補とする場合(”旧宮家”復活論議ではそこで生まれた子供を養子にしてもいいというぐらいの話なのだから)女性天皇との間に生まれた子供は単純女系ではなく、同時に男系でもあるからです。
※なにも手法に変わったことも必要無く、(歌舞伎の世界のように)皇室にまつわる関連業務を宮内庁なりが「文化伝統的縁故採用」として運用し、その中から『婿入り縁談』などを行えばよい(市井の社内恋愛と確率上どこが違うんですかってな)。同時に特権職でもあるので職業の自由で遠慮する人が多発することもないだろ(昔の妾制度に類似してると批判もあるかもしれないが《次女などとして後宮に入ったんだったかな》、制度的には全く違うと思うぞ)。


歴史的には、妾制度無しに継続不可能な制度だと言われているけれども、
”トレードオフが文明化”なのだから、産婦人科医療や不妊治療含めたサポートすることで、数学的確率上絶望的となるということも無いだろう。
(一人っ子の選択は不妊や経済的事情などのが多く、「どうしても子どもはひとりという選択」は前提としていない《何故なら子供の生存を絶対に保証することはあり得ないからだ》。いやいや「多くてひとり、いなくてもよい」の場合、それは非婚フラグであり《それなら》「どうして早くに皇籍離脱の選択をしなかったのか」という話になる。つまり非婚フラグが無い場合、世間の「子供は一人事情には”仕方なく”という背景がある」と推定できる。)
※また「婿養子は皇籍とならならい」とすることで、外戚で大変なことにも防げるし、私が再三「皇室はまさに日本の象徴そのものである(市井の民におきることをことごとく体現される)」論をうらずけるように、この”男子直系女性天皇”が、シングルマザーであらせられるなんて世界線もあるのかもしれない(個人的に先進国は少子化を経てシングルマザー社会へと変遷すると考えてるから)。

●と考えると、何も保守派が顔真っ赤にして喧嘩したり論争することなく
(人権にも配慮しつつ)今後も皇室を守ることができると思うんだけどね。
<不敬だなんだと、異論も多数だと思いますが、んなこたーわかってんだよ!俺が出してるアイデアをもっと上手に説明できる偉い人がそこんとこ上手に考えてくれって言ってんだってのさ>


posted by kagewari at 05:10 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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