若者達の「(暗黙の了解)仲間は誰でも交際OKルール」などの合理性を説明してみたい。
各所で、上記は望んだ関係ではない(個性の接点に無関係)とか解説もしているのだが、
■親しくなるという関係性の法則には、別段望もうがいきがかり上だろうが大きな差異は無い
(言うならば”望んだ関係”という話は、自己選択の介在の有無であって《言えばアイデンティティーの話だよ》)
「親しくなるという関係性の法則」ってのは、”秘密の共有”で成立する
「プライバシーを共有するのだから、親しくない筈が無い」が転じたものだ。
その秘密を意図せざる状況で知られてしまったのだとしても、この法則は有効になる。
何故なら(今更何を言っても仕方がないかと)「プライバシーに及ぶ話を話せる仲になるからだ」
↑
つまり近代『共同幻想』適応社会時代の、一面識もない縁談に応じて嫁入りするなどの婚姻でも、行けば先でそら夫婦だからプライバシーの共有(秘密の共有)が起きるので、親しいと感じる関係性は成立するんです。
※幼馴染の構造なんてのは、近所にいたから偶然小さい頃の黒歴史を全て知られているって部分が親しい関係を醸成するワケでね、
時に『単独者』は、誰とでも随分親し気に話せるが、それは自分のプライバシーをこそこそ隠す必要が全く無いからで(『共同幻想』適応者は私語禁止リールでプライバシーに及ぶ話をすることが恥ずかしいとか失礼だと控えることになるため《『単独者』はその反対》)、
堂々となんでも自慢げに語れるため、「親しくなるという関係性の法則」が半ば素性に実装されていることになるんだわ。
●さて、ここで冒頭の
言うならば”望んだ関係”という話は、自己選択の介在の有無であって(言えばアイデンティティーの話だよ)。←ここに触れておこう
近代などの貧しい時代は、「この街(村)でしか生きられない」などの枷があったので(しこうきも新幹線も高速バスも無い時代だ)、望む望まぬに関わらず「この社会で暮らすということに、選択の余地のない受諾」のような意思決定がある訳さ。
なので「どこそこの土地っ子として」みたいなアイデンティーの中で、”受諾した関係”として誰だか知らない縁組に応じて嫁入りしてもアイデンティー不安は起きない。
(そら大変なストレスはあっただろうけど、”望まぬ関係”だなどで悩むことも無い)
■現代社会で個性の接点だの、”望んだ関係”などの論議が浮上するのは、
世の中が豊かになったからです。
(進学や移動の自由から居住の自由まで、避けようのない事情を受諾するのではなく、自由に選択できることになってるからさ。)
そこで自己責任を担保して(掛け金にして)、自ら選択(賭け)しないと、結果に対してどうしたって文句が出てくるじゃん(このストレスはアイデンティー不安になるので耐えられない《こんなの自分じゃないとか不安に思う事》)。
そういうことなんだわ、
<<<オマケ>>>
私はマッチングアプリなどという”どうかと思う”システムに興味関心は無いのですが、
(事実統計だと歩留り階層の多くが「懐疑的とか警戒している」というDATAがあります)
理屈はわかりますよね?
履歴書みたいな情報開示が双方に行われた時点で、一部ではありますが”秘密の共有”が成立しますから、好感や親和性を引き出すことは「その段階で可能」なんです(嘘が無ければですが)。
どこから考えても、マッチングアプリなんぞと比べると近代の世話好きなおばちゃんの見合い縁談のが安心安全だと思いますが、”秘密の共有”というシステムだけで好感や親和性を引き出すことが可能なのは理屈としては正しい。←しかし、これは個性化の反対なので、どうなんでしょうね、、、
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