リクエスト関連（kakoさん「やれることがあると言えばある、無いと言えば無い」ですね）

kakoさん（あなたが自分の動機をどう整理するかという話になります）
>問題のある親族について。過去に何度も女性への悪質なストーカー行為で示談しています。親は甘く本人を叱らずお金で解決しています。今回刑事罰すれすれになり本家から切り離され放流されました。私は間接的に事の顛末を聞く立場ですが、次は本当に取り返しがつかない事件を起こすのではないかと心配です。地元で力がある家系なので今までの事件はもみ消されています。私としては精神病院か刑務所に入って二度と娑婆に出てこなければいいのにと思っています。第三者の私の立場からできることはありますか？


この文章で微妙に矛盾があるとするなら
以下です
「第三者の私の立場から」←ここをどう判断するか、まず最後まで読んでみてください。
（この「私は第三者である」というのはkakoさんの本音だと思いますよ。）

■どの論点で進めるかですが、「一族の不名誉」という命題ならあなたは第三者では無いことになりますね？（つまりそうでは無い《以下とはならない》）
近代（そうですね江戸後期から明治あたりまで）ガチの『共同幻想』社会で、あなたと類似した動機を持った場合（一義的には追放まで同じですが）、仮にあなたのような正義感をベースにする『士族などの家系』であれば、「責任もって始末して自分も腹切る」ぐらいの話だったのでは無いでしょうか。
※明治時代には、息子の不始末を母親が謝りに言って、いきなり出刃出して自決しますとか言い出すとか実際にありました（戦後の右翼フィクサーと知られる某人物は大学当時共産党にかぶれていた時に、母親が一族の不名誉であると「恥ずかしいから思い直せ」と自決してます《そういうことってあったんです》）、こういう切れっぷりの俗称が「明治の母」だったんです。
　↑
つまり、「一族の不名誉」という命題なら（前述みたいな話になってもおかしくないが）この場合あなたは第三者では無いことになります。
しかしあなたは自分を「第三者」と述べている段階で、これは「一族の不名誉」という命題ではなく、
●「一般論として危険人物を知る私が、一般社会へ警告したい」ということになります。
であれば、捨て垢SNSなどで「この人危険と地域に告知する」以上のことはできないし、やるべきではないと思うんです（第三者がそれ以上の事に及ぶとあなたが犯罪者として訴追され兼ねません）。

かといってkakoさんの心情としては、（それでは収まらない何かがあるのでしょう）「それでいいのか」という思いで相談になったものと思います。
■できること、できないことの整理と言う点では２つあります


さて、その前にストーカー心理の一端を説明すると、
基本エディプスコンプレックスです（マザコンやらファザコンやら）
”約束の人”みたいなイメージを赤の他人に感じることがまずオカシイでしょ？
そういうイメージは同族や血族の（児童などがうっかり思い込む）関係性をひな形にしないとあり得ない心理になります。
（時系列的には性的成長で流石にこれを親兄弟に向け続けることはできないが、《何らかの事情で》「反抗期」にこのイメージを解体し通常の大人の関係に移行するプロセスを超えられず『退行』《単純に進学に失敗とかでも陥る場合がある》→その”約束の人”みたいなイメージだけが残り、そこに大人の性欲が結合し〜のという流れ）
　↓
「これをうっかり誰かに投影すると、その瞬間からその相手は赤の他人では無く、親子関係や血縁同様の決して切れない関係イメージが投影され、、、（お前は俺の約束の人だろ！）」ってな具合です。
※ちょっとたとえは違いますが「関係無い人を相手に『母を求めて三千里』」みたいな

＜あなたがやるらなないは、今のモヤモヤが収まる収まらないで判断してください＞
１）その人物の親に会ってくる（お前さ何をした？）
目的は情報の取得です、「彼が子供時代に何を勘違いしたのか？」それなりにあたりを付ける。
（児童にはにわかにわかり難い何かをやらかしてる《何か殊更のことではなく”それ誤解しそうだな〜”って着想で探りを入れてください》）
ついでに、「追放したらしいけど（これいちおう正しい判断）大丈夫なのか？」
これも目的は情報の取得です。

＜あなたがやるらなないは、今のモヤモヤが収まる収まらないで判断してください＞
それでも煮え切らないなら
２）そいつに会ってくる（過剰防衛でめんどくさいことにならないように”武装はボールペンだけ”にしておきましょう《少々値段の張る金属製の立派なボールペンは下手なダガーナイフと威力同じです》「手近なものをと咄嗟に」と言えばまず過剰防衛で逮捕されることは無いでしょう。心配性ならバレないように防刃手袋をほどいてショルダーバッグの背当ての間に挟んで縫製しておくと安心。これを身体の前にポーチっぽく下げておく。）

前述のストーカー心理にあるように、
ストーカーって【ド級の錯覚者】であることは間違い無く（乱暴に言えば”バカ”）、
極論すれば、説得上手なら「おかしいでしょ」を押し込めます。
（どうしてもだなんだって話があっても←「お前はどうしてもさんか？」「そのどうしてさんもお前の内面にある概念だろ？」→「それはいつからのことだ思い出せ」）
　↑
いちおう手法はありますが【非常に危険です】
（彼は脳内の”約束の人”イメージを守るために《あなたがそれを抹殺にきたのかと錯覚ダブルパンチになりますので》防衛反応で攻撃してくる可能性あります。）
仮にあなたが合気道黒帯なら、関節決めて動けないようにしてから、
「ふざけんなよ、俺にそんなクソ動機があるワケないだろ馬鹿にするな。ちった〜大人しく人の話を聞けバカ。お前も困ってんだろ、違うんかコラ」←な流れでしょうか。

●この辺全体の文脈を俯瞰で見て
＜あなたがやるらなないは、今のモヤモヤが収まる収まらないで判断してください＞
冷静に、自分の腹をどこに収めるのか合理的に考えましょう。

ポイントはですね、
ストーカーって【ド級の錯覚者】であることは間違い無く、
極論すれば、説得上手なら「おかしいでしょ」を相手の自我に情報として送り込めるんです（よく言えばバグを修正するパッチみたいに）。
そして、当事者も困ってるのは事実の筈で（大興奮すると誰もが疲れ過ぎますよね）、
どっかで「バカみたいなことになってるのにどうにもならない」みたいな？
紙一枚の薄っすらした自覚がある。
（どうしてそうなったの秘密を知って止まるなら当事者の利益でもありますよね？）
とっかかりはあります。

＜あなたがやるらなないは、今のモヤモヤが収まる収まらないで判断してください＞
●しかし私は（メールカウンセリングなのもそういう側面あるし）頼まれてもやりません
（本人から依頼があるのと、おしかけるのとでは危険性が段違いです）
6連発の38口径ぐらい渡してくれるならちょっと考えるかも知れないけど。
時に、腕のいい「なんでも屋」なる職業の方が、ストーカー対策に成功する事例があるのは、構造自体は単純ですから、何度も同様ケースを経験していると（誤解のコツがわかるというか）「話せばわかるケースがあると（その話し方がポイント）」知ってるのでしょう。
そういう側面からも、ちょっと極道な相談員さんが対処できることもあるんだと思います（この場合極道であることも説得力を増すというか《”約束の人”に関心無さそうじゃん》）。

近所に「なんでも屋（掃除、廃品回収、簡単な探偵業務など謳ってるところ）」ないかちょっと調べておくのも”気持ち的に”安心かも知れません。←だからって何をどうするとかでなしに、
（そこが有能かどうかは知りませんし、何の保証にもなりませんが。）
無い場合は、探偵社調べると業務にストーカー対策書いてるとこある筈です。
※役所関係はあまりあてにならないと思いますね（知識が根本的に間違ってる場合が多い）