「セックスレスの夫婦は、異性関係と言えないのだろうか?」《終わり》
この話の前提というか大枠は以下(既読マストでお願いします)
https://kagewari.seesaa.net/article/501005218.html
※相手が本当に親友の場合は例外事項になるので、これは次回末尾に書きます
■まず、動物の生態で類似の物をと言えば
「狼の群れ」になるが、
狼の群れが異性関係を前提にしていないのでは無い。
(ちなみにライオンの群れは、群れと言うより血縁のメス家族がベースである《用心棒のオスは入れ替わり制》)
「狼の群れ」は雌雄混交でもあるが、性交できるのはリーダーのつがいだけである。
(配下のものは性交できない《生物学専門ではないので配下の繁殖期衝動がどうなってるのかは知らん。基本構造下位グループは子孫となるので若い個体という意味ではないか?:リーダーの寿命も約10年だからな》、早く育った個体の一部は自ら群れを形成するべく群れを出て旅に出るものも多い《一匹狼》勿論、配下の個体はリーダーの子供の世話係でもある。)
哺乳類には珍しく一夫一婦制に近い構造の群れもあるが、
育った子孫に群れを譲り、雄が去るパターンの方が主体とされる(この場合No1のメスは相談係として残る《メスが基本去らないのはライオンと同じ》)。
↑
ザックリ言えば、性衝動が勝つ状況(リーダーとの年齢差の関係)などにおいては、一匹狼として流浪の旅に出ると考えるのが合理的かも知れない。
(あまりメスが去るパターンを想定していないのは、あらゆる哺乳類でメスがオスのような性衝動本能を持っていないからだ《性交したくていてもたってもいらなれないなどの状態がメスは弱い:性衝動のピークが緩い》)
■さてここまでの話で一つ参考になることがあるかなと思う
<あえてここから意図をもって、女だ男だのスラングを使います>
「恋愛関係抜きの異性の友達がいる」←こういうこというのは大概女だ、
(男性も言わないとは言わないが、ニュアンスが異なってくる《男性が言う場合は、行為には及んでいないが俺はモテている誇示的な意味合いになりがち》←これは模範例があるからで、「妻との盟約を守るモテる妻帯者」の行動だ。)
上記括弧に対して、
「恋愛関係抜きの異性の友達がいる」←こういうこという女が全部独身と言う事も無いが(なかなか既婚者では考えにくいことだからな)男性社会的には女にマウント取られている形になる。
理由は実に生理的なもので、男性の性衝動は「ご飯の前のイヌ」と同じようなものであり、できる我慢は「待て」ぐらいのもので、これを自力で「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏じゃないけどさww」散らせるなどのそれなりの努力が必要になる。簡単に言うと男性が性衝動を抑えるのは容易なことでは無いってことさ(やおらそれを考えるって意味じゃネーぞ、生理的ストレス反応が派生するってこと)。
※何故南極探検隊のエピソードから”ダッチワイフ”のエピソードが登場したのかね
※何故軍事活動では、繁華街もあるベースに帰れるローテーションが重要なのかね
↑
何が言いたいのかって、
「恋愛関係抜きの異性の友達がいる」←こういうこという女が、(極端に言えばだが)友人だかなんだか知らないけど、その場で「ご飯の前のイヌ」状態で我慢してる男性達の心理(ストレス)を慮ってるのだろうかってことだよ。
友人ならさ、相手の気持ち考えるよね?慮るよね?
あろうことか、そんなこと気にしていないのだとしたら随分だと思いませんか?
※そもそも「結婚制度と”社会適応”」という物語は(これで彼も落ち着いて仕事に身が入るだろう)、「オンタイムの彼は『賢者モード』になった」という暗喩を踏んだものだぜ?
※この件も何度も何度も紹介してますが、「イスラム教の戒律」(女性は髪や体形を露出させてはいけない、宗派によっては顔も隠さないといけない)ムハンマドは「教育や社会福祉から公共衛生や食中毒感染症などへの憧憬が他宗教より深く(WHO的知見と言うか)」アブラハムの宗教として最も現代的な戒律を整備した当時としては最先端だったのであり、女性の服装などへの戒律も「生物学的に男性を理解した結果(街がレイプ犯だらけになるだろ?:これはその『共同幻想』のインセンティブ設定や、サブカル広義展開世俗化を認めない時のトレードオフ)」であって(ブッタともどもその成否はともかく着想は科学的)、この件は女性差別史観ではありません(勿論それとは別に古代に共通する女性差別史観はありますが)。
●「いやいやその友人グループには各人性対象がいるのだ」なんて話をする人いるかもしれませんが、それは何ですか「済ませてきたんだろうから『賢者モード』だね!」ってこと?
(この場合さ、妻やスティディを性奴隷か何か扱いしてないか?)←前者の「結婚制度と”社会適応”」と同じだろ、言うかもしれませんが「自称友人関係はオンタイムの話じゃネーだろ」。
さて、これを「プライバシーとはなんぞや」からめるともうひとつ別の展開もあるので
<つづく>
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