幽霊あるのかないのかの論議はしませんよ。
そーいうこっちゃなくて、世俗のイメージに対する疑問をここではテーマにしてみよう
「ウチのペットは去勢してますが、ちゃんと感情ありますよ」←ごもっともごもっとも言わんとしてることはわかりますよ(中国の宦官《去勢した宮廷官僚》もドスグロな話あるでしょ)。
「性的不能になった超高齢者が善人になったDATAでもあるんですか?」←はいはい、いわんとしていることはわかりますよ。
確かに生物学的には、それを示唆する可能性ありますが(宦官の場合もそうだけど)
「それって、永久『賢者モード』を見込んだものですよね?」
禅寺の精進料理もそういう期待感があった(効果は怪しいと思うんだが、「肉とドーパミン」は離脱成功してそうだ)。
昔飼っていたウチのネコは(去勢だけでなく食事の心配も無い捕食獣はほんとに『自意識』の関心だけで平和なもので)当時は外ネコも普通の時代で日々の縄張り確認の帰り、「近所で脱走したハムスター咥えて(モンモン言いながら)帰ってきたから」→仕方が無いからその脱走ハムスターを半年あまり飼ったのだが(最後も脱獄ポーズで亡くなる坂本龍馬みたいなハムスターだった)。
そ、そんなことはともかくだ、
ネコの関心にしても、禅寺の坊さんの知的欲求も、高齢者の若い頃も、宦官の地位によせる執着も、「脳のドーパミン報酬系」の影響下にあるのであって(禅寺の坊さんは肉のドーパミン報酬系は解脱してるけど)、
■何も去勢すると生物学的条件による感情が無くなるワケではありません。
(ドーパミンのポテンシャルも基礎的は性的ホルモンなどと連動可能な幅になってるだろうし)
”躁鬱”なんて現象も、過剰なドーパミンと受容体の変化に加えて、ドーパミンが過剰だと脳が判断する場合、反対にこれを鎮静化する物質を出すので(体温調節でお馴染みホメオスターシス(恒常性維持)と呼ばれる機能)わかりやすく言えば振り子のように鬱になるワケだ。←アルコール依存症などが発生する悪循環のひとつとも言われてる。
※俺はこの辺を脳の経済学的に説明すること多いけどさ、
↑
死んで肉体失うとさ、このドーパミン報酬系や恒常性維持反動の鬱とかも起きないことになる。
「幽霊だから解脱したお坊さんみたいだね」←こんな感想を聞いた事が無い
(ここでは幽霊とは何かは論議しないのでそこから先は「めんどくさいから省くが(笑」)
※なので、近未来に自我をダウンロード電脳化して不老不死になるのだとしても、自我の同一性を保つには精密な人体の神経系などのシミュレーションが完璧じゃなないと失敗します(突然解脱した坊さんみたいな人ばかりになる)。←だから仏陀は宗教的に正しいとかそういうことは言って無いぞ(着想がなるほどってことさ)
●対する(いかにもありそうな根拠を持つ)物理学のオカルトってのは、
いきなりぶっ飛んでるのであって(最も有名なのは「時間など無い」論だろ)
「本当に死んだと言えるのか」とかの着想やん(重ね合わせ状態の多世界パラレルワールドが干渉してないか?とかさ《はたまた同時に存在する過去そのものが》)、
なものだから、怪談話によく聞く幽霊のイメージは
「まず幽霊さんに、肉体も無しにその感情を保ち続けていられる理由をお聞かせいただきたい」
話はここからだな(笑
俺は「それを、生物学的条件下の感情で怖いイメージに”見てる人のせい”」な気がしてるのだが。
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