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思う以上に本人が自分だと定義してるものは些細な選択結果の結果や分岐の行き先であることがわかる。しかし、外部がそれを認識する時ってのは「わかりやすい特徴」から視覚情報に入るよね。
(脳の現実認知はボケっとしてる”無意識状態”だと、情報伝達速度に比例するので視覚情報が優先される。)
「なんとかさん、背が高いよね」「なんとかさん細いよね」「ナントカ課長はハゲだから」「なんとかさん髪黒いよね」「誰君は声低いよね」、、、、そのままあだ名のネタになったりもします。
↑
■ふと思いませんか?俗に言うこの身体的特徴は(自分で選んだものでは無いので自覚的には誰しも『被る(こうむる)』系認知になるため)「ほとんどが当人にとってはコンプレックス」になるんです。
(記事リクで以前大変な事になった「ブス《附子》ガー」思い出してください。今回の論議はそこをひも解きます。)
↑↓
■これに対して(ここで先日の記事アイデンティティー論)
「髪型ツーブロックなんだね」「髪染めたんだ、その色いいね」「課長髭似合ってますね」「ひょっとしてジムとか通ってます?」「洒落たバッグをお持ちですね」、、、場合によると”その人物を語るトレードマークになりませんか?”
そして俗に言うこの個人の趣味は(全て自分で選んだものなので自覚的には誰しも『抗う(あらがう)』系認知になるため)「ほとんどが当人にって、自慢の”○○だろ?”」になるんです。
ほらね、だから些細なアイデンティティー論を規制されると、当人のメンタルがダメージ受けるんです。
(せっかくの『抗う(あらがう)』系が『被る(こうむる)』系にダウンすればそれだけで鬱ポイント+10)
た し か に
「お前野球選手だろ?試合も出て無いのに鏡の前で髪型チェックしてる場合か?」←これもよくありますね。【その意図は何か】
■上記のネタバレは簡単で(一種の『共同幻想』合理性認知でもあるんだけど)、
「もっと存在理由(レーゾンデートル)に近い選択肢が目の前にあるのに(自己存亡の緊急事態に類似)、今”日常の(平時の)些細な(ほのぼの)アイデンティティー論”をやってる場合か」
↑
これはアイデンティティー論というより、現実認識レベルの話なので別論議なんですよ
たとえばね「震災で大変な時なので、○○とか言ってられない」(いかにも『共同幻想』合理性認知でしょ)。
なので、前述の野球選手への苦言の定番台詞は「真面目にやれ」なんです。
この意図は
「真面目に(或いは真剣に)『自意識』立ち上げて状況見ろ(平時では無いから)」
■さてここで、些細なアイデンティティー論に戻ると、
醒めた目の批判派論旨が「学生の本文は勉強だろ、真面目にやれ」だということがわかります。
この台詞が説得力を失ったのは、現代の義務教育が自己の存亡に関わる重要事項ではなくなったからです(しかもテストの評価法からして「これがマトモな勉強か?」の疑義もある)。
学校生活が「豊かな時代の平時になった」んですよ。
そこで、何かガツンと集中力を喚起(『自意識』立ち上げさせる)するには、プロ野球選手にとっての試合のような状況(個人が本気で関心もってる授業など)の設定が先で、
「アホみたいな記憶しただけで高得点」みたいな(しかも誰もが知ってる常識レベルの内容で)構成じゃ、野球選手にとっての試合みたいなインパクトはありません。
(中間テストなる概念の重要性が昭和時代の10分の1ぐらいになっとんのさ)
<<<話をコンプレックスに戻しましょうか>>>
「なんとかさん、背が高いよね」「なんとかさん細いよね」「ナントカ課長はハゲだから」「なんとかさん髪黒いよね」「誰君は声低いよね」、、、、そのままあだ名のネタになったりもします。
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■ふと思いませんか?俗に言うこの身体的特徴は(自分で選んだものでは無いので自覚的には誰しも『被る(こうむる)』系認知になるため)「ほとんどが当人にとってはコンプレックス」になるんです。
上記よーく考えてみ、
そしてよく耳にするこの台詞の意味だ、
「いいよねー○○さんの家、お金持ちで」「それ嫌味?(アタシが稼いだのでもないし)」
ちょっと待ってください、金持ち一家を自慢する人は?
(ちなみに本当の”いいとこの金持ち”はこれを自慢しない「金持ち喧嘩せず」)
「なんとかさん貧乏過ぎじゃね、ウチなんかさ」←これは自慢ではありません、イジメの時の攻撃です
(だから逆もあるんです)
「なんとかさんさ、ちょっと家が金持ちだからっていい気になってると思わない?」
つまりー、当人が選択に関わっていない(主として容姿などの)外形的事実は、
初期認知で何を言われも当事者は”いい気がしないのです”(構造的にコンプレックスのフラグが立つから)。どれほどポジティブでも、場合よっては褒め言葉も皮肉に聞こえます。
●だから昔の人の知恵で(勿論『共同幻想』)
「他人の外見のこととか、言うものじゃない」という常識があったんですよ。
対人関係円滑にする知恵として、
■重要なことに気が付きませんか?
自ら選択する事項が少なく(些細なアイデンティティー論)、馴化が起きるまで対人関係が長続きしたり深まることが無い場合、その人の特徴とはコンプレックス・フラグの外形的事実だけになっちまいます。更に、当人が「馴化が起きるまで対人関係が長続きしたり深まることが無い」ことを何を勘違いしたのか、コミュニケーション障害だとか言ってると(全然違う話だから)、解決の糸口も失われる。
【だからなんでもかんでも(下手すりゃ褒め言葉すら)「ブスガー」になっちまうんだよ】
↑
■少なくとも対人関係が何らかの形で良好なら(友人関係になりやすいなら)、相手は「一生懸命、外形的事実以外の特徴を探してくれるものです(本人や本音を探そうとする)」、
(あまりこれといった些細なアイデンティティー論展開がなくっても)
「あなたさ、○○とか好きだよね」と(これが俗に言う「いいとこ見つけてくれる」って奴)
※臨床の言ってるコミュニケーション障害は自閉症傾向のことで(或いはその一種)、俗語としてのコミュ障などの揶揄表現とはまったく関係が無い。
■逆説的に言えば、俗語としてのコミュ障の言わんとしてることは、『共同幻想』用語で言えば「性格の問題」(あくまで彼らの判断ではそう見えるという意味)、正確に言えば対人関係の関りなどが『被る(こうむる)』系(受動系や依存系)であることに尽きます。
主体的に対人関係が行われる場合は、素朴な会話も(会話のインセンティブとして基本楽しいことしか話さない《快が得られるから》)「楽しいと思ったことや、面白いとおもったことしか話しませんから」(本人の内面がド鬱でも)、そんな難しいこと無く”行きがかり上の関係は続く”ものです。同時に社会が開放系であれば「”適応族”の群れが苦手なら誰も近づきませんから」悪化もクソも関係が発生しません。
しかし、対人関係の主体が『被る(こうむる)』系(受動系や依存系)である場合、
(極端に言うと最初から自分は被害者ですから《しかも依存系なので自分の意志で「この連中は好きでは無い」などの意思表明もないまま》)
いかなる対人関係も交友関係になり難いですよね?(楽しくも面白くもないんですもの)ひたすら被害感が募るばかり。
【主体性を欠くときには、なんでもかんでも(下手すりゃ褒め言葉すら)「ブスガー」に聞こえるんだよ】
これ、全然難しい話じゃないんだよ。本音が「抑圧」されているだけで「基本ベースその人は、嫌々そこにいるんだから」。
↑
この段階で「美人になれば解決するだろう」と思うことがどれほどナンセンスかわかるでしょ?
<つづく>https://kagewari.seesaa.net/article/503871165.html
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