わかりやすく言えば、しょもない一般人の表現能力には限界があるから、
「そうそう、俺の心情は”そのようなものだ”」というハマり方するものや、
新たな発見という形で、抑圧気味の深層心理をサルベージしてくれる(或いは触発される)コンテンツに、「心情が投影される」ってな現象かな?と思います。
時に”そう見える”とか、”同じように想定される”であるとか象徴化なんてのも派生の現象かと思います。(同じものとして当てはまるも含まれるかな)
総じて言えることは「ヒトの脳内に展開しているイメージがおおよそ現実離れしている」ってことです。
過去記事に書いたこともあるけどさ、
映画視聴でシーンにBGMが流れていることに違和感感じないことのが異常だから。
なんせオペラや歌舞伎から、そういうの古代からの話で(古代の宗教儀礼にも楽器の演奏や舞踊が含まれていただろうことは民俗学などでもほぼ確定的でしょ)。
■人類ヒト科の「快・不快原則」で明らかなように(人類ヒト科が過剰な欲求を生存の鍵に進化したサーガ《物語》)、最初からトンチキな環境にいるわけで、現実から乖離しているも何もさ、人類ヒト科は現実から乖離した進化を遂げてるから仕方がないんだよ(笑
縄文時代にしてもだ、自然界に神が宿るなどの妄言を(保守派のみなさんゴメンナサイね)素朴に普通に思っちゃうというか、思えるのさ(それを認識する脳内がトンデモ劇画調なことなるから)。
むしろ人類ヒト科の妄想傾向が先にあり、これを表現するのがオペラだったりしたワケで、
随分昔だけど、ビートルズがインド文化に傾倒していた時(後のサイケデリックに繋がる)宗教的トランスを獲得するような薬物使用を音楽のインスピレーションに使ったなどの噂が流れて(今から考えれば広告戦略程度のものだったろうに)、真に受けた井上陽水先生がマリファナ使用で逮捕されちゃったりさww
勘違いも勘違い
最初からそんな必要無かったのさ、人類ヒト科の脳内は誰もがトンデモだからww
■海外の音楽リアクション動画によく出てくるフレーズに(日本人が聞くと時々イラっとするフレーズだけど)「アニメ主題歌のようだ」って表現あるんだよ(勿論あちらさんは褒めてるつもり)。
言うに及ばず、日本の音楽の特徴「著しい転調」のことなんだけど、
何と申しましょうか、日本人の民族性としてのパラノイア傾向って言えばいいのかしら。
「え?そこだけなんでそうなる?」と欧米人には聞こえるらしい。
推測するにそこは、アンビバレントな内面ってのかな、
快・不快原則そのままだけど、「わかりやすい物語では語れない(わかりやすい時点で乖離する)途方もない”○○”」を表現する場合、「突飛な転調」は”いい感じの表現”になるんだよね。
何の表現って、「矛盾に満ちた心象風景をいい感じに表している」。
●たとえばね
俺も迂闊だった、世には”ネコ飼い”さん”イヌ飼いさん”の他に”鳥飼いさん”もいるのであり、
(オウムの例もあるように、爬虫類の進化系である鳥類だけと驚くほと高い知性を持つ種がある)
ある、文鳥飼いさんの動画のコメント欄を見て驚いた。
”鳥飼い”さん固有の業界用語か知らないんだけど、(亡くなることを虹を渡ると表現していた)失われたショックで鬱になり病院の世話になった話とともに、
”それを経験すると、出会いが既に過去の死を追体験させ耐えられなくなることがある”ってフレーズがあるのさ。
↑
はい、この心象風景はさ
「かわいらしい新しい出会いの喜びと、絶望的な死が同時に心象風景にあることになる」
これを同時に音楽で表現するためには、「トンデモにあり得ない転調抜きに語れない」よね?
映画や演劇他に不条理劇があるのもそういうことかと思う。
■『心理学』的には投影は時にネガティブに捉えられるんだけどさ(そこじゃないだろだとか、それは勘違いだなど)、「その矛盾に満ちた葛藤が心象風景に存在するのは事実なんだわ」
(その脳内イメージの原型となる現実は全く違うものなんだけど、その脳は原初的体験の初期認知の時から”そういうことになっていた”のであり)
人類ヒト科が所詮、自分の脳内に展開されたイメージでした現実を認知できないであれば、
「ドン・キホーテも(リアルではなく)”リアリズム”(現実らしさ)の一種だ」って話になる。
※音楽が趣味ですって普通のことかと思われてるけどさ、それは「私は妄想家です」と言ってるようなものだからね(いやいやそれでいんだけど”人類ヒト科なんだもの”ww)
だからスポーツにおける英雄譚や(あれさ神話の具現化でしょ)、壮大な音楽や、矛盾に満ちた音楽から、不条理劇まで人類ヒト科の生物学的リアリズムであるのは間違いが無い。
ワーグナーの交響曲聴いてさ、まあ誰もが第一印象で「大袈裟なww」とかあると思うんだよね、しかしだ、「マジか、人類ヒト科はそこまで過剰なのか」と考えれば、「フロイト先生リビドー恐るべしですね」って振りに「そんなんあたりまえだよ」と返ってきそうだ(笑
※カタルシスってのはさ、(当人にとっては妄想めいた禍々しい思いかもしれないものが)何か芸術としての表現により顕現して何かの結論を模倣した”落ち”を見せることで、「ああそうだったのか、これは雲を掴むような妄想では無く、こういうことだったのか」のような救済になるって意味だよ。
もちっと哲学的に言えばさ、
忌むべき進化を遂げた人類ヒト科だけどもww
「人類ヒト科は自然という現実から乖離した禁忌の存在か、いや”そうかそういう形で現実となるのだ”《エヴァ的に表現すると》僕達生きてていんだね」などとワーグナー聴いて思う人も中にはいるよってこと。
楽劇「神々のたそがれ」から「ジークフリートの葬送行進曲」 R.ワーグナー作曲 NHK交響楽団
https://youtu.be/SmOhZQmylwo?si=2umjfDgCEoF1BlKP
これさ、しがない元サラリーマンのおっさんが「出棺の時の音楽に流して欲しい」って普通にあることで、それを真なる意味で人間性と捉える事もできるよね(人類ヒト科は過剰に異例な進化した生き物だから考えることが少々大袈裟でも、、「わかるよ」みたいな)。
「お父さん大袈裟すぎ」笑いながら号泣←ハイ転調〜
タグ:投影
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