2024年06月17日

微妙に日本のプロ野球史は戦後日本の変化を先行して表している(1)

※こんなん興味ある人一部だと思うが

特に注目すべきは(俺が個人的に贔屓してるのもあるが)古田会長の指揮の元でプロ野球選手会によるストライキ敢行と、セ・パ合同10球団1リーグ構想を潰したことだ。
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この10球団構想を主導したのは読売グループの総帥ナベツネであり、
御存知かと思うが、読売と日本TVは戦後CIAの指揮下にあったことは歴史的事実であり(正力松太郎で検索してくれ)、何もこれ特別なことでは無く戦前保守派の公職追放を主導したGHQに協力するってことは、どこもかしこもこの形で生き残らざるを得なかったのであり(戦後日本の大学組織が極端に左傾化した理由でもあるが、この現象は母国米国アイビーリーグにもおいても起きており日本の敗戦だけが原因とも言えない)、世界の既得権層というのは多かれ少なかれそういう傾向にあった。
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これに対して、プロ野球選手会は(プロ野球選手は個人事業主契約であり労働組合というより中小零細事業者による組合が系列親会社と対峙する関係にある)「体育会系出身の脳筋適応系選手がだいたいいいなりになるだけ」という組織であったが(だから契約に弁護士などの代理人契約することだけでも大揉めになったほど《バカは言う事聞け風土が厳然と存在した》)、
有名大卒選手がスポーツ特待リクルート推薦が多い中で、
古田敦也は異例の普通受験の普通入学(立命館大)からのプロ野球選手だった。
(※この点インテリで各種資格を保有していたサッカー選手の中田英寿と被る部分もある)
言えば、古田は自らが引退したら代理人でもやろうかって人材であり、
彼が個人で『単独者』として、戦後プロ野球界で戦ってきた野村克也監督の弟子であったことも、歴史的な何かである。

<以降陰謀論含めての話になるので”話半分で聞いてくれ”>

造られたアイドル的に言えば(これは後のジャニーズでもある)
戦後、力道山から美空ひばりボクシング人気と巨人軍の王長嶋
国民的ヒーローなど何かの演出無しにあり得ないものであり(当時はラジオや街頭TVしかなかったんだから)、プロ野球界においてパリーグはセリーグのための咬ませ犬とは言わないが長年日陰の存在だった(親会社の節税対策みたいなもので社会人に近かったかも知れない)。
野村克也は何も陰謀的なことを知る由も無く、貧乏な出身であったから「ただ生き残るため」だけに切磋琢磨してきた選手であるが、彼がどこかにカチンときていた部分には「違和感というか何かがオカシイ」(それが何かはわからないが)彼固有の理解があったからだろう。
後に彼が再婚相手とする 野村沙知代のいかがわしさは戦後日本そのものであり(彼女は俗に言う米軍相手の風俗嬢上がりと言われてもおかしくない境遇から這い上がる)、夫婦ともどもこの戦後社会という掴みどころの無い怪物を相手に(『共同幻想』論の登場は1968年だ)、貧しい生れの個人が才覚だけで戦ってきたという稀有な人材であり、
言うまでも無く野村選手時代は「プロレスで言うとこの悪役(ヒール)」として重宝されたというか、泳がされていたに近いものだった。

それが大転換したのは古田敦也の存在だ。
(南海で確固たる地位を持っていた野村だが、沙知代との再婚がらみの鶴岡御大との確執から南海を追放され浪人していたのだが、本来ナベツネに解任された長嶋を監督に迎えようとあれこれしていたヤクルトからふいに監督の話が舞い込んだものを《故にヤクルトは後に長嶋一茂をドラフト指名する》、佐知代が尻を叩いて受けされた流れがある。)
はっきり言って、捕手として古田の能力は野村を超えており、
野村監督の元で台頭した古田は「戦後の筋書きを個人の能力で書き換えた」
読売ナベツネは(FA時代の到来も梃に)、長嶋との和解の後に再び巨人軍の黄金時代を予定していたが、野村ヤクルトの存在はその筋書きを「個人の力で覆した」。
ヤクルト黄金時代というトンデモが登場してしまい(それが戦後レジュームへの挑戦であることも知らずに)、


※この話の少し前に「広島赤ヘル軍団の挑戦」ってのがあるんだが、広島を常勝軍団にしたのが野村の弟子である古葉竹識監督であり(恐らく癖盗みからサイン盗みから配給読みまであらゆる手段を使ったと思われる)、巨人の好敵手として赤ヘルブームというのがあったのだが(ある意味影の仕掛け人はこの時も野村克也)、そもそも広島カープは(先日のジャーナリスト山口さんの証言によると《動画は後に非公開》、米軍の広島原爆のイメージから親米工作を守るための)読売により創設されたプロ野球チームであり、体制側から極端に目を付けられることもなかった。

<つづく>



posted by kagewari at 23:29 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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