先日の以下記事の続きです
夢を”そのまま”実現したいってのは論理的に不可能です(だとすると本当の意味は?)
https://kagewari.seesaa.net/article/503024595.html
加えて記事リクの話にも被るかなと思われ
リクエスト関連(メロンパンさん「なんか感じのいいHNですね」)
https://kagewari.seesaa.net/article/503002988.html
■今回は趣向を変えて『共同幻想』論です(=歴史的経緯の話にもなるかな)
な ぜ な ら ば 「結婚制度」は『共同幻想』論の一部だからです
(タイトル的にさ「恋愛と性交」じゃ何かと思うじゃんww)
『共同幻想』論の合理性の話では無く、”偽装適応”の方含めて結婚制度は現存しますし、わかりやすい例になるのかなと(特に誤解されてる方へ)。
あえて、古式ゆかしき伝統の『共同幻想』論をベースに進めてみます。
近世から近代の『共同幻想』黄金時代の結婚の7割が「縁談」であったことからも、「恋愛と結婚は異なるものです」←というか構造論的に『共同幻想』”適応者”には恋愛ができません(”適応者”が勘違いした『単独者』の色恋沙汰大暴れを恋愛なのだと誤解した延長の”何か”である)、理由は簡単です「個人の自由意志が保証されない自我タイプだから」です(同調圧力に”適応”して合わせることに特化した人格ですから)。
ですから余計に、『共同幻想』適応社会の構造そのままに、権威上位者からの『縁談』に”適応”して結婚するのは『共同幻想』適応者の本分になります。
↑
■戦後これは形骸化する形で壊れ(サラリーマン社会核家族には権威上位者との上下構造が「世俗的な会社上司や大事な取引先に限られる」)、GHQの幻想で何か自由化されたかのように”見える”恰好になりますが、「それは違います(別の幻想です)」。
結婚の条件に所得や社会的地位があるように、戦前村社会の世俗化代用とでもいうべきサラリーマン社会が緩い『縁談』モデルを運用することになります(現代でも結婚の6割近くが、会社同僚や友人の紹介という「縁組」である)。←ここに同一社会の権力闘争(カーストを巡るゲーム性)が関係することで何やらドラマチックな恋愛劇みたいなことも起きますが、その実像は「権力闘争」の方であり、「いやいやまず社内恋愛はあり得ないだろ」のような現代歩留り的発想は皆無でした。
※ちなみに現代歩留りの「社内恋愛はあり得ないだろ」ってのは、自分自身がその就職が場当たり的とはまでは言いませんが、合理性優先や所得有線で自分の個性化と関りが無い場合、個性化人格にとって「そういう職場の同僚=縁の無い人」となるからです(同僚は全員打算的遭遇者になるため)。→言うまでもなく覚醒歩留り階層などが、所得や地位度外視の個性化優先の生業をしている場合、そこで遭遇する同僚的な関係者は「全然恋愛対象アリアリ」となります。
と い う わ け で
『共同幻想』適応者の仲間同士の異性関係は「そもそも恋愛ではありません」
何度も紹介している「仲間は誰でも性対象OK」に”適応”し、予定されたインセンティブゲームに興じているだけです(ましてや自分自身が本音を「抑圧」することで”適応者”になっているのですから、その恋愛感情なるものが本気の筈がありません)。
※ピンとこない方いるかもですが、登場人物が特定されている恋愛シミュレーションゲームがゲームとして成立してるでしょ?
(当事者の体感は同じようなものだってことですよ《ゲームの選択肢に”私の恋愛”がある筈が無いという異論を聞いたことが無いが=相手が限定されても恋愛のゲーム性は成立する。しかし恋愛シミュレーションゲーム自体が嫌いだってのはあるでしょ=歩留り系の認識はそれに近いものだ》)
↑
●むしろ昨今よく耳にする「非性交友人関係」などというものは、本質が『退行化』であり(もっとわかりやすくいえばLGBTQの一種)サイドバーコンテンツの解説にあるように、「友人同士の交友」ってのがそもそも”フリーSEX寄りの疑似性交”ですから極論すれば「自分達には恋愛とかできないし」ってことがわかってるのかしらなんて思ったりするぐらいです。
事程左様に、”適応者”が夢見る恋愛は現実には存在しておらず
(その恋愛感情すら本音では無い《むしろゲーム性に近い》)
そんなものが本当に結婚という形で実現したら大変です。
近世近代『共同幻想』黄金時代において、「結婚と恋愛(彼らの認識では”遊び”)は違う」という結論に社会的コンセンサス(成功した”同調圧力”予定調和)が成立してたんです。
元原稿そのままに、
「夢を実現するとは、現実を受け入れることである」
はい、古式ゆかしき『共同幻想』論における恋愛に置き換えると
↓
「恋愛の実現とは、縁談を受け入れることである(結婚)」
覚醒歩留り階層は(『単独者』はぶっ飛んでるのでまた別ですが)
まず、オルタナ志向ですから→「所謂常識的結婚が無理なら、他の選択肢は何だ?」と考えます。
試行錯誤で”そら意味無いじゃんなアイデア”も織り交ぜつつの(夫婦別姓とか)、DINKSやらセックスレス夫婦やら、『非婚・晩婚』やら(→俺の予測する落ち着き先は”事実婚”)、発想の置き所がオルタナなので「まず、常識的結婚以外」が条件になるってことで、
逆説的に言えば、
歩留り階層は、常識的結婚を志向する”適応者”の婚姻は「”その全て”が本当の恋愛対象では無いと考えている」ってことです(構造的に考えるとそういうことになるため→彼らはまず「縁談です」の答えは違うだろと考えた)。
歩留り達は、本能的に「そこからズラせば恋愛が結婚にという道筋があるんじゃね?」と思ってる
<はたしてそれは可能なのか?つづく>
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