あの手この手でなんとかする(とかが『抗う(あらがう)』の始まりかな)
https://kagewari.seesaa.net/article/502948423.html
そもそも人類ヒト科の宿命ってのは、
本能が壊れて(或いは使い物にならないので)
「動機形成と実行」というプロセスをロジカルに(論理式で)システム化した自我というものでこれを代替(オルタナ)する生き物なのだから、
人類ヒト科の自然な(ワイルド)素性は『単独者』なのだよ。
ただ速攻で人類は生存の危機に瀕したので、
『単独者』はともあれ、生き残るためにどうやって(群れる本能ではなく)論理的に組織化した集団を形成するかってのを求められた(本能のままだと子孫すら残せない《母性本能が効くなんて長くても数年だろう》)。
■極論すると『単独者』の代用案(オルタナ)が、「ひとまず『共同幻想』社会」だったんじゃなかろうか。群れを離れたサルが生き残るために手近な群れに参加する時も、生き残ることが優先で何も好き好んで嬉しそうに参加しているようにはおおよそ見えませんからね。
「仕方が無いから、群れに参加しよう」
人類ヒト科の文明水準が古代において、ダイナミックに進歩するなどなかったのだから、
この『共同幻想』社会と言う代用案は、千年以上のスケールで継続した。
そら、集合知じゃないけど最大公約数として常識化するよね。
(しかも古代から近代以前には社会的教育システムなど無いんだから)
この時唯一『単独者』志向だったのは、各種宗教などの上位階層のほんの一部の話になったと思う(逆説的に言えば指導者階層は『単独者』じゃないと教義の解釈や運用ができない《そこは恣意的に判断する事項があるものさ》)。
簡単に言えば、食える特権階級だけが自然な『単独者』でいられたって意味。
●説明するまでも無く、現代の高学歴社会は「誰でも近代の各種宗教などの特権階級のように自由な思考が生命の存在の危機も無く可能」なのであり、
『単独者』化が進行するのは「それこそ自然現象」ってことになる。
(大事なポイントは、合理的な社会性やら基本的な”変えなくてもいい部分”の理解が知見として獲得されており《典型例「犯罪するとかバカだろ?合理的判断できるなら誰も好き好んで犯罪とかやらんがな」》、強迫的に適応を求める必然性が無いところで『単独者』=”非常識では無い”《むしろその逆》←これは古代の宗教などの特権階級にトンデモな人がそうそう多く登場しない件と同じ《王系は別だけどさ:『新興宗教』にトンデモが多いのもまたその逆説》)
■生物学的に言えば
「あーよかった、『単独者』でOKやん」って理解は=「食う事や、生命の直接的危険が無いぜ」
ということだから、要約すると、
『単独者』=「「食う事や、生命の直接的危険が無い気ままな人」
となる。
個性化は”気まま”の部分にかかっとんのね。
そしてマニアックってのは、そのまま「快・不快原則」があるからそのまま強烈なものになる(何故なら忌むべき人類ヒト科だから)。
『単独者』論には何か特別殊更なことはどこにもないのさ。
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