■”適応時代”を生きた高齢者は現代の歩留り時代に対応できないのか?
なるテーマになるが、
ブログ読者であれば、”適応者”に『心理学』の話をすることにリスクがある件御存知だと思います(同意なく精神分析すると”適応自我”部分だけが壊れ自我が不安定化するリクがある)。
しかしですよ?
上記リスクが観測されているのは、臨床系や精神科医が個人的興味から『心理学』を勉強する時に観測されたものです。=つまり”適応系人格”が『心理学』に興味を持つことが現象としてあり得ることになります。
その背景は(医師になるぐらいなので多くの知見もあるのであり)広範に知見を持ってる個人は「そら世相が『共同幻想』社会が崩壊している様を知りますから」、各論で”知ることにより個別に壊れます”=隙間に個別の知識が入ってしまいます。
(※なものだから、昔は「新しいものを忌避する習俗」とかあったでしょ《戦後のビートルズなどのロック文化を忌避する現象など》→これが世代間対立みたいになっちゃうと歩留り化のルートも断絶してしまう。)
話を戻せば、同じ人類ヒト科の能力に大差がある筈も無く、
元”適応者”にも、当時の権威職になるパフォーマンスは潜在的に存在しており(これを社会的に「抑圧」してるだけだから)、流石に世相がうつろいゆく中で「あれ、なんか違ってきちゃったな」と思えば、何らかの思考で決着を付けなければなりません(わからないものを放置すると不安地獄が始まるからです)。
●最初は「時代が違うんだね」→そこから「どういうことなのかね」→そして「理屈はわかった」
更にこの導入時に起きることは、精神分析そのもので、
何って”ネタバレ”です。【現実を知るってこと】=「抑圧」されていた知見の解放ですよ
自分が生きた古い時代の権威性認知のネタバレ、
(何が壊れ、その本当の意味は何だったのか?)←この思考は当時の権威職へ自分の自我をアップデートする行為になります。
これって何かに似てますね?
メンタルに課題なり命題などがある場合の、いわば通常の『心理学』的解決ルートと同じです。
(そらそうです、この命題は「時代の変化と高齢者メンタル」と考える事できますから)
言えば、時代の転換点において旧世代は全員がメンタルに課題なり命題を半ば強制的に負わされる宿命にあり(自分の価値観が世界に通用しなくなる孤立)、所謂ナントカ症という症例は発生させていなくても、状況は類似したものです(現代の高齢者には潜在的鬱リスクがある)。
単に高齢者がなかなかそこから歩留り化しないのは、『心理学』など現実世界を説明できる情報との接点が少ないだけで、ポテンシャルは変わりません。
冒頭の”適応者”自我における『心理学』リスクに関しても、何か自我の根幹に関わる部分の分析を自覚無く行うものではありませんから(社会情勢は周辺事態に過ぎない)、自我への影響も限定的になることが想定されます。
■だものだから、アホな”行政”が(公務員ってとこからも”適応者が多い”)
謎の介護行政で依存や『退行化』を促進したり、高齢者だけの収容施設を運営するのはヤバイんです。
(見方変えると”高齢者堕とし”という名の人権侵害)
現代では高齢者にもネット利用率が拡大傾向にあり(ネットとの接点が全てじゃないが)、高齢者においてもTV視聴率が下がる可能性が顕在化してきました。
※今中高年ちょい上の団塊の世代は既に歩留りフラグ保有者だし
急速に進むことはなくても(現代では高齢者の側から墓じまいの話が出るぐらいです)、生活環境の周辺から、現代の情報接点さえあれば歩留り社会との対応が広がる可能性はあるんです。
※社会的に観測されている”消年齢化”(ググると一行目に「年齢に関係なく価値観でつながる時代」なんて記事が検索結果に出てきますが)、この現象は今回説明の高齢者側からの歩留り対応の他に、そもそも「歩留り」階層特有の(時にネトウヨなどメディアに揶揄される)”緩い保守性”から双方が蓋然性で交差していく可能性は有り得るんです。
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