記事リク読まれている方はあまりにも多く連発する「友人ガー」なる投稿に何故なんだろうと思っているのだろうが、その背景を一般論で説明してみたい(専門的に書き始めるとどれだけ長くなるのかワカランからな)。
【※この症例の背景が「適応強迫」であることは説明するまでも無い】
(適応世界、歩留まり覚醒のどちら側でも)誰についてもあり得ないことで、本人としても錯覚です
■『共同幻想』”適応者”世界で言えば、
カタギの”適応者”とは、割と早期に結婚し子供をもうける世帯が”一般的”とされる。
昭和世界では、それがセクハラ言われるまで近親者などから独身者は「いい人いないのか」など余計なお世話が飛び交ったもので(保護者も独身子息の結婚が決まると「ようやく片付いた」など言ったものです)、当時は独身者男性を”チョンガー”などと呼んで(語源は朝鮮語)どうかしてる奴扱いでした。
つまり『共同幻想』”適応者”世界の一般論で言えば、
ガチ「カタギの”適応者”とは、割と早期に結婚し子供をもうける世帯が”一般的”とされる」ことになり、夫婦にとって何より大事なのは子供含めた家庭となりますから、
「友人ガー」など言うものはおりません(既婚者が家庭と友人関係を同格に見るなど、限りなく不貞行為と同類項の禁忌:姑が同居していた昭和などあり得ない話《クラス会など上位概念が定義する規定行事が限定となる》)。
※昭和においては独身でいること自体が異例な世界だった
(現代の”適応者”が婚姻後も友人と出かけるなどの現象は「その秩序が”崩れたもの”」であり、そういう行いが『共同幻想』的に普通じゃないことは何ら変わりがない。)←だから「若い頃は不良だったけど、今では結婚して真面目に働く立派なお父さんですよ」という定番の台詞があるのさ
(『共同幻想』の設定上、結婚後は遊び歩かないことが常識だったからです。)
< そ も そ も が >
児童が友達と遊ぶのは(親が仕事中の)代理的快感代謝のためだし、
たとえば子供同士で遭難ほどでなくても、にわかに帰れなくなった時に「早くお家に帰りたい」の定番の台詞で語られるように、児童にとって「”家幻想>友人”」は確定事実であり(思春期『反抗期』に限り、”家幻想”と利益相反となり瞬間芸で友人が上位になることがあるぐらい)、前述既婚者の生活と同じだ。
青年会などは、地域の『共同幻想』によるあからさまな性対象の斡旋が目的であり、「早婚を前提としている『共同幻想』適応世界の結婚制度だから」導入されているもので(何故早婚って近代までは寿命も短かったため)、結婚もせずに青年会みたいな関係や団体がズルズル継続することを想定している『共同幻想』など存在しない。
※記事リク過去ログに登場するが、地方都市全世帯の世論調査においても「休日に誰かと外出する場合のトップは”家族と”」であり、別調査において独身世帯の繁華街などへ買い物の消費行動も「トップは”ひとりで”」である(勿論外出するかしないのかの調査では”外出しない”が6割を超える前提での話)。不動産の世界でも商業施設など賑わう街を「ファミリー向け」と呼ぶ(反対に大人の飲酒スタイルの典型はショットバーなど”カウンター席”メインの造作である)。
(「若者が集団で遊び歩いているなど」の行動をするのは不良や暴走族だけ:記号としてDQNと呼んでる《彼らの日常表現としての「まだ遊んでいたい」という表現の背理は、結婚する前にまだ他の人とも性交してみたいの暗韻が踏まれている》←なので昭和の『共同幻想』はケシカランと言ってたワケさ。『共同幻想』社会秩序部分の崩れた様から現象を”崩れ”と呼ぶ)
↓
この話をすると、性交とかしていないから友情だとか抜かす”フレンズ”がいるかもしれないので
そんな時にはサイドバーに出してる以下記事読め
「若者が友人同士で遊興や(特に飲み会や)旅行に行くのは”疑似性交”である」
https://kagewari.seesaa.net/article/501005218.html
(※すっかりダウンタウンの松本君の話で話題になったが「飲み会」というのは最初からそういうグレーなものなワケ《ホステスがいたら性行為なくても風俗店だから》)
■現代歩留り世界の一般論で言えば、
1)『非婚・晩婚化』世代であることからも、前述の昭和の『共同幻想』適応世界の全否定
2)ある意味独身者宣言のような大逆転であることがわかる
3)彼らに語られる友人関係は言えば親友限定の話で(遊び仲間などは全て”めんどくさい付き合い”の概念になる)論理的に「1対1」などの関係なのでグループで出歩くなど考えにもない。
いつもお馴染み、以下の規約記事統計DATAにあるように
https://kagewari.seesaa.net/article/486298537.html
<20・30代未婚者の意識・実態>
20代男性 20代女性
2016、19.3% 2013、30.2% 自分は社交的 2013、37.6% 2016、17.7%
2016、36.7% 2013、47.3% 休日は出かける 2013、49.2% 2016、35.7%
30代男性 30代女性
2016、16.7% 2013、18.4% 自分は社交的 2013、22.6% 2016、17.7%
2016、34.7% 2013、36.1% 休日は出かける 2013、36.5% 2016、32.3%
彼らの日常性は「自分の時間を大事に」であり、
(『非婚・晩婚化』世論調査の、独身選択の筆頭が「自分の時間を大事に」なのだから、現代独身者の普段の動向が「自分の時間を大事に」したものであることは、バカでもわかる話だ。)
確かに彼らは(親友がいる場合)時々食事をしたりあーでもないこーでもないと深い話をすることもあるが、基本その関係性は(プライバシーが保護されないと意味がないのだから)「1対1」であり、恋愛関係とどう類似しどう違うのかってさ、
”性欲のサブカル・オルタナ広義展開してる自我達の話である”ことから明白で(夫婦の友人化とセックスレスは同時並行の現象である《現代夫婦は51%がセックスレスとも言われている》)=人格タイプが「最低でも歩留まり以上」である=親友同士の会話は”共有性では無く”、専門的(個性的)な内容が偶然の共通性において語られるので(そんな面子が3人以上いることすら稀)、この人達はその会話が成立する上でも背景に多くの自分の時間が必要なのさ。
↓
●だから彼らの特性は構造的に「友人ガー」の全否定となる
(自分の時間が大事、親友の信頼関係あるのは相手も自立した個性であることが前提で、頻繁に会うことも無い《ここもプライバシーの尊重=相手の自分の時間を毀損しない信頼》)
■つまり、どこから考えても(”適応者”方面からも、現代の”歩留り”方面からも)
いい歳こいた大人が「友人ガー」などの心理的背景は存在せず(素朴に言ってそんな人探す方が難しいがな)、稀に「そんな事をしている者は、DQNぐらいだ」というのが社会のコンセンサスになる。
(※ちょっと考えればわかることだが、ネットの論議で「大人になっても大事な友人関係ガー」とか論者の多くは、ダウンタウン松本君の「飲み会」擁護の目線があり《松本君の事件に関してはまた個別の論議があるのでそこは横に置いておくとして》、=彼らは大人の友人関係なるものが性的にグレーな会合であることも容認してるワケ。←社会ではそういう階層をDQNと呼んでいるのさ。【前段部分の】「彼らが何故”崩れ”と呼ばれるのか」の解説を読み返していただきたい。)
<では、「適応強迫」があると何故「友人ガー」の症状を派生させるのか?>
次回に続く
https://kagewari.seesaa.net/article/502554123.html
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