2024年02月06日

「発達障害と遺伝の話」がきっとまた浮上するだろうから、事前に簡単なエビデンス出しておく(2)

■『心理学』の見解
<言っとくけど、今回も長い旅になるからよ、興味ある人だけ読んでくれ>
<そしてかなり過激な話になる《勿論学会の定説とかじゃネーぞ》

まず、米国の陰謀論めいた話から。
そもそも発達障害遺伝説がほぼあり得ないDATAがこちら
若干古いDATAだが、全米地域別ADHD児童率
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:ADHD_Prevalence.svg
ごらんの通りで(アラバマやルイジアナ州かな人種比率も関係してるかもだけどさ)
5.6%-7.9%の州から
14%-15.9%の州まであるねんで、
どちらか言えば(テキサスを例外に)保守『共和党』系レッドステーツに多い。
仮に左翼系woke医師が診断を連発しているなら、リベラル『民主党』系ブルーステイツに数が多きな数字が出るのが自然だが真逆だ。
(俺が「保守系『共同幻想』社会との間で起きる」という説の傍証になるだろ?)
(※テキサスは「独立国に近いマインドなので」例外でもおかしくは無い)

●てか遺伝だったら地域差あったらダメだろww
(いやいや元からルイジアナには発達障害の家計が多いからとか言い出すワケかね?)
●しかも「多過ぎ」と思いませんか?
多い州は「子供の6人に1人は発達障害言うてんねんで?」
どれだけいるんだよって、
(これさ遺伝説が正しい場合男女でコンビになる場合、3組の夫婦で一組は遺伝が起きる計算なるだろ=3人に1人は発達障害家系になっちまうぜ?)

で、勿論米国にも多過ぎだろと思ってる識者がいる。
(製薬メーカーの陰謀だろと)
ADHD大国アメリカ つくられた流行病
https://www.amazon.co.jp/dp/4414428696
<説明文>
ADHDと診断される子どもの数は米国で急上昇している。それに伴い、投薬を受ける児童数も製薬会社の売り上げも急増した。
この増加は決して自然なものではない。本書はADHDに関わる医療関係者、製薬会社、マスコミ、そして過剰診断と投薬によって人生が大きく変わってしまった子どもや青年、その家族を丹念に追い、大流行のからくりを解き明かすルポルタージュである。日本でも問題となっている過剰診断・過剰投薬に一石を投じる。

●この書籍に朝日新聞の書評がある
「ADHD大国アメリカ つくられた流行病」書評 精神医学と薬めぐる状況を検証
https://book.asahi.com/article/14599296
<一部引用>
ADHDは子どもの5%にみられるというのが米精神医学会の推定であり見解だ。だが、実際には15%が診断され、地域によっては男子の3割に上り、大半が投薬治療を受けている。当然、副作用があり、自殺といった事件も起きている。
こうした現状を丹念に描きつつ、背景にある診断基準のあいまいさや医療界における長年の論争、製薬会社による巧みな宣伝戦略をつぶさに検証してゆく。
2013年、米国で勤務していた私は、本書のベースとなるニューヨーク・タイムズ紙の記事に衝撃を受けた。登場する薬が日本では未承認で、ホッとしたのを覚えている。とはいえ、日本でも処方可能な薬はあり、同じような問題がないとは言い切れない。

<この米国の事情を知る上で、必要な背景知識がある>
「どうして米国人はこんなに薬が好きなのか?」だ
麻薬中毒が作った!?『コカコーラの黒歴史』全て話します。
https://youtu.be/tL2KOy0k-lQ?si=a8AMWa0Tz61xifHB
簡単にまとめると、
・西部開拓時代医師がいなかった「薬屋だけが頼みだった」
(イーストウッドなどの西部劇に必ず登場する”薬売り”が元祖)
今でも国民皆保険の無い米国は、貧しい人ほど市販の薬に頼る生活をしており(高額すぎて病院にいけないからだ)、『ドラッグストア』なるショップの概念を発明するに至る。
・そこで欧州の温泉治療などのセレブに憧れる米国市民の間で、ドラッグストアのカウンターで炭酸水を飲むのが(カッコいいと)大流行
・当時(麻薬も合法だったので)欧州ではアヘン・ワインみたいなんが健康にいいと大流行
(痛みを伴うガンを患っていた時だと思うが、フロイト先生も「いいねアヘン・ワイン」とか言ってる時代)現代で言えば「ユンケル」みたいな感覚だ
●そこで「そうだ、コカイン入りの炭酸水作れば売れるんじゃね?」
・加えて、産業革命でホワイトカラーが登場し、「頭脳労働でメンタルが病む」とか自慢するのがカッコいいとされ(これは現代の米国でもそうです)、そういうドラッグへの高い需要があった。
 ↑
米国にはそういう歴史があるの、
「俺にも病気ガッ」って、強い(麻薬かなって)薬を飲むのがセレブでカッコいい習俗があるのさ
(ウォール街の高額所得金融マンがコカインやっちゃうのもそういうノリ)

■当然製薬メーカーも「次のヒット作」狙うじゃん
「プロザックでは随分儲けさせていただきました、次回作もヨロシク」《米国では強い抗うつ剤プロザックがバファリンのように飲まれていた》)
【医師もよ、何かキャッチーな病気を思いつけよって】
へ〜発達障害が、6人に1人、ゆくゆくは3世帯にひと世帯が障害血統なんだってさ、
「薬ガー、売れて困るーー」

■でね、こいつら↑が思いついたのが「診断基準」なるQ&Aさ
(狙いは確率的に6人に1人ぐらいが当てはまるとイイね)
だから?
「ADHDとかの言葉がよく知られて、実際に診断すればするほど患者が増える計算になる」
(うーんMAX6人に1人ぐらいまでいっちゃうかなと《そういう想定だから》)
※米国で無駄に多い「性同一性障害の事例」思い出せ(極左の連中はさ、「思春期ブロッカー」なる投薬を子供に行い、半ば無理やり性転換手術させんねんで《これに反対した親が先日親権剥奪判決受けてる狂気の沙汰が現在進行形》)


■■■<<<この状況をさ『心理学』は醒めた目でみてきたワケ>>>■■■
「臨床がまためんどくさい言葉を発明したぞ」って、、、

(俺らから見ると臨床のがよっぽどオカルト業界に見えてる)
類する症例ってか、、それらを昔は何て言ってたかというと、、、
「女性ならヒステリー、男児なら癇癪持ち、やんちゃな暴れん坊、元気がイイね、人見知り、臆病なところがあって、おっちょこちょい、うっかりさん、興味あるもので忙しいと忘れっぽいところあるんだよね、子供っぽいところが抜けなくて、甘えん坊、、、《現代語では「それって天然?」》」

ええ、、、ゴホン、ゴホン、、、

『心理学』ってさ、病気という概念を基本的に安易に使わない。
(分裂病など自我が破綻しちゃって、会話もできない時に初めて「精神科の担当かな」となるぐらい《或いは人格障害と呼ばれる”別の意味で会話にならないケースなど”》)
臨床がどんな診断していても、
●「本人困ってなければ『心理学』は何も言わない《出番は無い》」
 ↑
ある意味そこが『心理学』の(占いとかと違うぜって)倫理基準かな?
でさ、困ってるケースを分析すると、普通に「強迫心理」あるからね(脳ガーじゃなくて)。
うんで「強迫心理」は後天的に論理構成しないと存在できないものなので、親が何か影響するとするなら(モチーフとして)エディプス映えするような特徴があるかな〜ぐらいの話です(勿論虐待などあればトラウマ論も出てくるかもしれないが)。「遺伝、え?何のこと」なワケだよ。
※そらマジに「語源のオイディプス王みたいな親がいれば」物語が盛られちゃってってのはあるけどさ(中世からフロイト時代などの貴族病やら皇帝病とかの話《現代なら有名人の子息など》)←これも遺伝では無い(それぞれの後継者に『反抗期』のチャンスがあるのは同一だ《しかもこの論議の場合「それは才能の継承」と紙一重の話になる》)


●更に冒頭紹介の全米州の比率からも言えるんだけどさ「地域差あるじゃん地域差が!」
確実に『共同幻想』適応社会崩壊地域差に関連するよね?
(保守系州程、旧来の『共同幻想』が残存している《地方や田舎ってことさ》)
文明の進化は全米で違いがないのだから、
「歩留り階層(リベラル)」と『共同幻想』適応者(DQN)の軋轢は保守系地方のが高くなる。
外形的には単に「適応障害多いよね」みたいに見えるけど、、
「いやいや『共同幻想』適応社会の崩壊が、時代遅れな地域があるだけじゃね?」

■つまりだ、「適応障害」とかいう話の多くの例は
(勿論全てとはいわないが)
単に社会進化論的に所得増と高学歴による「歩留り個性化率の上昇」と、旧来の『共同幻想』適応社会の崩壊速度の摩擦の中で起きているのではなかろうかとね。
「歩留り階層」が自然に”社会適応”を「ブラックガー!」と敵対視していれば何ら問題は無いが、
何かの勘違いから(『退行化』など)「適応強迫」に至った場合、
ほぼほぼ当時者は自分をコミュニケーション障害だとか、発達障害などに勘違いする(てか臨床のQ&Aに高い確率でひっかかり「そう診断されるだろう」ってことね《いいお客さんになるっていうのかさ》)。
 ↑
●日本の臨床医に悪意があるとか「まったくそういう話では無いぞ」
医師の人格傾向として。旧型の”適応者”が多いので、彼らは米国学会の論文に”適応”する傾向が強く、人格傾向として「何か変じゃないか?」と考えることが「抑圧」されてるから(『共同幻想』社会適応ルール「権威の決定に対し個人的意見をもってはならない」)、彼らには能力的にできないんだよ。


posted by kagewari at 03:11 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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