※単独と孤独は違うし、個室の個は孤独の個じゃないからだ(違う言うなら感じが個独であるべきじゃないかしら)基本的にここの論議は”孤立からの孤独感”の理解で論議進めます。
1)孤独ってのは群れを母数とする設定がないと感じることが不可能である
(地域ネコや野生の虎を孤独とは言わないが、群れを前提とする狼の場合「一匹狼」と言う言葉がある《一匹ネコや一匹虎って言葉は無い》)
2)論理的に『単独者』の辞書に孤独は無い(体感することが不可能)
(強いて言うならコミュニケーションツールである言語で成り立つ『単独者』とはこれ如何に?な部分あるかもだが、『単独者』は別に絶縁者では無いしww「我思うが故に我在り《cogito, ergo sum》」のように言語を考えるためのツールと捉えることもできる=考える事の無い奴は『単独者』ではない)
3)『共同幻想』適応社会のルールは「個人的意見を持ってはならない」
(プライバシーは風呂とトイレの中だけ論)
『共同幻想』適応話法とは「中身空っぽのダヨネー音頭であり、雰囲気造りというか”仲間感を相互に醸成する”ことが目的で、世相など共有ネタになる外部情報は有益だが、個人的意見は禁止されている(=”共有”の反語だから)」
<ここからわかることは原理原則としては「孤独を感じるのは適応者だけ」になりそうだが、あれれ?>
■おかしくない?
確かにホームシックのように時限的に孤独になる”適応者”はいるかもしれないが(慌てて友達探しを始めるなり田舎に帰るなりの結論もあるだろう)、
馴れない転校や間違えて外国にきてしまったケースと、バリバリのサラリーマン退職後の空白を例外に、孤独を感じ続けることは”適応者”には本来不可能な筈で(持前の笑顔でとにかく近場の『共同幻想』社会に参画するだろうから《そういうスキル保有人格の事なのだし》)、孤独感が継続するってことは本来”非適応個性派”だったことになる。
●「孤独感が継続するってことは本来”非適応個性派”だったことになる」←更に変ですよね?
『単独者』は極論かもしれないが、「歩留りからの非適応個性派」なのだとしたら、
「個人的意見は”共有”の反語なので、時に群れる事をわずらわしいとも感じていた筈」でしょ?
『単独者』ほどでは無いかも知れないが、一人旅が好きなどどことなしにそういう一面も持ち合わせているのが自然で「単独行動にいちいち孤独感を感じるのは不自然」です。
↓
■結論、あり得るのは「勘違い」=「適応強迫」のケースです。
(単純に強迫心理とは、「そうしないとダメかと思い込んでしまうこと」←不安や恐怖)
しかし、この人物は素性が”非適応個性派”なワケだから、
仮に”偽装”でも何でも適応社会に参画すると「群れをわずらわしいと感じることや、うっかり個人的意見を言って白い目で見られる事が多発します」、とりあえず外形的に参加に成功しても心理的には孤立しますから孤独感はそのままです。
●仮に、何かのゲームで意識的に歓迎されたとしましょうか?
(※岸田教授はこれを面白い想定していて、「何か個人的意見を言う人に、全員が合わせてしまえば、その人の意見が『共同幻想』教義となるので論理的には関係性は安定する」としてます)
この岸田教授の半分冗談話を参考に、全員が口裏合わせしてこの誰かさんの意見に全員がダヨネ〜と合わせ歓迎したとします。
しかしですよ?
(岸田教授に反論しているワケでは無いですよ:論理性ではなく快・不快原則の話)
自分の意見だと思っていたものが、かたっぱしから共有されて、みんなの意見になるのですから(時々ブラックジョークの映画などで何から何まで物真似するキャラクターとか登場しますやん)「自己の存在が消滅するかのような、、、《共有と言えば聞こえいいですが、それが固有の自分の意見だった場合、これさパクられるってことだよ》、自分の意見を奪われるようなことになり」快・不快原則として強烈な”快感代謝欠損”を起こすことになる(欲求不満由来の強烈な鬱リバウンドの可能性もある)。
※「承認不安」的な事例で上記の「話を合わせるゲーム療法」みたいなことやってる臨床系がどっかにあったような気がするが、、
↑
【意味わかりませんか?】
自分の意見を持ってる人の快感代謝って、常に会話の対象が必要なワケでは無いが、
仮に会話のシーンがあるなら、「あーだこーだと丁々発止異論や意見が出て、えーとかなにーとか、へーとかなって、なるほどねから、あー驚いた、、、」←こうならないと何も面白く無い。
(自分の意見がオリジナルである証明が得られない)
何か自分の意見を言った瞬間、群衆全員が「そうですよ、みんな同じ思いです」なんて返されたらさ、下手すると発狂しますやん。
あのさ、意見が違う相手だから「話すことがある」んであって(『共同幻想』適応話法の裏)、全部同じ意見なら何も話すことが無い、
(”適応者”のように自分を捨てない限り)最強の孤独やんww
↓
「適応強迫」に悩んでいる人を、「みごと”社会適応”に復帰させました」
なーんて寝言みたいな妄想を解決だと思っていたら、大間違いで、
(※そもそも個性化の現代社会で”社会適応論”は死語だぜ、)
場合によっちゃ地獄の門が開くだけだって話です。
どっちに転んでもアイデンティティ―を喪失するだけだから。
ま〜あれだ、仏教の修行のように(あれは俺無理あると思うんだが)
自らの存在も滅して無の境地にでもなれば、適応ダヨネ〜で生きていけるのかもしれないが(ブッダもその目的に使えとか言ってネーしww)、それもまた「生ける亡霊」のように思わないか?
■”適応者”ってのはそれが求められる社会の宿命を背負う(人類絶滅待ったなしの食えない時代)避けられない事情も無しに、個人の欲求でやるもんじゃないだろ。
だから”適応者”の挨拶は「大変だよね〜」なんだよ。
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