2024年01月05日

第5ラウンド(M A Great Again)「伊藤貫氏などの論旨には一致しないとこもある」

保守系論壇では有名な伊藤貫氏は大変有能で、特に英語関係の情報資料をどれだけ読んでいるのか想像もつかない人物ですが、90年代からの米国の安瀬保障上の軍事外交ドクトリンは(誰が作成したのかはともかく)実行する局面において、世論含めてそれだけの論議では無いと思ってます。

どういうことかって「ディープステートがネオコンが」だけでは簡単に戦争まで行きつけない。
WW2の判断にも様々な論議あるのは承知していますが、
底流に(アジア系人種の米国内における学業や経済的浮上が半端無いこともあって)黄色人種に対する極めて強い差別意識があっただろうことは事実で、そういった世論に一部のシンクタンクが策定した戦略がハマる形で事が進んでいると思ってます。
結果として日本軍と戦った米国人兵士は「全然話が違う規模の犠牲」を出し、むしろ日本人を恐れるようになるワケですが(憲法第9条)、

90年代からロシアや中東で策謀した米国の作戦には、
米国世論としても「ソ連との冷戦のためには軍事政権だろうが独裁者であろうが親米国家をデッチあげてでも」というとこに一定の世論の支持があったのであり、
これはソ連の衛星国家も同じで、冷戦終結後にそのままお抱え状態で継続する意味を失ってしまいます(米国世論も「いつまでやってんの」となる)。
何らかの形で、民主化なりのプロセスを経ないと(それ以前は米ロ対立の中で軍事支援他、資本含めて政権維持が図られていたのだから)いずれ崩壊するのも事実です。
 ↑
●そして、どうせ崩壊するのであれば「親米民主政権にして一儲けしよう」という戦略に対して、世論も間接的に支持していたと読むのが筋だと思うんですよ。
これ、現代の左傾化する米国の若者世論を見れば「親米だから軍事政権でも支持する」とかもう無理で(確かにアカデミズムの左傾化もあると思うけどさ)、太平洋戦争の原爆使用のレトリックすら若い世代には通用しなくなってます。
何か新しいレトリックが必要だったのは確かなんですよね。

■イラク戦争を鬼の首獲ったように米国の失政というかネオコンの陰謀による必要の無い戦争とする論評ありますが(それは事実なんだけれど)、サダムフセインも小学生じゃないんだから、、、イラク側からしても防ぐ手が無かったのではありません(仮にクウェート侵攻が騙されたって話だとしても、そもそも軍事侵攻がダメだろ、、)。クウエート侵攻の結果様々な国連からの縛りがあったんですが(飛行禁止区域だったか海上の話だったか)フセインは「このクソブッシュが」な調子でさんざこれを破るんですよ。
軍事介入の口実与えまくるワケさ、
そんなん秘密の軍事ドクトリンとか知らなくてもさ、ヤバいと思えよ。
当然米国はフセインを政権から降ろす方向で圧力かけていたでしょうから(維新の大政奉還じゃないけどさ)自らの命に関わるとばかりに立ちまわれなかったかも知れませんが、いちおう彼の所属政党(バース党)って共産主義の影響も受けた”世俗化近代政党”だよ?

俺は今でも鮮明に覚えてますけど、
「フセインは何調子こいてるのか?(ブッシュが向けてる銃口が見えないのかな)」と思ったものです。
45口径のSAA突きつけられているんですから、既に詰んでいるのであり、後は身の保全とイラク国民の命を優先で考えりゃいいことで(怖かったらフランスにでも亡命する手もあったかもしれない)、
ある意味「まさかそこまで米国が悪だくみしていないだろ」とたかをくくっていたとしか思えません。←【ここがあり得ない】
※当時俺何歳だったか忘れたけど、トウシローの俺ですら「米国が戦争する気満々」だったのがわかったものです(大量破壊兵器ネタなんて口実だろうと普通に思うじゃん)。

●つまりさ、陰謀は国家戦略としてあったのは事実なんだけど、
「米ソ冷戦の中で、泳がされていた軍事独裁国家群が”もう終わりだから”」と、国際政治のフェーズが変わったことに気がつかないってのはバカなんであって、
陰謀知らなくても、「これはマズい」と気が付ける情勢はあったから(カダフィ大佐もそう)。


ロシアのプーチンが踏ん張ってるのは、形だけかもしれないけど彼選挙やってるからね。
西側から突っ込まれない程度の手は打ってる。
(国際会議では首脳の支持率が一定の発言力の根拠になると聞く)
プーチンと西側との違いは、プーチンは相手国が独裁だろうが共産党だろうが関心は無く、ロシアの国益や安全保障の尺度だけで考るってことかな。
(時々対立候補が暗殺まがいの話出てくるけどさ、そんなことしなければいけない民主制のリスクをプーチンが取ってるってことさ《中国共産党に比べれば遥かに民主化レベルは高い=ここがロシアの強みになっている》)

個人的には「陰謀ってのは、そもそもが無理筋のことなので、煽ってそれに乗せられる世論的背景無しには実行できない」と思うのね。
戦後日本だって、米軍は「あわよくばいずれ英語を公用語に」ぐらい狙っていただろうに、
義務教育に入れても「ちょっとぐらいは英語話せる奴すら出てこない始末でww」
(文化伝統の抑止力ってのかな、、)
オランダだったかな、、(移民の関係もあって)首都では英語が日常語になりつつあるとかそういう国もあるのさ。
それに比べて日本はさ(実はある程度わかってんだけど)「いやー英語はさっぱりで《テヘペロ》」←米国のエスタブリッシュメント的には「こいつらワザとだろ、、え、、まさか天然?」とかなんだと思うのね。

■なので、確かに陰謀をひも解くインテリジェンスは大事なんだけど、
素で誰でもわかる公開情報の”世論・政情分析”ってのかな(社会心理)、
俺はそっちも同じぐらい大事なのではないかと思うのね。


posted by kagewari at 11:36 | 戦争と平和 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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