なんと”阿佐ヶ谷美術専門学校卒”という輝かしい中央線族であり、(有名作は『ALWAYS 三丁目の夕日』)昔で言えば小道具大道具(現CG)から映画監督になった人。
VFX用のミュニチュア製作もこなす特殊効果の人でもありますから、特撮マニアの庵野監督の『シン・ゴジラ』をきっちりリスペクトしており(仕事的にも現代アニメ制作監督に類似)、
主役級の巡洋艦も(巡洋艦じゃなかったらゴメン)艦コレに限らず戦艦詳しいマニアなら必ず唸る高雄を置き、最後に浮沈の駆逐艦として知られる「雪風」が出てくるという凝りようで、(ご存知のように庵野監督も艦船マニア→”碇シンジ君”ってぐらいですから)ネットの日本人youtuberレビューを聞くと歌舞伎や演劇などの極端な表現と出てきますが(それはALWAYSの時から彼の演出であり)、アニメ声優が稼ぎのために演劇俳優の副業たったことにも由来していると思います。
※戦後日本というものは、百田氏原作の『永遠の0』監督により影響受けてるとこあると思われ。
彼は『ゴジラ-1.0』を反戦映画だと主張してますが、
これは婉曲的に戦争エンタメではなくリアリズムということであり(誰でも戦争は嫌ですから《死にたくないので》)=人間ドラマであることを示唆するものです(彼が特撮憧れるキッカケは「スターウォーズや未知との遭遇」だという話←更にスターウォーズの元ネタは黒澤明)。
要約すると、わかりやすい活劇調の人間ドラマ。
ざっと映画の説明はここまでで、
■米国大ヒット(観客動員No1とも聞く)その背景と日本というものを考えてみたい
米国のクリスマス映画が揃わなかったのは、ハリウッドが実在俳優AIキャラクター利用を始める件に俳優協会が大反対してデモ行進が行われる他、フェスティバルなどもボイコットなども影響しているらしく、通常海外映画は上映館すら見つけるのが難しい米国で(映画館と映画会社の契約もある)、今回『ゴジラ-1.0』には上映館確保のチャンスがあったこと。
そして何より、現在米国はハリウッドやディズニーに限らず、左翼のポリコレ”多様性担当コンサルタント職”なる謎の取り締まり役が流行した結果、バドワイザーや有名下着メーカーからLAドジャーズからディズニー映画までLGBTQだらけで売り上げ大失敗に陥り、各社多様性担当管理職を次々クビにしようかって話が浮上しているんです。
※ディズニーもLGBTQにおもねるだけではなく、メッセージ先行の製作に「間違えた」と、本国では復帰したディズニーのCEOが自省しているぐらい。
ディズニーCEO、近年の作品が“偏り過ぎていた”と認める 「一番は楽しませること」「目的を見失っていた」
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2312/10/news081.html
米ディズニーのボブ・アイガーCEOが11月29日に米ニューヨークで開催されたイベント「DealBook Summit 2023」に登壇し、近年同社の作品やキャラクターがメッセージ性に偏り過ぎていたと認める発言をしました。このところ同社の作品は、時に“ポリコレ”とやゆされる要素がエンターテインメント性を上回っていることを指摘されており、あらためてエンターテインメントの基本へ戻るようかじ取りをしていると説明しています。
と こ ろ が
米(特に左翼『民主党』)植民地である日本のNHKでは?
(これを偶然帰省中に地上波で知った)
米国での観客動員がまったく振るわない失敗作の宣伝に必死で、
「多様性ガー」って、ちょうちん番組を熱心に繰り広げ
米国での『ゴジラ-1.0』大ヒットを、報じても消極的だったり(民法には意識的に米国での大ヒットを現段階で報道すらしていない局もあるらしい)、あろうことか広告収入関係の無いNHKだってのに、この直前の番組で「これからLGBTの人が性別違うトイレにはいってきますが、戸惑う子供達にこう説明しましょう」みたいな教養番組をやってる始末。
↑
【世界の現実から乖離してるだけでなく】狂っている
(当然この姿勢は、左翼系民放にも影響与えているだろうしさ、、、)
どうしてこういうことになったのかって?
↓
■米国リアクター達の『ゴジラ-1.0』大ヒットキャッチコピーは
「ゴジラが、説教がましいポリコレとクソ多様性のハリウッドをたった1500万ドルの製作費でぶち壊した」
「アニメや、ゴジラに代表される、マトモな日本のエンタメが、クソ左翼に勝利した」
だからだよ(その声を放送で紹介できないじゃんww)
(ちなみに山崎監督が予算以上のCGを製作できるのは、自分が製作者でもあるため「適当でいいところ、凝るとこと」など指示が技術的に製作で的確なので、無駄な作業が大幅に少ないため。ここもアニメ監督に共通する部分である:常識を覆してガッツリ工程を省く手法は『単独者』的だ)
■そして『ゴジラ-1.0』は反戦映画であり、
世界のレビューを見ると(流石に英語の動画はつまみ食いに10〜20本とかつまみ食いで確認だけど)「怪獣映画で初めて泣いた」「妻が泣いていた」「大喜びした子供がオスカーだと叫んだ」的なもので、彼らがどこに泣いたのかって、
特攻隊帰りの主人公が命をかけて突撃することに
「頼むから生きて帰ってきてくれと」米国人が泣いてんだよ、
或いは、米軍の爆撃で焼け野原の東京でなんとか暮らせるようにと再建したバラックを「ゴジラがこれ以上もう壊さないでくれ」と泣いてんだよ、
↑
前回記事のまとめはこの話でさ、
これこそ本当の意味の反戦だろ?
(しかも説教臭いメッセージは0、ゴジラという物語が、米国人に「ゴジラに突撃する元日本軍パイロット」の生存を祈る気持ちを”面白さ”という着想の流れで自然に浮上させている。また山崎監督は当時の昭和日本の習俗をいかにも当時の雰囲気で《西洋人が違和感感じるレベルで》強調しているのにだ、)
そらさ、『単独者』は組織を編成しないのだから(そこは米リバタリアンに共通する)軍隊という組織に馴染まない(映画に登場する時は、ランボーじゃないけど特殊部隊や007のような殺し屋スパイだったり)。自動的に皮肉屋としての反戦的スタンスになる(サム・ペキンパー監督『戦争のはらわた』)。オタクが好んで軍隊に志願するかっての(入るなら常在戦場のサイバー特殊部隊だろ)、
※オタクが強調されたのは、前作庵野監督の『シン・ゴジラ』
※山崎監督が思いついた”特攻に失敗し生き残って帰ってきてしまった主人公”という選択も極めて『単独者』的であり(史実にもこの生き残り組は存在する)、登場する主人公の疑似家族全員に血縁関係は無い。
「アニメや、ゴジラに代表される、マトモな日本のエンタメが、クソ左翼に勝利した」
ここには、
「アニメや、ゴジラに代表される、マトモな日本のエンタメが、ネオコン戦争屋に勝利した」
も被っているのさ、
(米国でトランプ大統領のキャッチコピーは「戦後唯一戦争しなかった大統領」だ)
(これさ、日本語に訳すと「ネトウヨ大勝利」みたいな話でもある《左翼マスコミ、地上波メディアが嫌うワケだよ、、》)
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