(群れで行動することの代償性)
だったら個人は?
映画や小説やドラマから漫画や何でもいいですが、
創作物における「単独行動の主人公に対する褒め言葉は?」=セクシー(粋《いき》だねぇ)
創作物における「群像劇でみんなを守る主人公に対する褒め言葉は?」=頼りになるいい人
単純に言うと、単独で自由行動することそれ自体が”疑似性交”とは趣旨違いますが、”性的代謝を伴う”んです。何故なら「性行為とプライバシー」は不可分の関係ですね?
単独行動はその可能性を自由の中でMAXに高めているのであり、”性的行動様式”とか言うと「そんな変な言葉は無い」ってことなるけど、意味合いとしてはそうなります。
主として群れで行動する人格のファッション(最高度になるとペアルックからの制服《暴走族なら特攻服》)、個人で行動選択する人のファッション(個性的でセクシーが目標)違ってくるでしょ。
↓
個人レベルでもそうなります、
「タワマンのママ友集会に嫌々参加する時、何着る?」
(考えますよね”そうね野良着でいいかしら”)
「お気に入りの指揮者が来日、待ちに待ったコンサート」
(衣装選びの根本が違いますよね)
■ザックリ簡単に言えば、単独行動するだけで『行動療法』的効果が狭義の性欲に及ぶ形で一部期待できるんです(意欲的にもそうなる)。
「カッコつけたい、カッコいいことしたい」の動機形成が微妙に違うってか(前述のママ友集会に挑む衣装選択の意欲と比較されたし)、エネルギーが燃えて消化(代謝)するレベルが違う。
「単独行動とは”性的行動様式”《エロス》である」
この理解は昭和の”適応者”の間にも浸透しており
(単独行動=隠密=秘密=個人的=性的)
仕事に疲れたサラリーマンが「同僚誘って飲みに行くときの心理」と、
仕事に疲れたサラリーマンが「誰にも場所教えて無い、行きつけのスナックのママに合いに行く時の心理」と、動機が同じだったら大変なワケですよ。
■つまり、単独行動であることそれ自体に生物学的なインセンティブがあるワケ
逆説的に言えば、群れで行動することは(利益相反関係となり)代償性のあるイベントが必要なんです(見ず知らずの誰だか知らない人達と群れで移動しても何も楽しくない《通勤と言います》)。
群れで行動するなら「仲のいい友人といっしょに〜美味しいものとか食べて―」←ほらね
更にその反対で、
松尾芭蕉でも啄木でもいいけど、
ふら〜っと単独行動で繰り出して(江戸時代の町人なら、粋な着流しで)←行動における期待される代謝の背景が全然違う(ですからこちらにはたいしたイベントも必要ありません)。
『行動療法』的に言えば、単独行動で自由に振る舞うことは”それだけで性欲の一部を”代謝させる。(てかよ、説明するまでも無いが自宅で独りって状況だけでも、別に全裸でいようが誰にも文句言われないんだから《外面を気にするとか対面とかそういうのが無用だ》、昭和のオヤジギャグ的にに繋げると「フリーなのはフルチンだからだ、いやフルチン抜きのフリーなどあるのか」みたいな構造になるやんか)
■そもそも【粋(いき)の語彙】はgoogle辞書的に(引用wikiだけど)
いきとは、江戸時代に生じ、時代に従って変転した美意識(美的観念)で、遊興の場での心意気、身なりや振る舞いが洗練されていること、女性の色っぽさなどを表す語。 「いき」は、単純美への志向であり、「庶民の生活」から生まれてきた美意識である。
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広い意味で解釈するとエロスやん
※ギリシャ神話のエロスは(こちらもwikiによると)
エロース(古希: Ἔρως,Erōs)は、ギリシア神話に登場する恋心と性愛を司る神である。ギリシア語で性的な愛や情熱を意味する動詞「ἔραμαι」が普通名詞形に変化、神格化された概念である。日本語では長母音を省略してエロスとも呼ぶ。
【女神アフロディーテの息子、羽のついた天使のことです】
<面白いのでwikiからさらに粋(いき)を拾うと>
「いき」は本来は“意気”であり、「意気地」「意気込み」「生意気」など、“やる気”や“心構え”などを表していた言葉である。これが江戸初期の遊里で、男女の精神的な“本気”や“純潔さ”の称美語として使われ始め、“ピュア”を意味する「粋」の字が当てられた。
同じ漢字の「粋」を当てる「すい」があり、どちらも「つう(通)」とならぶ江戸時代から始まる美意識の理念である。
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まさに「広義の性欲論」地でいく話にも読めるよな
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