発端は80年代かな、米国中心で起きた「肥満体系差別」が始まりで、当時は自己管理能力の指標として「肥満体系のビジネスマンは出世できない」などという流行があったのさ。
この時代の映画に川沿いをジョギングする絵がやたらと出てくる社会背景でもあった。
↑
ここに尽きるかな
そもそも動物における外観フラグってのは、繁殖期などにおける「医療の知識が無い動物達の感染症などを回避しようとする本能」のことであり、或いは昔の女性の男性への志向に顕著にあった「背の高い人(動物界で言えば大きな個体)」なども生存競争における優位性からくるもので趣味や好感などのレベルの話ではありません。
wikiなどではこのルッキズムの台頭が「階級社会の喪失と恋愛の自由化も背景か」という研究について触れてますが、だったら上記の「繁殖期における哺乳類の本能」の話に至らないと(本能レベルの解釈する上で)意味無いのであって、「ま、この件はいろいろ煽りたい人もいるんだろう」と思うところ。
■こういう論議があるとき大幅に欠けてる着想は
「素人なりの美術評論もできない知見の人に、外見容姿の美醜を語る資格がそもそも無い」ってことで、端的に言えば美醜の判定ができる知見ってのは、極めて専門的であるだけに”一般論”でそれがいい加減に論じられている場合→【その意味は大きく違う】ってことさ。
(わかりもしない人が「美醜ガー」って騒いでいるのだから)
たとえば洋服のセンスにしても、
雑誌や媒体で今年の流行はなんて情報取得に必死な人は、最初から自分なりのセンスが無いのであって、流行や噂などでそれを判断してることになります。
●つまりこの論議は複数の角度の話がごちゃ混ぜになっている。
話を煽りたいメディアなどが余計話を分かり難くしているってことです。
いくつかのラインで起きている現象を追うと、
1)少数派の”適応系”人格はメディアのプロパガンダの影響を受けやすく、(陰謀元が製薬メーカーなのかわかりませんが)「成人病ガー」を煽りまくった時に、「何より肥満がいけない」をやたらプッシュしていました(後にコレステロールガーは完全な誤りとして修正される《悪玉など存在せず必須栄養素だった》)←これを気にした肥満社会の欧米でまず肥満差別が始まった。
2)全く別のラインとして、先進国社会が「最低でも歩留まり以上個性派」に転じる中で、「歩留りの保守性」というのが台頭しますが(ネタバレしても意味ないことは保守でよい《国家や言語や伝統習慣など》)、不良が奇抜な服装するような「反動形成」はやり過ぎなワケで、「シックで落ち着いたみたいな部分を中核として各人拘りある部分の趣味性がどこかに表れていないと個性派として不自然だ」←のような微妙に曖昧な「外見と人格選択の関係」が求められ始める。
”これは総合的な外見重視”という意味であり、問われているのは「あなたも歩留りですか?」なんだと思う。
※それを証明するワケでは無いが、2000年になって以降世界的にファストファッションという(言えば大量生産の廉価な”なんちゃって”アパレルブランド)ジャンルが台頭(その後日本でもユニクロ筆頭に拡大)、これは俗にいうDCブランドの否定なワケで(歩留り的にはアホみたいにそんな高価なものを消費者奴隷のように購入していたらバカだと前述の極端すぎるものの否定に被る)、本当のお洒落が追及されて”いない”ことは明白だ。
3)元をただせば、美男美女など100人に1人しかおりませんので
この論議の始まりは「まあ殆どの人の外見はしょっぱい凡庸なものなワケだが」なのであり、
記事リクで力作となった「ブス《附子》論シリーズ」
https://kagewari.seesaa.net/article/500401218.html
この論議とも被るんだが、
前述の2で言えば
「シックで落ち着いたみたいな部分を中核として各人拘りある部分の趣味性がどこかに表れていないと個性派として不自然だ」
問われているのは「あなたも歩留りですか?」なんだと思う。
前述の1で言えば
(メディアが煽る方向などに)追随(適応)してますか?などの論議になるワケで、
■【”ルッキズム”(外見差別)などと称してまたメディアが煽ってるワケだが】
そんな論議を殊更に気にする必要は最初から無いワケだよ。
重要なのはここ
↓
「素人なりの美術評論もできない知見の人に、外見容姿の美醜を語る資格がそもそも無い」ってことで、端的に言えば美醜の判定ができる知見ってのは、極めて専門的であるだけに”一般論”でそれがいい加減に論じられている場合→【その意味は大きく違う】ってことさ。
厳密に言えば、外見容姿の美醜の話では無く(一般社会にはその判断能力が無い)
歩留り達は「”総合的”な容姿<髪型や体形からファッション含む>で、あなたも歩留りの常識《個性化などのポイント》をお持ちですか?」みたいなことを求めており(”総合的”という言葉の意味が大きい)、
少数派の”適応系”は、”その反対”に現代でも「メディアの煽りに適応してますか?」が気になってるだけだと。
●いずれも外見容姿の造形的美醜の話などやってないんです。
時にwikiなどにどこぞの精神科医などがあーでもないこーでもないと論議をしたなど記載もありますが、これは個性派をパージしようとする少数派”適応系人格”の「ブス探し」のことであり(ブスの本当の意味は”無表情”など当該『共同幻想』社会において楽しそうにしていない様のこと)、それを真に受けて「美醜ガー」とか言ってたらワケない、、。
『共同幻想』バリバリの時代は「お洒落な人のことを”流行に敏感な人”と呼んだ時代がある」←付和雷同してるだけで「現代歩留り的にはそういう人は評価されていない」
勿論さ、ファッションの流行には啓蒙思想的なところもあって、
(無知蒙昧な庶民向けの「知見のある人が”いい感じ”の新しい発見をしましたよ」という広報)
近代前後まではそういうのもあったけどさ、
「ほぼバリエーションは出尽くした感もある」現代の場合、「それってアパレルメーカーの陰謀じゃないの?」みたいな底割れもあるんだわ(ここも先進国化による『共同幻想』権威主義の崩壊と歩留り化が及んでいる)。
俺は”ルッキズム”なんてメディアの煽りでしかないと思ってる。
(得意の横文字持ち出して「欧米ガー」っていつの時代の話だよ、、)
さしずめアンチエイジングやらで一儲けしたいのだろう。
※その背後では「それぞれの陣営が”歩留りの発見”やら、はたまた反対に”適応判定”をやろうとする社会心理は別々にある」んだけどさ、”殊更相性悪い母集団と接触でもしていない限り”は気にするような話では無い。
<追記(前述のwikiにおける「精神科医などがあーでもないこーでもない」とかの補足)>
個別各論に入り過ぎて、木を見て森を見ず状態に陥る研究者は「『共同幻想』社会内部のインセンティブゲームにおけるトロフィー論」を、この論議に関連付けているようだが(俗にいう「美人だね」と持ち上げられる奴)、トロフィー論ってのは(組織内部競争ゲーム勝者への”優勝トロフィーですよの札が下がってる”の意)景品的象徴の意味でしかない。←【現代的にはこれセクハラ】
※通常、優勝トロフィーそれ自体を賞品として求めている人はいないのであり
(欲しけりゃドン・キホーテにでも売ってるだろ)
「アイドルは偶像崇拝の一種だ」なんて論議は何十年も前から語られ尽くされてる話だ
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