2023年10月11日

過激な話になりそうなのでこちらに書く「イスラエル、ガザ戦争の背景を考える」

<10/13ちょっとだけ中段に追記>
<更に追記「ウクライナが武器の横流し一部認めてる」>

時々参考に引用させていただいている歴史家”もぎせか”さんは「ネタニヤフは知っていたのではないか?」といぶかってますが、私は素朴にそう思えない。
モサド含めて今回の大失態はイスラエルの右派にとって(戦争中はともかく)長期的には支持率低下にしかならないからだ(ヨルダン西岸で政治的発言を繰り返した上で、ガザからの攻撃を予測できなかった)。
構造としては
・イスラエルの右派がやっきになっていたのはヨルダン西岸地域であった
(警戒していたのはヒズボラやシリアにいるイラン軍)
(ガザのハマスをなめきっていたのではないか)
・今回のハマスの攻撃が残虐過ぎて国際世論に対して自ら進んで悪役をアピールしてしまった点
(常識的なインテリジェンスの世界でそんな事を誰が予測するんです?)
・アフガンに残した米軍の兵器やウクライナから流出したとも言われている武器に関して全体像が認識できていなかった(CIAもわかっていないのだろう)

一部にはエジプトの情報機関からモサドに再三警告があったという噂もあるが、
パラグライダーで空挺とか、聞いても真面目に受け取られなかった可能性もあり得る。
私も報道で聞いて「一瞬冗談かと思いました」

■イスラエルを悪者視する意見も多く見られるが(庇うつもりも無いが)、
現在の右派政権の「俗に言う右翼的発言」は限りなく政治的挑発に近いもので、(お叱り覚悟で言えば)デカイ事言うハマスの発言と違いは無い。
パレスチナ市民も真に受けていないだろう(これをアパルトヘイトにたとえる論評もありますが、”正しい”と思います。「パレスチナ市民が感じていたのは右派政治家の人種差別的政治的言動であり、それが民族浄化を意味するまでは思っていなかっただろうと」)。

ましてや海外の無責任左派と違い、地元のパレスチナ市民は「ハマスがあんなことして自分達に得することなど何もない」とわかっていた筈で(イスラエルが許すはず無い事は地元住民が一番わかっていることだろうから)、「こういうことが、どうにかならないのか」が本音ではないか。
※現在イスラエルからも天然ガス資源の開発が行われており、中東諸国も以前ほどの発言力は無い。

■私はこの悲劇の本質は「裏ルートの武器流出」だと思います。
(ウクライナルートは確実なエビデンスはまだ無く、まず米軍が残したアフガンの武器と考えるべきでしょう。ですから俺は「バイデン無能論」の方を取ります。《追記、ウクライナがハマスに武器横流し一部認めてる。ハマスは米軍M4を使用しておりスティンガー1500発保有の情報もあるそうだ》
ハマスがそれほど武装化に成功していると知っていれば(同時に国軍ではありませんからモサドと言えども全貌を常に掌握は無理ってものです)、ヨルダン西岸での入植などでイスラエルの右派政治家が度を越した発言をすることはなかったのではないか?
ハマスにしても、あれほど残虐な攻撃に至ることは無かったかも知れない。
 ↑
ハマスを悪者視していないかという方いるかもしれないが、
”権威との関係が崩れた小集団ほど危ない”のは社会心理学として常識でしょ(政党に関しても弱小政党ほど過激な発言をする)。ハマスは自称政党かもしれないが、武装組織は国軍ですらないんですよ?「暴走する方が自然だ」。

(てかムハン○ドはそんなことやれ言ってないだろ《彼が目指したのはせいぜいが多神教氏族社会だったアラブの『共同幻想』団結までだ》。モスリムは本来異教徒に対しても寛容で《ジハードになったのはアラブ戦国時代の話で、結果ローマ・キリスト教圏やユダヤ教に対峙できればよかったのであり》、言うならば素人考えでもハマスは”イス○ム教信徒ですら無い”。上位権威との関係が切れたこところで現世の誰だか知らない指導者やらが好き勝手やってるんだから、草葉の陰でムハン○ドが「言ってネーから」怒っとるやろ。)
※仮にハマスが政党として力量を発揮するなら、エジプトと連携し国家樹立後に(承認経ずとも)警察や国軍を保有宣言して堂々政治闘争するなり、国軍であればイスラエルと戦争するのもいいだろう。正規軍の戦闘ならまだ民間人の犠牲が少なくて済む。それを糾合するための『共同幻想』を君達既に持ってる筈じゃんよ。そして、だいたい彼らはどうして中国のウイグル問題に何も言及しないんだ(「欧米ガー」とか、イス○ム教の成り立ちから言えば順番が違う話だ)。


カナダ人ニュースさんも歴史的にイスラエルの方が圧倒的に多く殺している統計を出してますが、
市街戦ですからどうしてもそうなるんです(イスラエル国軍の武装は強烈だから)。
相手がハマスだからといって、22LR銃を持っていくなどの慣習もそんな装備も軍隊にありません。
ましてや警察の手に負える案件でも無い。
パレスチナ問題は、パレスチナ側に国家や(共和制国家の形はあるが”非正規武装集団がある時点で”近代国家として成立してるかと言えば微妙)正規軍としての常設の国軍が無い時点で”詰んでいる”のであり、
●イスラエルが国家樹立を急いだのもそのためで(身に染みてわかっていた)、
国家という『共同幻想』が歩留り保守的にも「いかに安全保障として必須の概念なのか」という話に帰結する。

戦争自体は残念ながら悲惨なことになると思うけど、
戦力差が著しいので、これが大きな国際紛争に発展することは無いだろう。
(むしろ心配なのは、G7国内でのテロだ)


ちょうど、ドンピシャで動画がアップされた。
若干米国世論寄りではあるが、
この件では以下の『HaranoTimes』チャンネルの見解が一番近いかな
奪った土地だから?弾圧しているから?ハマスは反撃しているだけで、支持されるべき?
https://youtu.be/wWcUn6q3NWM?si=_12_FZvBQ6rVq9i4



posted by kagewari at 17:12 | 戦争と平和 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【web投げ銭(記事リクエスト)】
amazonギフトカードによる『web投げ銭』の受付
amazonトップページよりギフトカード購入→Eメールタイプを選択
同ページの「2. 詳細を入力する」に金額と、配送Eメールあて先info@kagewari.sakura.ne.jpを入力
詳細は以下記事参照
記事リクエスト再開
https://kagewari.seesaa.net/article/500418743.html

<収益は当事務所運営経費に当てさせていただきます>

<利用料金の値上げ24.1/23,8/2>
値上げの経緯は以下
https://kagewari.seesaa.net/article/502153223.html
https://kagewari.seesaa.net/article/504221178.html
<送信先メールアドレスの変更24.1/25>
サーバ移転に伴い送信先メールアドレスが変更されてますご注意ください
→送信先info@kagewari.sakura.ne.jp


【注意事項】
・ブログタイトル下の利用規約を必ず読んでください
・プライバシー保護のためお名前は”HN”でお願いします
・メッセージ欄「記事リクエスト」が可能
※リクエストは”記事内において引用される可能性”がある点留意の上、プライバシー保護の範囲内で記載ください(記事内引用に合意したものとします)
※縁起物的なカンパは少額でも歓迎しますが、意味のわからない反論を”100円以下で連発する依頼”は偽計業務妨害に相当する準違法行為であることを理解できない方はご遠慮ください
■返信記事を予定する際の目安
24.8/2料金改定【ドトールコーヒーメニュー、ハニーカフェ・オレMサイズ410円から】受付します

・ガタガタ文句があるなら問い合わせメールなど利用すればいいわけで(着信拒否など対応可能なので業務妨害とは言い難い:それでも1回は送れるし)考えて利用してくれたまへ
※問い合わせ代表アカウント(レンタルサーバ提供)はGmailへの送信に安定性がないため、私から返信ある場合は予備のGmailアカウントから返信となる場合があります。

必ずリクエストに答えるなどの対応は”できません”が
(閉鎖された「コメント欄」や『公開掲示板』の補完として)
可能な限り質問等には答えていこうと思います

※送信にはAmazonのアカウントが必要です
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■■■『有料相談』の依頼は以下Pから■■■
https://kagewari.sakura.ne.jp/kage2.htm

現在は基本的に『簡易相談(依頼文2000文字まで)7,700円』『簡易相談ハーフ(依頼文1000文字まで)4,000円』「テーマ限定300文字1,000円」のみの受付です
(※サポートの200文字500円は『簡易相談』の後に週に2回まで利用可能)
(『簡易相談』の利用は原則月1回のみです《ハーフは月2回まで》、テーマ限定は週2回まで)

■ご存知と思いますが、レンタルサーバアカウントの多くはgmailへの送信に安定性がありません(受信に関する障害報告はありません)。gmailからの依頼の場合にはセキュリティを担保した別途専用アカウントを用意しています。

相談のコースや方法などやり取りの後に、
有料相談専用アカウントのメールアドレスをお伝えします
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
comments他

・コメント欄は『公開掲示板』同様に原則削除禁止です
(基本的に削除依頼には応じられません、削除依頼は投稿禁止ワードとなってます)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となってます
(同規制キャリアから登録抜けによる投稿がある場合、投稿は自動削除されると同時に規制IPに追加登録されます)



現在コメント欄閉鎖中 (2014.7.26〜)



タグクラウド