<更に追記「ウクライナが武器の横流し一部認めてる」>
時々参考に引用させていただいている歴史家”もぎせか”さんは「ネタニヤフは知っていたのではないか?」といぶかってますが、私は素朴にそう思えない。
モサド含めて今回の大失態はイスラエルの右派にとって(戦争中はともかく)長期的には支持率低下にしかならないからだ(ヨルダン西岸で政治的発言を繰り返した上で、ガザからの攻撃を予測できなかった)。
構造としては
・イスラエルの右派がやっきになっていたのはヨルダン西岸地域であった
(警戒していたのはヒズボラやシリアにいるイラン軍)
(ガザのハマスをなめきっていたのではないか)
・今回のハマスの攻撃が残虐過ぎて国際世論に対して自ら進んで悪役をアピールしてしまった点
(常識的なインテリジェンスの世界でそんな事を誰が予測するんです?)
・アフガンに残した米軍の兵器やウクライナから流出したとも言われている武器に関して全体像が認識できていなかった(CIAもわかっていないのだろう)
一部にはエジプトの情報機関からモサドに再三警告があったという噂もあるが、
パラグライダーで空挺とか、聞いても真面目に受け取られなかった可能性もあり得る。
私も報道で聞いて「一瞬冗談かと思いました」
■イスラエルを悪者視する意見も多く見られるが(庇うつもりも無いが)、
現在の右派政権の「俗に言う右翼的発言」は限りなく政治的挑発に近いもので、(お叱り覚悟で言えば)デカイ事言うハマスの発言と違いは無い。
パレスチナ市民も真に受けていないだろう(これをアパルトヘイトにたとえる論評もありますが、”正しい”と思います。「パレスチナ市民が感じていたのは右派政治家の人種差別的政治的言動であり、それが民族浄化を意味するまでは思っていなかっただろうと」)。
ましてや海外の無責任左派と違い、地元のパレスチナ市民は「ハマスがあんなことして自分達に得することなど何もない」とわかっていた筈で(イスラエルが許すはず無い事は地元住民が一番わかっていることだろうから)、「こういうことが、どうにかならないのか」が本音ではないか。
※現在イスラエルからも天然ガス資源の開発が行われており、中東諸国も以前ほどの発言力は無い。
■私はこの悲劇の本質は「裏ルートの武器流出」だと思います。
(ウクライナルートは確実なエビデンスはまだ無く、まず米軍が残したアフガンの武器と考えるべきでしょう。ですから俺は「バイデン無能論」の方を取ります。《追記、ウクライナがハマスに武器横流し一部認めてる。ハマスは米軍M4を使用しておりスティンガー1500発保有の情報もあるそうだ》)
ハマスがそれほど武装化に成功していると知っていれば(同時に国軍ではありませんからモサドと言えども全貌を常に掌握は無理ってものです)、ヨルダン西岸での入植などでイスラエルの右派政治家が度を越した発言をすることはなかったのではないか?
ハマスにしても、あれほど残虐な攻撃に至ることは無かったかも知れない。
↑
ハマスを悪者視していないかという方いるかもしれないが、
”権威との関係が崩れた小集団ほど危ない”のは社会心理学として常識でしょ(政党に関しても弱小政党ほど過激な発言をする)。ハマスは自称政党かもしれないが、武装組織は国軍ですらないんですよ?「暴走する方が自然だ」。
(てかムハン○ドはそんなことやれ言ってないだろ《彼が目指したのはせいぜいが多神教氏族社会だったアラブの『共同幻想』団結までだ》。モスリムは本来異教徒に対しても寛容で《ジハードになったのはアラブ戦国時代の話で、結果ローマ・キリスト教圏やユダヤ教に対峙できればよかったのであり》、言うならば素人考えでもハマスは”イス○ム教信徒ですら無い”。上位権威との関係が切れたこところで現世の誰だか知らない指導者やらが好き勝手やってるんだから、草葉の陰でムハン○ドが「言ってネーから」怒っとるやろ。)
※仮にハマスが政党として力量を発揮するなら、エジプトと連携し国家樹立後に(承認経ずとも)警察や国軍を保有宣言して堂々政治闘争するなり、国軍であればイスラエルと戦争するのもいいだろう。正規軍の戦闘ならまだ民間人の犠牲が少なくて済む。それを糾合するための『共同幻想』を君達既に持ってる筈じゃんよ。そして、だいたい彼らはどうして中国のウイグル問題に何も言及しないんだ(「欧米ガー」とか、イス○ム教の成り立ちから言えば順番が違う話だ)。
カナダ人ニュースさんも歴史的にイスラエルの方が圧倒的に多く殺している統計を出してますが、
市街戦ですからどうしてもそうなるんです(イスラエル国軍の武装は強烈だから)。
相手がハマスだからといって、22LR銃を持っていくなどの慣習もそんな装備も軍隊にありません。
ましてや警察の手に負える案件でも無い。
パレスチナ問題は、パレスチナ側に国家や(共和制国家の形はあるが”非正規武装集団がある時点で”近代国家として成立してるかと言えば微妙)正規軍としての常設の国軍が無い時点で”詰んでいる”のであり、
●イスラエルが国家樹立を急いだのもそのためで(身に染みてわかっていた)、
国家という『共同幻想』が歩留り保守的にも「いかに安全保障として必須の概念なのか」という話に帰結する。
戦争自体は残念ながら悲惨なことになると思うけど、
戦力差が著しいので、これが大きな国際紛争に発展することは無いだろう。
(むしろ心配なのは、G7国内でのテロだ)
ちょうど、ドンピシャで動画がアップされた。
若干米国世論寄りではあるが、
この件では以下の『HaranoTimes』チャンネルの見解が一番近いかな
奪った土地だから?弾圧しているから?ハマスは反撃しているだけで、支持されるべき?
https://youtu.be/wWcUn6q3NWM?si=_12_FZvBQ6rVq9i4
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