記事リクでも規約記事に見られる現代「歩留り」世代達のことがよくわからないというか、掴みどころが無い状態で、結果『退行化』が捗るみたいなことなるのも困るので、
現在進行形の範囲と(政治や政策の今後はある程度予測できるので)政策の動向など踏まえて、現代の「歩留り」達が、「恋愛幻想」崩壊”幻滅”後の社会に何を模索しているのか考えてみよう。
<結論の出ないネタなので、、長くなりそうだ>
1)「恋愛幻想」のネタバレ
正確に言えば、元ネタは結婚願望であり、時代に応じて変遷しているものなのね。
近代までは(《サブカル都市の上方と江戸を例外に》エロもなければ子供も労働する時代で暇も無しで)恋愛なんてのは近松の話に出てくる”物語”であり、「大人の性=結婚」だった。
結婚願望は女子だけのものではなく(「そろそろお前も身を固めろ」にあるように)男性も結婚して所帯もって一人前とされ(場合によると出世に響く)←暗韻は「《性の欲求的に安定した状態にしないと》『賢者モード』になれないだろ?=仕事に集中できないろ」の意味もあったかもしれない。
※だから近代までの歴史では(性と結婚が同じ意味だったので)結婚年齢10代とかザラになる(イランにおける女子の結婚可能年齢は12歳だ)
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明らかな「人権侵害・女性差別史観時代」を近現代発明された民主政治で考え、改善しようと編み出されたのが
(ウーマンリブを例外に、全否定ではないので啓蒙や革命とはちと違うと思う《見かけ上無難なものにシフトさせようと試みた》←勿論この狙いにはリベラル派が保守『宗教』権力《及び結託する政治権力》などを弱体化させようという意図があったのも事実だろう)
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●代案が、近現代からの「自由恋愛」
(当時、結婚を前提としない性行動を否定していた《不純異性交遊》教会権力やら保守派がこれに《不道徳であると》抵抗したことは予想つくよね=旧結婚制度の既得権益者だから)
日本でもこの「自由恋愛」の解禁は大正時代に端緒があったようにも思うが、歴史的には主として占領軍GHQによってもたらされた。
(不純異性交遊との違い?常にギリギリってか、全部グレー《「自由恋愛」の概念は単に近代への批判であって「これが『自由恋愛』ですよみたいなコンセプトは無かった」のさ》:故に関連する映画などの表現は”常に問題作”となる《上映禁止で裁判になったりな》←注目すべきは日本ポルノ映画界が前衛監督の登竜門みたいな存在だったことだ。)
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戦後の日本では、突然(前の時代から言えば街娼みたいな)ミニスカートの女性達が溢れた(明らかに「それじゃない」よね)
●どうして左翼のコミューンや左翼系演劇部などがフリーSEXまがいのホニャララになるのかってのも、前段括弧の「反対した保守」と対峙させれば意味がわかると思う。
(ある意味さ左翼って保守が反動で逆さまになったようなものなので→「フリーSEXの着想が、『共同幻想』適応社会における”仲間は誰でもOK暗黙ルール”」を地でいったものであることがわかる。)
<長くなるのでウーマンリブほか女性解放闘争の歴史は省く>
2)何もしなければ出会いなど無いのが普通
(そもそも赤の他人に唐突に声をかけるとか《何かの『縁』も無しに》マナー違反なので普通の人はやりません)
GHQが奨励したか知らないが、
やおら登場したのが「GOGO喫茶(後のディスコ、現在のクラブ)」
短いスカートで煽りまくって、客を(じゃなかった)男を誘う習俗の中でビートルズなども登場してですね、「大人の支配層(不純異性交遊は禁止だ)に対抗する青少年の反抗(戦争に負けたんだよ、自由にSEXしちゃおうよ)音楽」みたいな構造となる(戦前の結婚制度保守VS若い人の自由恋愛《暗喩フリーSEX》でみていくと、後にロックミュージックがヒッピームーブメントとなり《そこまでやるかと》左翼化してやれドラッグだと、、、よれていくルートも見えると思う)。
騒ぎは大きくなるが(流行の「自由恋愛」のつもりが、気が付いたらゲバ棒持って機動隊に突撃していたり)、何かこう詩的情緒のある恋愛と違うだろ?「話が違う」みたいなことになり(笑
(米国東部ではシングルズバーなど余計めんどくさいことに、、)
※若干”フリーJAZZのジレンマ(やってみたら全然自由じゃないって奴w《無秩序(カオス)と自由(フリー)はちがかったって話》)”に近い失敗に陥ったのかもしれない。一部の政治論議にはアナーキズムも無政府を意味しないって話もある。
3)支配階層からの反撃「出会いの場を作ることができる権限に目を付けた」
社 内 結 婚(会計ソフト”大蔵大臣”のノリで御唱和ください)
「誰かがって事ではなくて、経済原則みたいにそう流動していったってことね」
左翼のフォークソングは?
学 生 結 婚(会計ソフト”大蔵大臣”のノリで御唱和ください)
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何をインセンティブに集客募集(『共同幻想』社会へスカウト)してるのかわかるよね?
※この場への参加機会の設定や許認可権を権威が握れば「ほうら、適応者《この場合労働者》にならないとなーんにも出会いはないんだよ?君SEXしたくないの?」調の脅し文句になる(暗喩は「非適応者は=性的無能者に堕としてやるぞ」という脅し《逆らえばワイセツ罪で逮捕したろかも含む:不純異性交遊》)。
後は見ず知らずの男女がどうしても会話する状況や場を設定してやればよい(なんせサカリのついた健康な若者達ですもの、、)「食事会、飲み会、イベント《昔は社内運動会まであった》、飲み会、社員旅行(ドラえもんのイントネーションで)、夏休み冬休み《バカンス》、飲み会、サークル活動、飲み会、文化祭、、、」←近代の『共同幻想』が釣りに使った”お祭り”を世俗化してモデファイしたものだよ(構造は同じ)。
「せっかくだから僕達SEXしちゃおうか」←に至るでしょうかーーって物語が近現代「恋愛幻想」の実像であった。
(前項2でポイントであった「赤の他人に声をかけるとかしない」に注目して欲しい、『共同幻想』社会が”男女が会話する場の設定”を『縁』とすることで《実は仲間以外選べないのだが・また仲間に適応するのが条件なのだが》「恋愛幻想」を演出する権力を握ったワケだ。)
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●この場合”場の設定者”が権威社会や地域社会や暴走族なら部族社会になるので、”仲間は誰でもOK暗黙ルール”が派生しますから(フォークダンスコンビのジレンマがバレたら全員辞めちゃう)、運営自体は楽なものです(極端に言えば男女比率に応じた成約率に至る《仮想上”適応者”の仲間は全員同一人物ですから=同じモデル人格導入適応者》)。←しかも歴史的経緯としてそれ以前の時代に「フリーSEXが模索された」こともあるので、”仲間は誰でもOK暗黙ルール”は期待された一定の秩序にも思えた(歓迎された側面もあると思う)。
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演出はベタで薄っぺらい、TV局の「恋愛シミュレーション・ドキュメンタリーショー」と全く同じです。
(文学調詩的情緒から言うと、、全然違うものの気がするんだが、、、)
ゲーム性を盛り上げるために《ハイハイ、次はだれが王様役すんの?》、
「誰が一番美人だとか、誰君が優秀だとかカッコいいなどの設定行われますが《まあ場当たりで根拠は希薄なものです》」←素人劇団のつまらないシナリオみたいな話さ(実像がコネとかね《実家金持ちってだけでも違ってくるし》)
※説明するまでも無いが『共同幻想』社会の狙いは(性で釣って)構成員(自分とこの”適応者”《TV番組なら視聴率》)をスカウトし勢力を拡大することである
■現代歩留り達は気が付いた
「 何 か 違 う 」
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