https://kagewari.seesaa.net/article/500401218.html
part2は以下
https://kagewari.seesaa.net/article/502759491.html
■話の始まりは、近現代の「結婚制度」が女性差別史観を前提にしていたことだ。
(戦前などは嫁ぎ先の男性の顔も知らぬまま縁談がまとまってなんて結婚も珍しくなかった:ちなみに戦前の結婚は見合いも含むだが、確か7割程度が『縁談』である。→これが現代の社内結婚・友人の紹介へと変遷《戦後の自由恋愛は幻想に過ぎない:なんだかんだ相手は「同じ村社会の誰かである」》)
この制度が運営できた背景を更に心理学的に突っ込むと、
『共同幻想』社会のある暗黙ルールに突き当たる、
これは、ブログで再三登場するフレーズ「フォークダンスコンビのジレンマ(特定集団で意中の人と《しかも相思相愛で》コンビになる数学的確率が著しく低くなる件)」←これをいかなる手法で突破しているのかに繋がる【鍵は”馴化”】。
↓
それが暗黙のルール「仲間は誰でもOK」
その証拠に、所謂恋愛シミュレーションやらセミドキュメンタリーにおいて、告白された相手が断る時の定番フレーズが「ごめんなさい」となっている(この慣習が定着している証拠でもある)。
【おかしいでしょ、何故謝らないといけないの?】→暗黙の前提は「仲間なんだから基本OKが前提だよね」「だよね、そうだよね」って構造にあるワケ(いちおう個別に断る権利はあるが、断る時には謝罪しなければならない)。
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●つまり大事なことは、そこに『共同幻想』適応社会(だよね)が展開されている場合(現代用語では”ブラック”)、仲間になるってことは性対象として「仲間は誰でもOK」への暗黙の合意を求められることになる。
「そんな理不尽な」と思う方いるかもしれませんが、
これは実に合理的に可能となります。
・人物像は、そもそも『共同幻想』適応により”共有人格:ダヨネ”をインストールしてますから仲間の人格に個人差は少なく
・年齢階層は社会性で概ね同世代などでくくられており
・外見容姿は流行ダヨネで服装も類似する上、容姿も”馴化”(簡単に言えば見慣れること)により、大きな違いを認識できなくなります
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ほらね、暗黙のルール「仲間は誰でもOK」は合理性に担保されています。
(この手法で『共同幻想』社会はフォークダンスコンビのジレンマを突破します)
■するとどうなります?
「長く仲間として安定的な関係(馴化が確実に起きる)を想定できるメンバーは誰でもOKな人」
「仲間としてどうだろ、関係の破綻もあるぞな(馴化に失敗)個人はNGな人(ごめんなさいは必要無い)」
↑
『共同幻想』ブラック社会に限った話ですが→「無意識に上記の設定が行われます」
なのでイジメなどにおいて、「仲間は無理な人」のことを暗号として”ブス《附子》”のレッテルを貼りパージしようとするのです。
(そもそもが生物学的に、見知らぬ個体は全て忌避される《初めて見る個体にシャーとか威嚇しないネコいますか?犬に至ってはもっと強烈ですよね》)
→●ちなみに歩留りの社会性は”ネコの集会”同様に(特定の集団では無く)環境としてそれを理解していることが先で(ネコが集会で互いに目を合わせないように)各人のプライバシーエリアに干渉しない慣習で担保されます→だから【歩留まり社会はハラスメントを許さない】んです(他人にはプライバシーに及ぶことを言及する権利はない)。
<<<端的に言えば「ブスとは外見と全く無関係であり」対人関係上の分類のことです>>>
【『共同幻想』ブラック社会限定の現象】→「なんかあの人感じ悪い(仲間と思えない)の意」
彼らがよく使う「かわいくない」ってのも曖昧な表現ですよね
●「ブスとは言ったが美人では無いからNGとは言って無い」←レトリックに気が付きました?
●「ブスが美人では無いからNG」の意味である場合、ブスブス言ってる自分達は堂々美人であると主張することになりますが、ブスブス言ってる側に「そんな自信があるワケ無いでしょww」
だから突っ込まれないように「かわいくない」とか「ブス《附子》」を使用するんです。
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●実際の意味も「ブス《附子》:トリカブトの根」ですから「無表情であるとか面白くなさそうで不機嫌な様」という意味であり、これが『共同幻想』社会で流用されるのは→「一緒にいるだけで楽しい筈の仲間の前でその表情は何だ?(『共同幻想』ルール違反《野球部の声出し義務を思い出してください》)」からきているものに思います(自分で志願して参加してるのにアタシ達に何か文句でもあるのかよ的に)
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※ですから最も簡単な喧嘩の買い方は「お前に言われたく無いわ、ド・ブスがよく言う」
(後述の通りで、喧嘩を買う側からも”ブス”は用語的に誰にでも使用可能である)
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そもそも美男美女など100人に1人いるかいなかの話しであり
(街に出て歩いてる人見りゃわかります《知人の話はNGですよ「あなたにも”馴化”による贔屓目錯覚が既に起きてるから=周囲には美人が多くいるかのように思える」》)
少なくとも99人は美男美女ではありません(99%を構成する普通の人に特別呼称はありませんが)、【だから誰にでもブス《附子》のレッテルを貼ることは可能である】
同時に馴化の果てにある自分の顔は(見飽きるほど見ているため)逆に印象的に見る事ができませんから、「99人がそう言われればそうかも知れない」と思ってしまいます(だからイジメる側としては「効果的だ、この言葉は武器として使える」となる)。
更に99%に使用できることは=ほぼほぼ誰にでも使えることとなり、
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仲間じゃ無い認定があれば(芸能人の子息など)美男美女に対しても「ブス《附子》のレッテル」は可能なんです。
※整形の話がナンセンスなのは、「美の定義も論じられないのに、何をどうしたら美人になったとあなたに結果が認定できるのか」(そもそも整形外科医は美大すら出ていない)、しかもそれで相手の印象が変わるというのなら相手は美大を出てるのかといえば多くは違うはずです。素人同士が何か印象的な目立つ整形を行ったことになりますから(この人物に性的関心の無いものには違和感でしか無いので)その整形は一発でバレることにもなる。
【そもそもオカシイでしょ、どうして女性ばかりにこのネタが被るのさ《ガチで女性差別史観じゃん》】
※『共同幻想』サイドの格言は?→「男は顔じゃない(暗韻”仕事っぷりだ”転じて社会的地位だ)」←前後の設定を『共同幻想』が意図的にやってるのわかりますよね?(そこにトロフィーワイフの話も絡む)
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●【障害や傷の修復など、整形外科本来業務の場合は”本来の姿を回復”】なので(自分の顔を取り戻す《ですからメイクやウィッグや脱毛他日常的に運用されてるとこを整形で固定化するものを含む》)、アイデェンティティーとの乖離は起きませんが(前後で実質の変化が無いのですから)、
自分の顔が美的根拠も無い思い付きの改造で別人になっている場合(本来の目的と真逆)、たとえばそれで異性の関心を惹いても評価されてるのは外科医であってあなた自身では無い不安が無意識下に恒常化してしまう。→いえいえそれはキッカケで関係成立後は内面で評価されているというのであれば、同時にそれは相手も本来はその内面を評価できる人物でなければなりませんが、、、あれれ、ほら矛盾するでしょ。=整形はともかく、相手が内面を評価できる人物なら「その相手は整形しなくても関係を構築できた相手」だからです。
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※厳密に言えば、整形の全てが失敗するのではありません(資金に限界があるのが幸運で《ごく限定的変化に留まり》)、「整形により”コンプレックス”が継続できないようにしたことで自分を自立性に転換した場合」、(整形とは関係なく)コンプレックスの解除によりメンタルが改善したなどのケースがあり得るからです。←●しかし読んだままですが本来整形の必要はなかった話(コンプレックス《現実から乖離し過剰に気にする様》の解除が本旨であるため)。
<つづく>
※冒頭記載の発端となった記事は以下
サイドバーでは【記事リクから力作「ブス《附子》論」で表示されてます】
リクエスト関連(女は顔が命さん「長くなるから本当は連投もNGなんですが《暗黙の了解で》」)
https://kagewari.seesaa.net/article/500401218.html
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