2023年07月30日

前回に引き続き、いっそのこと「道徳野(これ脳の言語野など真似した造語ね=フロイトで言う超自我のコア)」この構造を説明してみようか(3)

前回までは主として”悪い事”の導入話がメインでしたが、
「さて”いいこと”の方はどうでしょう」って”基本構造は同じ”だよ。
言うならば悪い事ってのはガツンと衝撃的にたしなめられるなど(無難な表現で言えば)不快な『興奮』体験がエピソードフラグとなり、刷り込まれるなり構造として刻まれるよね。
いえば、その反対なので
”いいこと”は快感の『興奮』で刻まれることになります。
(流石に私も記憶の彼方ですが、子供時代にも褒められるなりで”フワ―っと気持ちよくなる”ってあるでしょ《たぶんドーパミンなり出てる》)
実際母子関係の多くは、入浴時子供が身体洗ってもらうだとか(サルのグルーミングと同じだよね)、頭を撫でると気持ちよさそうにするのはネコも同じです。
或いは「褒美に甘いおやつがもらえる《ドーパミン関連》」とかな、

子供の性感というと(保守派が怒鳴り込んできそうだが)全く無いのかって、そういう意味なら子供なりにあるんだよ(だからフロイト幼児の性欲論も全ては否定しない《原則”生存欲”だと思うけどね》)。子供なりの”性愛代謝”が快感の『興奮』として存在するのも事実。
●「気持ちいいことしてくれる事項がある」←【まず先にこのコアができる】
(人の自我は覗けないが、この構造は”悪い事”と表裏一体か同一のものだと推定してる《常にその反対が悪い事になるからだ》)

「具体的に何がいいことになるのか?」(何をしたら気持ちいいことがありそうだと定まるのか)
<前記事コピペ一部編集して引用>
●つまりね、「普遍的道徳など無いの構造上の根拠そのままです」
何が”いいこと”なのかは、後から経験や知見で入ってくるもので(極論”偶然”)、
「何がよくて善行だ」の定義は(群れで生活していれば類似するけど)安全で自由な環境の場合、かなりランダムになります(道徳性も個体差が大きくなるってこと)。

※例外:宗教『共同幻想』文化圏の場合は、”親が伝導役”を兼ねる場合が圧倒的多数であるため、「いい悪い」の定義の戒律的部分は親からガッツリ導入される。←大人になって改宗するなんざことを考えればそのプロセスにエディプス・ハードルに対する『反抗』が必要なこともわかると思う。

<<教育論でさ、「叱るがいいのか、ほめて伸ばすがいいのか」よく論議になるけど>>
 ↓
どっちもどっちというか、、同じことなんじゃね?

■だから「褒める」→いい事でも錯覚や曖昧な認識からメンタル事案に発展する事あります
テストの結果見て「偉いわね〜」”いいこと”=勉強できないことは自動的に”悪い事”
褒められた記憶が何かの偶然でかなり上位のエピソード記憶になり、道徳モジュールの判例になった場合、
学歴偏重差別主義者になってみたりさ、
「○子はスタイルがいいから」”いいこと”=太ることは醜い”悪い事”
(そら表裏一体だから”悪い事ケース”と同じで褒めるにもリスクはある)
これが後に摂食障害に転んでみたりさ、

ある意味育て方なんざ(なんでもいいとは言わないが)何がベストとか無いんじゃないだろうか?
これは「”家幻想”ごときに何ができる」って話で(期待し過ぎ「前回の風通し理想論の限界」)
 ↓
●根本は各種『反抗期』に、自己責任で「いかようにも覆せる」のであって(その時使用した「理論武装」や理屈が、それに代替して『自意識』主導の自立って話になるんだし)、ガキにしっかり(理論武装をあれこれ選択できる)武器になる教育や情報との接点をオープンにできるかって事じゃないのかね(”善意の第三者”は社会に代替される)。
だいたいが晩婚化や少子化の中で”家幻想”もガタガタで、現代結婚世帯は試行錯誤状態じゃないのかしら。
 ↑
<<<<<言うならだけど>>>>>
■『単独者』とは、自らの道徳モジュールすら聖域とせず(一から『自意識』マターで自我を再構築し)、慣習や文化は保持しつつ”超自我も一度ぶっ壊す”(『自意識』自らが考え、エビデンスにより証明されていない概念は認めない《ニーチェの「神は死んだ」やら「善悪の彼岸」言うてる意味はそこ被ってると思うぞ》)、なかなかにしてナチュボーンの『単独者』は滅多にいないので(赤ん坊はどうしたって非力ですから)、再構築者ってのが『単独者』の一般かなと思います。→なものだから『単独者』の多くが”道徳を語らない”のです(それに代わるものが自ら獲得構築した”美意識”)。
※時に自分を構成している最も大事な要素が”道徳心”思ってる人いるかもしれないが(それは『共同幻想』論特有の話で)→”違うからな”(法務検察こそ真なる日本人とか言わネーだろ?)

●●●ここ前後項目を対比でみるとわかりやすいと思うんだけど●●●

<そして倫理的反発>(この話の参考は脳科学者の養老孟司教授)
■アンナ・フロイトの自我防衛論と類似した発想で(超自我の優越性)
一度構成された”いい悪い論”の構造は(宗教戒律が典型だけど)、(エビデンスの代わりに権威が裏付けとなるので)『自意識』権限を越える”上位”だから、なんてかな素の赤の他人がどうこうネタバレ干渉することに”倫理的な反発が起きるのさ”。
その第三者のいう事がどう考えても(エビデンスもあり)合理的に正しくても、
「この罰当たりガー」のような反発がオートマチックに発動する。
 ↑
さて、重要なことは、この反発『自意識』による意思では無いんだよ、
=なんつーか極論だが「本人の考えですら無い」

(構造上自動的にそうなっちゃう→権威に対して第三者がもの申してるように見えるやん《この罰当たりガー》)
 ↑
はい、さて問題です「あれれ(児童がそういう反発するのはわかるが)『反抗期』プルーフしていると、権威性は解除されるんじゃなかったけ?(解釈の限定解除=以降『自意識』権限でその場判断してよし)」
●ハイ、そのとおり、
大人同士司の会話で倫理的反発のような押し問答が起きるのは、反発する側に『退行化』(児童心理)がある証拠って事。

少し前の記事に書いたけど→「だから規約で「道徳的反射”いい悪い論”(及び即日レス)」持ち込み禁止】になってんのさ」
(《設問考えてる段階で規約に合わせようとすれば自動的に『自意識』を超自我にある権威性に対し反抗的に立ち上がらせる他ないので》『自意識』マターの「理論武装」トレーニングにもなるし、時間の節約になるだろ?)



posted by kagewari at 01:18 | TrackBack(0) | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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