2023年07月29日

前回に引き続き、いっそのこと「道徳野(これ脳の言語野など真似した造語ね=フロイトで言う超自我のコア)」この構造を説明してみようか(2)

■「道徳系の構造」は(《自分を超える権威を担保とするため》変更や再解釈が容易では無いため)、一歩間違えばむちゃくちゃ誤解や錯覚も起きるだけでなく、その錯覚や誤解が自我構造的に固定化する。
(幼児は基本的に《常に例外はありますが》親に依存しなければ死亡しますので《ひとりで餌を見つけて食べるなど動物としての自立性が能力的に皆無》、幼児特有の根源的不安から親の言動に対して敏感です)
「あら素敵、お宅のお子様ピアノが弾けるのね」←幼児が関心を持てば”いい事の用例に”
「誰子ちゃんが暴れて喧嘩になって相手の誰男君怪我したんですって」「あら〜大変」←強い関心を示し、”悪いことの用例に”
、、、、
などなど周囲を観察などする中で(幼児仲間の言動や”その子の家の伝聞”にインスパイアされることもあるでしょう)、「徐々に何が悪いのか固まっていく」
この用例は割と早期に固まっていくと考えらる。
 ↑
基本的に親が躾や教育で関係するものが多くなりますから(幼児にとって親は神に等しい生殺与奪権を持つ絶対者)【この用例は、ほぼ最高裁判例も同じ】になります→”三つ子の魂”ですよ
(何故早期に一度固定化するのかって、成長の著しく遅いサルである人類ヒト科は”しばらくの間は子供っぽい自我の子役”みたいなポジションでOKだからです←1年がやたら長く感じる子供側も自分がにわかに大人になるとも思っていない《自分が大人になるとかリアリティが無い》)

■通常この絶対の関連性というか判例は(第二次、第三次もあると解釈すると)
2回の反抗期(小学生年次と、思春期)←ここでメジャーアップデートされますが(権威元の親と対峙する関係で行われないと変更できない《思春期『反抗期』は最後に親の絶対権威は剥奪され、社会性に置き換わる》「管理者権限じゃないと書き換えられないレジストリみたいなもの」)


<<<話は戻りますが、そもそも幼児や年少者の言語能力は?>>>
そら、聞き間違いや、誇張から、勘違いまで山ほど起きるんです。
後の人種偏見だとか、貧乏めぐるなんとやらとか、体形がどうしただの、勉強できるできないだとか、学歴ガーやら、持ち家ガーだとか、スポーツガーや、家の自家用車ワ―とか、、、、ワケわからないコンプレックスの元ネタにもなりますし、
 ↓
よく耳にする(一派用語でいうところの)マザコン、ファザコンってのの一部は
やたら執着している”いい悪い論”の話の出元が、母親や父親の発言が根拠だったりする場合(本来これは小学生年次に一部、思春期には絶対権威の剥奪で無力化されるべき関連性)、←あれオカシイぞとなるんです。
■【ぶっちゃけていえば、思春期『反抗期』プルーフした大人自我は、親が過去現在含めて何をいったとかに”全く左右されません”《現役での親の権威性は崩壊し、ノスタルジー程度にしか残らないのが自然だからです》】→大人になってまで「親がどうしたこうした言う奴はいない」(自分が成人したらそもそもその人に”親権無い”し《極論:元親=ノスタルジー的属性》)

■■■メンタル事案的に「いかにもありそうな話」としては、■■■

母親が(パート先で叱責され)少し疲れていたとする。
食事の時に、苦手な食材などがあってお皿の中が散らかってるある日
「いい加減にしてよ、どうして綺麗に食べられないの!」
(さて夫婦や大人同士なら「何怒ってるの、どうしたんだ」とか「何かあったの?」聞けますが、小学生には無理だったりする、母親も母親で子供相手にパート先の大人の事情を愚痴ることもできない)
「ゴ、、ゴメンナサイ」
何故か、それを契機に潔癖症だとか清潔ナントカ症の端緒となるものが始まってみたり?
(そんな事が起きても驚かない)
とにかく母親とぶつかることが多くなり、
(”凄く悪い事”は単体で導入されるが、導入プロセスが唐突だったり《この間導入されてきたものと矛盾するなど》合理性を欠くと、自動的にそれに反する『自意識』の反発までワンセットのアンビバレントな愛憎構造みたいに安定性を欠くものになってしまう)

仮に思春期『反抗期』に、「お母さんパート先で不倫でもしてるんでしょ!」みたいに激怒できれば(何かの答えを得て「そんなの無いって。辞めたかったのにお父さんが話聞いてくれなくて、なんか意地になって残業するようになっただけだから」など)フラグは解除されるが(フラグが解除されれば関係も修復する→「な、、、なんだアタシの誤解じゃん《ゲッ、、何年も》イロイロゴメンね《テヘペロ》」)、
しかし、小さい頃「母親は専業主婦時代とてもやさしい人で大好き」だったりで、何も言えずにただ全く母子の会話が無くなるだけだった場合、→イロンナ展開ありそうでしょ(メンタル事案に発展してもおかしくないよね《性の嫌悪にまで関連してからの反動で不良化して乱れた性になってみたり、マジ清潔恐怖症になってみたり》)。

「何でも話せる風通しのいい家族なら回避できるか?」ってさ、
少しこれ概念として無理あるんだよね(理想論に留まるかな)、
●”なんでも話せる風通しのいい家族”なんざもスローガンで『共同幻想』でしょ(さあみんあ同意してねって同調圧力だから)、
それぞれが個性化する中で、家族を演じる者同士が必ずしもなんでも話せる(親友みたいな)個人的信頼を構築できるかって、そら個体差のある話になるからだ。

近代までは親の権威も分散していたため(大家族)、誰かに(爺ちゃんや年の離れた兄・姉など)”善意の第三者”みたいな仲裁機能も期待できるが、現代核家族にはその機能は無い→「その部分は社会が代替する事になる」と考えれば、これも各所で書いてきたことだが「親権そのものを限定的に運用していく事」が合理的安全策かなと思う。


<つづく>


posted by kagewari at 12:41 | TrackBack(0) | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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