ロシア贔屓の論者が時々持ち出す(流行りの言葉なんだろうね)グローバルサウスが何事かって話なんだけど、「だから何ってレベルに過ぎない」と考えてる。
穀物輸出国家でもあるウクライナやロシアには大きく関係するのだろうけど、グローバルサウスと呼ばれるアフリカ他の途上国にはこれといった国際政治における力は無い(まさかこの論者が国連主義者とかではないでしょに《常任理事国以外は名誉席みたいなものだ》)。
ひとつの参考で「冗談じゃ無くてほとんど非武装みたいなことなってる国もあって」、ええ最近の話だとフィリピンです。米軍にスービック湾から出て行ってもらってとか言ってるから立派な自前の軍隊があるのかと思いきや(それほど米軍依存だったのか)軍隊がスッカスカなワケ、
すると速攻中国海軍に謎の埋め立て島やら作られて漁業権益すら怪しくなり、少しだけ米海軍にもどってきてもらったり、海軍の編成に着手したんだったかな(もう遅いって)。
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想像するに陸軍による軍事独裁政権の国がどうなってんのか知らないけど、
おおよそ他国と戦えるような戦力を保持していないと思う。
(オーストラリア周りのポリネシア諸国は押しなべてちょい前のフィリピンのように中国人民解放軍に港湾施設を奪われたりしてる)
●中国の解放軍追い出したベトナムだとか、この辺じゃちょっとした軍事力誇るインドなどを例外に、自国防衛をしっかり踏まえた軍事力を整備保持している国は少ない(被植民地根性とか言うと怒られるんだろうけどさ)、そんな勢力では国際政治におけるプレーヤーにはなれないから。
うんで、中でも一定の力を持つのがBRICsだけど、インドはQUADに入ってるからここでは中立的な立場になるし、言えば「中国とロシアのことじゃん」(笑
つまりグローバルサウス言っても「この関係良好だとロシアの経済大丈夫だよ以外の意味を見いだせない」、力の源泉は「必ずしも関係が良好とは言えない中国とロシア」だ。
■但し、自由経済圏的な比較でEUと比較すると結構意味がある。
(グローバルサウスがあるので、ロシアはEUに支配されることは無いからね)
一部陰謀論やプーチンが”多極化世界”って言葉をどういう意味で使っているのかよくわからないけれど、「軍事力としての経済力(ソフトパワー的な)」という意味で、ロシアにとって「俺らにはグローバルサウスつているから」って言い回しが”対EU”的意図になあるなら、ちょっと意味があるってことで、
世界の覇権どうこうってことでは無いでしょ。
てか、プーチンの意図は「世界的覇権の概念は無理でしょの意味で多極化と言ってるのかもしらん」(どうしても反りの合わない同士は各人自前の経済圏で食っていくだろうという意味で《世界統一経済とか言ってるのは”時代遅れの妄想だ”と》)。
結論「なんだかんだいってロシアは米国とタイマン張れる軍事力を持っており《ユーラシア以外の覇権に興味が無いので海軍はショボくてもよい》オマエラ関係無いだろほっといてくれ」って話。
ロシア軍がこれほど強い理由は「米国製の5分の1など安くてそこそこ高性能の兵器を自前で開発生産できる経済力にある」《GDPはK国水準でもユーラシアの陸戦と航空戦力なら米国に負けてない》。端的に言えばロシアの兵器は(陸・空に関して)すこぶるコストパフォーマンスが高いんです。
※海軍の運用は日本に類似した、潜水艦他戦略兵器としての部分で、どこぞの国に大量の兵員を上陸させるような戦力は無い(てかこのロシア海軍に対応するため海自は潜水艦戦力が世界水準なんだがな)。
つまりグローバルサウスが付いてるからロシアが強いとかそう言えるほどの話では無いってことさ(なんだかんだロシアが単体で強いことが力の源泉になっている)。
※兵器の多くをロシアに依存している中国は(パチモンも作っちゃいるけどさ)どれほど経済力がデカくてもロシアに強気な態度は取れず、本来地政学的に言えば【日本の国益は中露関係の分断にある】のだから(英国における独露分断《ウクライナ紛争》と同じ構造)、是非ともロシアとは友好関係を築きたいのだが(日露が組んだらスーパーパワーになってしまうので)米国の地政学上「意地でも日露は分断しなければならない《そのためにワザと北方領土紛争を残した》」。
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●この辺が国際政治ですよ
「あれれ?米国にとっても中国は仮想敵じゃないの?」と、思う方いるかもなんだが、(ここから陰謀論だが)中国共産党は設立当初からコミンテルンの指示の元動いており(後にこのインターナショナルな活動はスターリンにより否定トロツキー追放となる)、ウオール街の背後にいるネオコンとはこの亡命トロツキ一派であり、グローバリズムとは「名を変えた国際社会主義革命の事である《グレートリセット》」っつー話があるのね。どこまでほんとか知らないが、その筋は「中国はワシが作った」と思っているので(だからキッシンジャーがニクソンの北京訪問を仕掛けたと)、友邦ではないと思うが、グローバリストはたいがい親中だぜって話(だからアンチグローバリストのトランプこそ本当の反中《その彼ですら中国とはディールすればよいと考えてる人だったからね》)。←つまり陰謀論では(日米関係以上に)米国の一部(特に『民主党』)と中国共産党はズブズブだって話さ《事実共産党幹部の子息の留学先はどこだ?》。
↓
中国共産党幹部 米大統領選での対中強硬策は「通常のこと」 米中関係に影響せず(2023年7月2日)
https://youtu.be/QGgRvVgR_sM
※これ地上波のニュースなんで後日削除されると思うけどね
(この話は先日書いた「中国脅威論もたいしたことではない」に繋がるのね《中国はそれほど強くない》)
↑
●ね、この辺も踏まえると
「何故安倍ちゃんがプーチンとの関係を重視し、ロシアとの平和条約に拘ったのか」わかるでしょ、
そして米『民主党』の下部組織である自民党宏池会の首相である岸田君が(その反対に)「ウクライナ軍事支援(反ロシア政策)に熱心」なのも見えてくるものあるよね。
※もちろんこれ岸田君の本音じゃないよ(米国からそう命令されてるだけ)、
安倍政権時に外相だった岸田君は安倍首相の期待に応えて、(当時岸田外相は酒豪で鳴らしており)ロシアのラブロフ外相と朝までウオッカ飲んだり良好な関係を持っていたからね。
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●”いろいろありまして”「記事リクエスト」規約をちょっと見直しました
■返信記事を予定する際の目安【ドトールコーヒーのメニューにありそうな金額から】受付します
※あまりにも微妙に金額不足状態での利用が横行しているので、こういうのは粋じゃないと思いますが、最低利用金額を明示します
https://www.doutor.co.jp/dcs/menu/detail/20110907153810.html
現在、ドトールで一番安い「ブレンドSサイズ」は250円だ!
(税抜きでも200円では無いww缶コーヒーじゃないんだぞ)
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コメント欄に問題となった同趣旨の投稿が続いたため、ブログコメント欄を閉鎖します。
詳しい経緯は下記リンク及びサイドバーコメントリンク表示の説明参照
コメント欄の削除があった件(関係障害について)
http://kagewari.seesaa.net/article/402054291.html
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