●「打撃不振になって、高校時代の打撃フォームに戻してみた」←これが退行化の基本形
はたまた、「1日一歩三日で三歩、一歩進んで二歩下がる」←これも一種の退行原則
”手法や、やり方を昔に戻す”ってことです。
ですから、
「パン食に代えてから体重が増えたので、米食に戻した」ってのも退行原則
↑
これを基本に心理学における『退行化』ってのを説明すると、
■最も目立った形で現れるのが以下
「思春期『反抗期』の進捗が思わしくないので、子供時代の”快感代謝”の流儀に戻した」
一見すると、高校時代の打撃フォームに戻すことと同じなので問題なさそうですね?
ところがこれが大問題なんです。
何故なら思春期『反抗期』はある意味”通過儀礼”であり、『退行』は想定されていないからです。
思春期『反抗期』を通過することで、”大人の流儀”を獲得して(主としてアルコールや性行為)法的にも許可される(生理的にも符合するように欲求が拡大する)全く異なる動機形成を獲得しなければ、「何をしていなくも(子供の流儀では大人の欲求を燃焼できずに代謝が大幅に不足するため)構造的欲求不満になってしまう」からです。
↑
極端に言えば、”通過儀礼”なのだから、否が応でも思春期『反抗期』はプルーフしなければならない(そこで『退行』するのはヤバ過ぎる)。
●時折メンタル問題の元凶が「強迫心理」と理解されることありますが(それも見方としては間違いでは無い)、不快現象の動的原因は「やってはいけないタイミングで『退行』することで」、
この『退行』の根拠となっいてる概念が「強迫心理(『退行』を推薦する”子供の流儀”)」であると、こういう構造になってます。
■小説に限らず、思春期の青少年が愛読するとこが多い漫画やアニメにおいて定番のエディプスコンプレックスですが(エヴァじゃないけど、親を超えるとか親を理解するとか)、一見ドラマチックに見えますが、これは当事者目線の主人公解釈した場合の話で(つまり”話が盛られている”)、外野席から客観的に見た場合「単に子供が大人になるので(=親子の縁が切れる)、親だった人物が(自分と対等な)普通の大人の一人に還元されるだけ」なのです。
うんで、親子の縁が切れる理由が”大人自我(自らの性行為を主体的に動機形成する自我)の獲得”ですから、そこで『退行化』してしまうと、大人になっても「親ガー」とかのネタが展開することになってしまうのです(縁が切れないから)。
↓
※時々同様ケースで、「親子関係の問題」のように捉える向きもありますが(その全てが間違いだとは言わないけれど)、その目線は前段説明の”劇画調主人公目線”であって、どちらか言えば『退行化』のよる”結果論に過ぎない”と考えるのが中立的だと思います(これが俗に言う”毒親”の謎解き《どこの誰の親だって聖人君子ばかりじゃない方が自然なワケで:叩けば間違いやら黒歴史だらけな未熟な若い夫婦って方が自然→そんなん言ったらキリが無い》)。
<つづく>
タグ:『退行化』
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