最近の若い人は知らないかもしれないが、昔「アメリカ製」ってだけでハイカラだった時代がある

社会情勢と個人の心理の関係性の続きになるが、
現代の若者で「アメリカ製」に憧れとかまず無いでしょ（アップルについても《製造は台湾で》中身は日本製でしょぐらいの勢いだろう《違うけど》）、むしろ「本当にメイドインUSAで品質大丈夫かと」
これはさ、自動的に思想界にも言えることで、
現状の米国の惨状知れば、米国の意識高い系WOKEに憧れるどころか「こいつらオツムは大丈夫なのか」ぐらいのことになってる。

この現象は既に欧州のグレタ現象に現れていて（このマヌケな少女で沸き立つ欧州知識人はおかしな薬でもやっとんのかレベルの）、呆れた目線になっていた。

近代『共同幻想』崩壊後、この新プロテスタントとでもいうべき左翼リベラルが欧米では跋扈したんだが（2回繰り返したからマジ・アンチキリストになってしまった）、流石の日本人ももう話についていけなくなってきた（コアなキリスト教徒でもないので何のネタの反動なのか”面白いところがもうわからない”）。
※反動なので、左翼リベラル主義も『共同幻想』であり「宗教」です

■日本の場合はスムーズに（日本は元から江戸時代以来のサブカル国家であり）『共同幻想』崩壊後、任意に各個にオルタナ・サブカル広義展開の方向を模索しており（プライバシー保護と個人の自由の関係や、何が崩壊したのかも天皇家自ら象徴してくれてもいるので）、大谷君の登場が圧倒的な存在感を示している（偉人と言っていいと思う）。←イデオロギー性皆無どころか１ｍｍも見せない見事さ（主体性の塊のような人間ですよ：且つ人種的身体能力のコンプレックスも”その主体性により”ぶち壊した）。
どうだろ、この『共同幻想』崩壊時代の中で、欧米の思想を参考にしようなんざ「そのスタイルだけファッションでパクっておこうと思ってるマスコミやメディア関係者だけじゃないか？」←おかげでグダグダなことになってる。

俺は現代の若い人にとても期待感があって（負担になるような期待まではしませんが）、
大変、楽しみにもしています。
（特に漫画アニメの世界的評価は、彼らの自己肯定感の根拠にもなっているだろうし）
”ゆとり教育”は間違いも多かったが、権威崩壊の号令という点で社会的インパクトがあった。
「好きにしろ」って点で、親日家だったジョブスの「バカであれ演説」も微妙に韻を踏んだかなと、

日本における『共同幻想』崩壊として最後の象徴的出来事が、
「ジャニーズ事務所のトンデモスケール性被害事件」の暴露であり（おおよその人が知ってることでも”公になった”ってのが社会心理的に意味を成す《隠蔽の構造のがこの『共同幻想』権威の本質だからです》）、芸能界含め、現代の若い人の感じている景色や空気感ってのはどんなだろうねって、

※理論的には、現代の若い世代以降のメンタル問題は急速に減少することが予測されます
（実存とは何か、『単独者』とは、みたいな哲学的テーマは増えるかも知れないけどね）