(仰々しいものでも無いので「『自営業』の雑感」ぐらいの意味で読んでくれ、、)
必ず前回記事を読んでおいてくれ
『単独者』の雑感「文化人類学は専門外なのでこっちのカテゴリで書く「恋愛幻想」の背景」
https://kagewari.seesaa.net/article/499775222.html
■『共同幻想』側の論理・倫理(不倫批判となる動的理由)
延々とさ『共同幻想』論書いてきたので、多くの読者はわかっていると思うけど、今回まとめという意味で少し書いておくが、
『共同幻想』権力の源泉は性行為の許諾権と性対象の斡旋であり(従うものは紹介します)、そもそも結婚制度を共感権力他宗教権威が取り扱うことから(元来、この各宗教が規定している「結婚制度」を利用することは”入信者になった宣言”と等価の仕組みであり《だから近代では異教徒は婚姻できない》)、行為の許諾権を持ってるワケ(不純異性交遊を禁止したり、ポルノに反対するのも保守派で、米エヴァンジェリカル《福音派》の中絶禁止も同じ線上だ)、加えて子供の洗礼(日本なら七五三)など子供の命名や社会的認知の権限も持っており、
「好き勝手なところで不貞の結果ガキが生まれる」などというのは、「結婚制度」運営主体である『共同幻想』権威にとって、「宗教戒律を破ったも同様の罪」となる(なので近代には姦通罪で死刑なんて場合すらあった)。
●上記からわかることは、
本来「自由恋愛」は「結婚制度」の”対立概念”なワケ
歴史的にも、この自由恋愛の旗振りは左翼リベラルで(元祖は違ったと思うんだが左翼運動に乗っ取られていくのね)、狙いは「教会権力や権威の失墜」=反宗教です。
だから、「自由恋愛を前提とする結婚制度」というのは、文法上矛盾する文章なワケよ。
(うーん「保健所で動物保護活動してるボランティア発行の血統証」ぐらい変な文章。)
左翼に乗っ取られる云々のとこ補足すると、
近代の「自由恋愛や出産の選択」は、女性解放運動から始まっており、
(左翼活動もクソも、近代までの『共同幻想』は女性をモノとして通貨や資産のように扱うから成立しているとこあったので、「組織犯罪に近い酷い代物だった」から、文明化で女性解放運動が起きるのは自然現象でさ《左翼シンパだったかも知れないけど、ココ・シャネルを左翼活動家と見たら違うだろ》)
始まりには、反宗教とか無いからさ、
ただし、その延長上には、現代左翼が定義した「自由恋愛・恋愛幻想」も無いと思うのね。
(女性解放運動が「女性は教会に行くな」とは言わないだろ《言ってた奴もいただろうけどさ》)
■つまり歴史的に左翼が捏造した「恋愛幻想」には、マルクス主義的なユートピア思想がくっついてきてるから(『共産主義』ってガチ宗教だからよ)実にいかがわしいワケだよ(彼らの妄想だと左翼セクトコンミューンの大乱交フリーSEX村《SEXのプロレタリアート革命》)、その意味で逆説的に日本人のキリスト教信者でも無いものが結婚式に神父を呼ぶキリスト教をからかう冒涜は「キリスト教権威に対する批判パロディ」として(そっちの意味で)大歓迎もされている可能性すらある。
<ま、あんまし保守派と左翼の戦い追いかけても建設的では無いので話を戻すが>
『共同幻想』権威が結婚制度運営のために封じた自由ってのが以下(以下を禁止し許諾権を行使した)
未成年含む個人の自由判断での性交、婚姻することなしの出産、不貞・不倫、出産を前提としていない性交(避妊)、(出産=婚姻と入信を前提とするため)中絶の禁止、結婚を前提としない快楽としての性行為(風俗)、ポルノ他性的表現の自由、、、、(本当の保守派は自慰行為すら禁止しているだろ)、
↑
これまた乱暴な論議になるが「自由恋愛」ってのは上記の禁止されてる行為を各人が各人の考えで(権威の許可に照らすのでは無く)自由判断するというものになる(だから言ってんの、「自由恋愛」ってのは社会学的には限りなく「自由性交」のことなのさ《繰り返すがフリーJAZZの矛盾同様、全開放カオス化の事じゃ無く、そこから個人が何を選択し、どう合理的理解に及ぶかって話》)。
●ちょっと番外編で、
・ここでSEXレス協会の定義する性行為を引き合いに出してみたいんだが、
夫婦が同じ寝具で抱き合って寝るとかでも協会的には”性行為”なんです(この場合SEXレスにはカウントしないの)。
どうしてそうなるって思う人いるかもしれないが、
・ここで2丁目的なるゲイな人達の本音も引き合いに出してみたいんだが(レズビアンなら絶対そうなるじゃんよ)、
一般人がゲイへの偏見で「必ずアナルSEXしてんだろ」みたいに思ってるのは実に不愉快で、多くのゲイ達の性行為は「もっとソフトなものだったりする」ってな話があるのさ。
↓
ハイ、ここで日本SEXレス協会に戻るけど
夫婦が同じ寝具で抱き合って寝るとかでも協会的には”性行為”なんです(この場合SEXレスにはカウントしないの)。
↑
この意味だけどさ、絶妙に以下に被るところあるって気が付かないか?
(これもお叱り覚悟の話になるんかな、、、)イスラム教の戒律から言えば、どこぞのプールで露出の多い水着を平然と見せているのは、もう売春勧誘罪なんだわ(あちらさんでは)。
●前回記事でさ「厳なる狭義の性欲を定義できない」と書いた意味はそこにある。
見ようによっては、
一時期女性がアッシー君、メッシー君のように男性の女性に対する「承認欲求」のマウントを取って、男性を奴隷のように侍らせることが、「自由恋愛」の醍醐味みたいな扱いされた時代もあったが(これに総スカンとなった男性達が「草食男子」を発明する)←ボッタくりバーや、タケノコ剥ぎの悪質風俗店で考えると、行為の意味が見えてくると思う。
うんでー、
近現代の女性側の神経症『結婚願望』(社会適応同調圧力《入信圧力》のことだよ)
こういうのが関係してくるので、女性側の承認ってのも一筋縄では無いワケ(いろんな概念が横入りしてるのでどこまで自由意志で選択できてるのかワカランのだわ《一般女性が未だに好みの男性の定義すら自由にできていない可能性すらある》)、
●なので、素で素朴に、「自由恋愛」を前提とした社会がこの世に存在したことは”無くて”
すったもんだの経過期間の中、様々な思考錯誤でバッタバタって話なのね。
(だから現代の「結婚制度」が歪なのも《背景事情考えれば》考えるまでの無い話でさ《よくぞまあ形だけでも維持してるよねって、、》)
素でどうなのって、近未来社会の話しなのさ
(だから俺は再三、今後どうなるのかとか「俺にもワカラン」と言ってんの)
ただひとつ言えることは、
将来『単独者』時代(乃至『単独者』世論がリードする社会)を迎えるにあたって、
「人の出会いの縁」としてさ「その一期一会の縁は、自分の個性化選択のルート上だったのか?」って部分に関してだけは、ガチだと思うのさ。
「自らの縁を自らの意思で選択していく生き方」になってくるから。
(うんで政治的に補足すると、「シングルマザー法」ができるから、出産から育児・教育に関する所得や環境面は全て社会がカバーするので「出産はあなたの気持ちひとつで選択してね」って時代背景になっていくので《結婚や相続と出産が切り離される》、そこに文化として「恋愛」なるものがどう語られるだろうかってことは、現代とは全く違ってくるのじゃないかと推定してるワケだ。《わかる人には、ここのニュアンスがわかっていただけると思う》)
タグ:恋愛幻想
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