バイデン政権が下手踏んだ件の代償はあまりにも大きいと思うし、アメリカファーストのトランプ大統領返り咲きと合わせて(彼はむしろ好都合と思うかもしれない)実際にそれが起きちゃうのではないかと思う。少なくとも米国は欧州から大きく離れてしまうのではないだろうか?
長い目で見れば、予告編としての英国のブレグジットもそうだったし(英国はTPPに入ろうかって太平洋シフトしてる)、安倍ちゃんが提唱して実現したAUKUSやにわかに動かせない日本の米軍基地の存在含めて(てか日本の基地を失えば米国は自国を防衛するのすらおぼつかない戦力の弱体化を招く可能性すらある)、米国が注力できるのは日米体制を軸にした太平洋だけになる気がする。
(バイデンの失政で、中東でのプレゼンスも急速に失われてるし)
端的に言えば、米国が注力できるのは対中戦略だけとなり、そこで協力できる国とだけ連携を継続するが、それ以外に回すリソースがもう無くなってしまうだろう(中南米だって怪しいんだから)。
■陰謀論の中で”多極化”がどう語られているのか知らんけども、
プーチンも演説で(アンチ・グローバリズム《アンチ・グレートリセット》の意味で)今後世界はロシアの頑張りもあって多極化すると演説しているように(個人的には多極化では無くて、米国が欧州に関心を失うってことじゃないかなと《はたまた欧州の小規模化》)、流動化するだろう。
●中国経済の今後が怪しいのは事実なので、ユーラシアを中国が仕切るとかそれは無い(欧州も昔の米国にとっての日本のように都合のいいマーケットに利用しようって腹でしょう)
●誰が考えても(米国が関心を失う)欧州にとって独露が手を結べば大陸の覇権国家となる可能性が大きい(なので離間させられてるのだろう)
●日本はAUKUSを梃に何としてもインドが(人口でももう中国抜いてます)こちら側に留まれるように働き掛けないといけない(左傾化がカナダ級の豪州とニュージーランドはいなくなってもいいがw)
■日本の今後を考えれば憲法改正どうするよってことだけれど、
心配しなくても、北の某国や人民解放軍が「これは憲法改正しないとダメだわ」って事件をどこかでやらかすと思うんだよね。その時には遅滞なく国民投票できるように(今できなくても)その叩き台を現在継続してる国会の審議会でしっかり論議しておけば十分かなと思う。
(※軽空母に搭載するF35Bも、若干の遅滞はみられるものの来年には配備される予定だ《ほんとにあるかないのかわからない台湾有事だが、なんとか間に合った》)
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