■あまり考えたことも無かったテーマだが「無意識的にリスクを許容する」ってな話
https://kagewari.seesaa.net/article/499043155.html
「同じ行為でも(知見の差異で)”代謝される実質が違う”」
言い換えると、
1リビドーの価値が違う(知見本位制と考えるとわかりやすい)
1リビドーが仕事量に比例しているとした場合、
知見の薄い人は、同じ仕事量でも言うほど代謝が捗らず(価値のわからない人がルノアールの絵画をお持っていてもその価値はスーパーのチラシと同じである)、
知見の広い・深い人は、同じ仕事量で充足するほど代謝を稼ぐ。
しかも、心理学的には
「反動形成」が発生する場合(一次欲求が何らかの事情で阻害された時に《被害賠償やら何やら倍返しだとばかりに》欲求がエスカレート《インフレ》起こす現象)、リビドー流通量はインフレーションによりズブズブに倍増しますので、ただでさえ欲求代謝効率の悪いところに輪をかけてトンデモ仕事量が無い限り代謝できないリビドーが停滞してしまいます【構造的欲求不満】です。
■名目的に心理学では、「反動形成」以降のプロセスを分析解体するのが主眼ですが、
より根源的な部分を考えれば、「そもそもの知見の浅さ」抜きに語れません。
前回記事を参照ください
あまり考えたことも無かったテーマだが「無意識的にリスクを許容する」ってな話
↑
読んでみると、「大人の判断」できる思慮深い人は(様々なリスクを予見しているので「結果論に意味は無い」を援用し、大概の結果を受容できる)→【滅多なことで「反動形成」も起こさない】
メンタル強度の高い人格傾向って言えますね。
●ですから経験則的に慣習的に「子供っぽい」という慣用句があるのであって、
「大人の判断」の対局「子供っぽい」を同じ尺度で説明するならば、
思慮が浅いので、1リビドーの効用も低い上に、様々な行為リスクを予見しておらず(簡単に驚く)ちょっとした想定外でも(キーっとなって)「反動形成」がおきることになります。
このファンダメンタルで、欲求のエスカレーション(インフレ)が起きますから、
陥る構造的欲求不満はトンデモ化します。
↑↓
連想性において、この自我状況はあられもない方向に投影したがるのであり、
【ここがキモなんだけど、なかなか説明するのにいい言葉が浮かびにくい】
・お化けで考えてみてくださいよ
残留思念(ルサンチマンでもいいけど)が化けて出るとしたら、
どういう状況でどんな形でどこに噴き出すのか。
■話を単純化してみましょうか、
「大人の判断A氏と、子供っぽいので有名なB氏、有名小説家に依頼する短い原作ストーリーを考えてもらうとした時、それぞれどんな物語を考えるのか」
だいたいわかりませんか?
A氏は千利休も真っ青なストイックな日常の深い感動などを短く書くかもしれません。
B氏はなんだか込み入った設定、誰かがいじめを受けてその復讐でお騒ぎだって話かもしれない。
欲求が”ネタにとり憑く”って言えばいいかな(不安の原因はコレだ!みたいに)、
(その欲求が好んで食いつくネタでもいいです《感情移入でも同じ》)
A氏とB氏、そこには大きな差異が発生するだろ?
タグ:快・不快原則
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