「生きるってのは死ぬ可能性を常に許容している。」
プロ野球において危険球で死線さまようって事故も実在しており(カープ外木場による阪神田淵への死球)、それでも尚各チームの打者は打席に入る。
それは想定外最悪のケースでは無いか?という論議あるけど、
関連する”よくある死球”に打者はムキになって怒らないのが礼儀になっている(走者を出すことで投手も応分にペナルティを得るからだ)。
これね、漁師さんになればもっと凄まじい話になる。
(少し外れるが、観光の川下りだったかで先日痛ましい事故ありましたが、亡くなった船頭の方はその親も同じ事故で亡くなっていると報道されてました。)
漁師ともなれば、荒れた海は命がけの漁になる。
それで海を恨むのかっていえば全くその反対である。
※よりシンプルに言えば「自分で運転する時の事故リスク」(堀江氏のように「ライブドア社長時代、彼は自動車事故だけは嫌だからと、必ず運転手を雇った」など”意識して回避する人もいる”からね)
■快・不快原則で言えば「確かに無意識領域にとって、『興奮』は快でも不快でも等価」なのだけれど、「反動形成」などのプロセスが無ければ通常運転で自我は快による代謝を模索しますから(ド・Mの論議はとりあえず横置いておく)、一般的には「リスクベネフィット」で”快の可能性のが高い”だとか”快で得られる代謝が多い”だとか”不安発生率が低い(堅い)”など合理的選択をします。
【これは推測ですが《そういう心理学的定理は無い》】
「結果論に意味が無い原則」が関係してるのではないかと思うんだよね。
↓
「予め想定されるリスク」って概念を認識した段階で「無意識にそうなっても仕方が無い範囲」が設定されており(望んだ結論では無いが”望んだ選択上のリスク”だから《個性化における選択肢ルートの交差と似てるよね》)、
単純にしていえば
自分が望んだ線上で発生するリスクが”予め想定されている場合”「それが起きても許容される」
<何の話をしているのかってのは、記事リクお題提供者の”生活保護の発達障害さん”にはご理解いただけたかと思う>
●よく言う大人の判断ってあるじゃないですか、
どういう状況って、まあ期待と比べてそうそう歓迎できる内容では無かったが「まあ許容できる範囲だ」と冷静に受け止める状況ですね。
これは”大人だから怒らない”というふざけた話では無くて、
それだけ「想定されるリスクの範囲が広く(=そういう結果も予見していた)」、その上で都度動機形成が行われているって事です(アホみたいに成功する確率に浮かれるだけで動機形成していない《インセンティブに煽られているのでは”無い”》)。
さて、この場合「そんな結果も許容されているのだから、それは望んだ選択のひとつなのだろうか?」という論議になると微妙だが、
「結果論に意味が無い原則」で言えば、「悪縁かもしれないがそれも縁」みたいな捉え方はあるかもしれない。「大人の判断としてな」←この心情なるものを推し量れれば”なかなかの思慮深い人”となり、そこワカラナイ奴はお調子者とかになるのかもだが、
予測の幅が広い(或いはその知見がある)ってのは、自分自身のメンタル耐久度にも関係しているということかも知れない。
●この話は同時に広範にリスクを予測している人ほど、賭けの時の心理的金額はデカイことになるのでそれを動機形成する根性ってか(=快感代謝値も高いことになる《リスクを知る人ほど行為の意味が深くなる》)、エンタメ性もわかってる人にしかわからない。←ここでも「知見と快感代謝量の関係」表れているよね。
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