・『共同幻想』抜きに『単独者』はおらず、
・『単独者』無しに先進国で文化伝統が守られることは無い
双方が、相互に社会学的変遷の中で役割を受け渡ししてるわけ。
そら、各人の考え(最強に衝突するのは”善悪の違い”)違うからさ、正面から対決すればつかみ合いの喧嘩になるだけだが(それでもいんだけどさ)、
『共同幻想』時代の末裔としての『単独者』であって(故に『単独者』が旧世代の『共同幻想』社会にリスペクトはあっていい)、
『共同幻想』が守り続けた慣習や伝統の集合知は、『共同幻想』崩壊の後で『単独者』が”保守再選択者”(政治的意味では無く、文字通りの意味の”ネオ・コンサバティブ”)としてそれを固有の文化としてサルベージしなければこの世から消滅する。
大きいスケールで言えば、先祖と後継者の関係は成立するんだわ、
(個別各論で言えば「死ねコノヤロー」言い合う関係だがな)
なので個人心理学的な個別見解と、
マクロ的に社会心理の変遷を語る場合じゃ表現も変われば言ってる内容も変わる。
【矛盾してるだろ】←とかうるさい人もいるだろうが、全然矛盾しないのさ。
「今日何を食うのかと、地球の食糧問題の見解が同じとか普通ネーから」
(そらさ、哀れな未開の地の貧しい国を心配して飢え死にすることを選ぶ奇特な人もいるかもしれないが→いやいや先進国のあなたが個人的に自分の食事を一人前寄付しても誰も助からないぜ→むしろアンタはたらふく食って先進国の生産に貢献した上で、途上国支援の議員に投票してくれ←こうなるだろ?)
俺は人類皆兄弟みたいなトンチキなヒューマニズムの話をしてるんじゃないから。
保守派もさ時々、似たようなことしてっけど(セレブの環境保護運動家に「お前の自家用ジェットをなんとかしろ」とかさ、ま〜言わんとしてることは心情的にわかるが、その批判は相手に伝わらないぜ)、
阪神タイガースファンだって、レギュラーシーズンでは敵に向かってけんか腰になるが、
WBC日本代表になれば話は別だろ、←これ矛盾するのか?
これさ、現代米国の左翼がやらかしてるトンデモが最も極端で、
■国父だかなんだと銅像まで作ってたリンカーンを当時奴隷を使っていただろと引きずり倒して「このレイシストガー」とか祭りになっていたけど(「法の不遡及」とか知らんのかと《まあ東京裁判やった人達だからワカランか》)、100年前と現代ではどうやって生き残るのかって環境が全く別なので(ここは保守派における伝統『宗教』の戒律を現代社会に無理やり適応しようとしても無理あるだろって話の逆パターンかもしれないが)、あーたそんなこと言うなら19世紀の異端審問から振り返ったらどうだねって話になる(キリスト教徒は全員有罪か?)
人類はそういった残酷物語の歴史を踏まえて「あ、間違った」と気が付いたところは(これまた大戦争などやらかしつつ)バージョンアップしてきた。その果てにそんな歴史があってこそ『単独者』論も試行錯誤のひとつとして登場したもので(未来にどうなるのかなんかワカランがな)←千年後にこのクソ『単独者』論がとなっているかもしれないからな。
●大事なことは「その過渡期に(敵対関係の両者が併存するからさ)多数の摩擦が発生するんだが、これは”過渡期の事情”だからで、個別に相手を憎悪するのは筋違いだってことさ(時代が変わり切ったらもう憎悪の対象は存在せず、リスペクトするべき先祖になるんだぜ:それは現世の対立と矛盾するだろ)←それとも何かい米国左翼の真似して墓でも掘り返して断罪ゴッコでもやろうってか」
↑
無駄に摩擦することはないって言えばアレだけどさ、
静かに攻守交替を見守るみたいなところがひとつの解決策になる。
「あのさ人類ヒト科は所謂ひとつの動物だぜ?ここまできたのもたいしたものだってのに、それ以上何を求めるのかって(天使気取りのスタンドプレーになるだけでしょ←これ一種の”自意識過剰”だよ)」
■そもそもが超第三者であるところが『単独者』の特性なら(総論賛成部分以外では各人意見バラバラなんだから)「俺とあんたの意見は違っていい(勘違いして妙な圧力かけてこないのであれば)」ってのが落としどころになるじゃん。そう遠くない未来に先祖になるんだから(そうなれば圧力かけようもない)、人類史における『共同幻想』の意味ってのは別に存在してるんだからさ。
(※軍国主義はいけないからって、太平洋戦争に散った英霊を愚弄するのは筋違いだろ)
↓
現代で星野野球なんかやったらナンセンスだが、星野が野球界に残した業績を否定するのはオカシイことだし(個人的には星野好きじゃ無いけど功労者であるのは事実)、同様に現代でやったら大変なことなる明治大学野球部の島岡監督にしても事情を十分にわかった上でも尚、広沢は「粗末な教育を受けたとは思わない」と言ってる。
マッカーサーもトンデモ野郎だと思うけど「老兵は死なず、消え去るのみ」って言葉には含蓄がある。
相互にその辺を理解することで、かなりの摩擦を回避できるのじゃないか。
(実際、現代高齢者の間では、そういう認識が広範にあると思う。)
「時代を棲み分けている」←こういう理解でよろしいんじゃないだろうか、
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