2023年02月24日

第5ラウンド(M A Great Again)「バイデンが和平交渉にいったという噂」

これ保守系青山議員の公開情報です。
(この間にブリンケンとの会談後、王毅政治委員が《事実上の中国の外交トップ》プーチンと会談するところまで言い当てた)

さて「本当かしら」

バイデンは本音もうやめたい(ノルドストリームパイプラインの爆破主犯と米有名記者《ピューリッツァー賞》に報道されて雲行きは余計怪しくなってきた)、中国は本当にもうやめて欲しい。
いちおう思惑は一致してます。
青山議員はゼレンスキー大統領の説得も鍵みたいに言ってたかなと思いますが、そこは違うでしょ(外交辞令かな)彼には決定権ありませんから。
鍵はなんといっても「プーチンが飲めるのか」です。
前後してここ数か月、ロシア外交部は「(現状を前提に)条件を定めず交渉の余地はある」と誰に向かってなのかわからない声明を出しており、それに答えるものなのかもしれません。
※そこを見越してなのか、現在ロシア軍が無理でも力押ししていることにも符合します

しかし、まず「無理でしょ」
どちらがって、バイデンがです。
いくらなんでも現在ロシアが支配している地域のロシア編入を認めるワケにいかない。
ましてや(そんなことになれば)とっくの昔にクリミアはロシアでなければならないのだから、今回の進行で現有地域の編入を認め経済制裁を緩和するのなら、大規模侵攻したおかげでクリミアの件も(西側的表現で言えば)無罪放免ということになる。
たぶん、バイデンが言えるのは「ミンスク合意の劣化版」がいいいところで、そんな話をロシアが飲めるはずがない。更に、そんな合意で経済制裁解除になった時「ドイツからノルドストリームの賠償を米国が求められる可能性すらある」、

現状このまま進めば、ウクライナ軍が事実上全滅するまで戦争が続いてしまうだろう。
(プーチンはキエフ陥落まで視野に入れ始めているかもしれない《北西ガリシア地方のカソリック地域だけポーランドに編入されてウクライナが消滅みたいな》)
●この間Forbesが興味深いDATAを出している
https://forbesjapan.com/articles/detail/60803?n=1&e=61114
<一部抜粋>
ロシア軍は、侵攻先のウクライナにT-90、T-80、T-72の戦車約2500両を配備。この1年の激戦で1600両以上を失った。
(中略)
ロシア軍が使用可能な戦車を何両保有しているかは、盛んに議論されている。ノーバヤ・ガゼータ紙は8000両の「保管」戦車があると推定。一方、あるアナリストが公開情報に基づき行った分析では、戦時備蓄としてT-72、T-80、T-90が1万両あるとされた。
問題は、これらの戦車の大半が野ざらしにされ、金属が錆び、ゴムが損傷し、傷つきやすい光学機器が劣化した状態で保管されていることだ。
同アナリストは、保管されている6900両のT-72のうち、復旧できるのは3分の1のみだと推定している。T-80は、3000両のうち半分程度が復旧可能とみるのが現実的だろう。比較的新型のT-90も数百両保管されており、その大半はそれなりに良い状態のはずだ。

 ↑
この記事は無理くりでもロシアが大変ってことに書こうと必死なんだが、
戦時備蓄モスボールとは、それなりに使えるように保管するもので(そら一部は使えない状態になっているものも多く含まれるだろうが)この期待を込めた記事においても3000両近くが復旧可能って、あなた「喪失1600両の倍じゃん」(この記事の期待を裏切った場合まだ5000両近くあるよって事になるかもしれない《旧型部品だけなら中国から裏で調達することもできるかもしれないからだ》)

頑張れば、後3年やれっかなってとこでしょ。
西側は既に本国防衛用の弾薬の備蓄すら怪しくなってるのに、これ3年も続けるとNATOの弾薬庫が空になる(ウクライナに全部突っ込んでスッカラカンになったEU全体が白旗みたいな)。
まさかドイツや米国でWW戦時体制みたいに、学徒動員して弾薬生産するのか?

<ウクライナが支援受けてる戦車って合計でも500かそこいらだぜ、、>


バイデンはどうするよ、もうどうにもできないでしょ、、(まさかメディア使って勝ってる勝ってる言いまくってる状況でいきなり「降参します」とか言える筈も無い)

きっと、「とっても困ってる」のだけは事実だと思う。
(それともプーチンに「どうしたらいいと思う?」王毅に聞きにいかせたのか、、)



posted by kagewari at 03:53 | TrackBack(0) | 戦争と平和 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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