2023年02月18日

人の一生なんて全てサルベージすればたいした違いが無い(かな?)

違いがあるとするなら「どの現実を展開するのか」ぐらいのものでしょう。
寿命の差は埋められないというご意見あると思いますが、
(そのは確かに一理ある)かもしれませんが未来をサルベージすれば等価でしょ。
「お前は何を言ってるんだ」って聞こえそうですが、
 ↓
時に夢と現実の区別がつかなくなる俺の場合(過去にも何度も紹介しておりますが、俺は続き物の夢を数年に渡って見たり、夢の中の仕事を覚醒後1分程度本当に今日やらないとと錯覚したり、夢の中の面白いやりとりで随分満足してその日機嫌がよかったり、脳内シミュレーションがやたらリアルなんです《精神分析などやり過ぎた副産物かもしれません》)、「脳内で想像したことと、現実と言うほど違いがあるのか?」←マジに思うのです。

●そこに現代物理学の「宇宙シミュレーション仮説」ですよ、
(或いは量子論における”時間が存在しない”だとか、ブラックホールにおける事象の水平面)
そもそも人類ヒト科に関わらず、生物なんてものは神経細胞や脳内神経系の伝達速度分タイムラグのある現実を脳内に展開した情報から認識してるワケで(構造上はTVで生中継を見ているのと同じ)、現実が”ほとんどVRと同じ”ですから。

ま、ひとつ(ヘンテコな夢をよく見る人の意見として)言うならば
「構成要件によりリアリズムが成立する(或いは証明されるのでリアリズムが派生する)」
何のことかって、小説やドラマや映画のシナリオの出来がいいか悪いかって話。
(そんなことあり得ネーだろって設定だと、いくら夢とわからず見ていても現実と錯覚するようなことは起きない《夢の中で”これは夢だな”とバレる》)
精神分析などからもわかることなんだけど、「読み筋悪いと見えてこない(三次元である筈の現実が2次元程度の水準になるみたいな)」
逆に「分析の筋が当たりだと、リアリズムを構成する要件がバッチリなので、現実に(自分が)体験したかのように捕まえることができる」。
 ↑
サルベージするってのは、当人も自覚できていない無意識領域まで捕まえることができれば(勿論あれこれ延々聞き取りして情報取得することががマストだけど)その人に在り得る全ての世界線の分岐総体で「その人」と理解することになりますから→やればやるほど【人類ヒト科の限界】に集約されるじゃん(「私は宇宙人」言う人を例外に)。
 ↓
てなことを前提にすると
「あえてそうしている」「仕方なくそうなっている」「どうしてもこうなってしまう」「これでいいと思っている」「こうでなければいけない」「好きでそうしてるんです」、、、、←イロイロだと思いますが(諸行無常と申しましょうか)『その結果を導いている』のは確かですよね(ほぼ自由に選択できるのは『単独者』だけですが)。→半面『その結果が真ってことでも無いでしょ』(人は時と場合によって変わりますから「常に今後の事は誰にもワカラナイ」)


●勝手に心理学の定理だと思ってる「結果論には意味が無い」ってのもそこに被るんだが(岸田心理学の「どうでもよくないことなどこの世に無い」『唯幻論』からの援用)、
(現象を重視するなら)何かを選択乃至決定付けているのは
「自我の構成要件(或いは設定、『枷』)」であって、
結果ってのは「だったらそうなっちゃうよね」って答え合わせみたいなものじゃん(なのでそれを”後日談”と言ってるんだけど)。
何かをどうにかしようってならそこじゃないし、そこで一喜一憂してるのは「個別各論に意味は無い」にドハマりしてるってことだから”別の意味”でダメダメじゃん(にわかに何言ってるのかワカラン人いるかもだがスルーします)。

むしろその結果の中に想定外がある時”その想定は破れる”ワケだから(何事も相手のあることじゃんよ、こうやって珈琲淹れよう思っても豆の状態まで全てのケースを想定できない)、ベタに勝ち負け論で争ってるとした場合「それは勝ちでも負けでも無い想定外」だろ?
(だいたいこういう”破れ”が面白いとか笑い《緊張感の破れ》だったりするんだが:だから「破顔一笑」って言うやん)
「なんかこう想定外があることのが、スバラシイと思えないかしら」
(クラウゼヴィッツ言うところの「戦場の摩擦」のまた”逆説”)
●まーね、俺が「喫茶などでウエイトレスが聞き間違てもってきた」なる状況を大歓迎する奴なので、誰にでも通じる話じゃないのはわかってるけどさ、

なんてのかね、今考えていることが”本人(自身)”の全てだと思っていたら違うと思うぜ

■マクロとミクロの話しさ
「角のタバコ屋の状況だけで、自営業なるもの全体を語れないべ」
:同時に角のタバコ屋はそんな自営業全体の一部なんでしょ
→∴自営業全体に起こり得ることは、そのタバコ屋が自営業なら(可能性として)そのタバコ屋にも起こり得る。
 ↑
・”自営業としてのタバコ屋”を語る場合、可能性全てをサルベージすると「自営業だね」じゃん
・”角のタバコ屋どうなの”って結果論としての個別各論だけを語る場合「今はこうなっちゃってるけどね」ってなるよね(おかしくネーでしょ)。←これは今という現時刻の実質:netネット(純益的現実)かもしれないが、「角のタバコ屋自営業」という実存全体の現れ:grossグロス(総売り上げ的現実)とは違うじゃん(その可能性まで全てサルベージすれば”角のタバコ屋”ではなくて→”自営業としてのタバコ屋の”話になるでしょ)。

単純なアイデンティティーの話、
「山田太郎の今」→「山田太郎の生涯」→「山田家の太郎さんの今」→「山田家の太郎さんの生涯」→「日本人である山田家の太郎の今と生涯」(日本人論になる)→「人間、そして日本人である山田家の太郎の今と生涯」(人間論になる)→「人類ヒト科人間、日本人である山田家の太郎の今と生涯」(最後は生物学的人類ヒト科論になる)
 ↑
個別各論寄りのどこかのフェーズに異様に拘るとさ(どうしてその設定に固定されるのか仮説を明示しなければならない上に)、どうしたって「木を見て森を見ず」の偏向になるじゃんよ。

●あれれ?個性化の時代じゃないの?
そういうご意見あるでしょうww
ホントの個性ってさ、その違いが(拘ってる末端選択肢分岐が)どうしてなのか当人にしかわからないことだから個性ってのさ《極めてプライベートなこと》、個性化ってのは(究極『単独者』論なんだから)当人にわかっていればいいことで、どこか違うなんざいちいち他人に説明する必要なんざネーでござんしょ(アンタは知らなくてもいい)、なんてのかな「人類ヒト科の肖像考える」なんて時に、個性化ガーとか(それは各人『自意識』が勝手にわかってりゃいいことなので)全く別次元の話だから(それこそマクロとミクロは概念が違うから)。

「所詮人類ヒト科だろ」と「そこで俺はかくかくしかじか」両者は別の論議ありつつ矛盾しない。
(「所詮人類ヒト科だろ」を無視して個性を語っても話があちらの斜め上にいっちゃうだろ?猫に化けることはできないんだしさ)



posted by kagewari at 20:06 | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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