2023年01月15日

先日紹介した近未来予測みたいな対談を受けて(心理学的にどう思うかって)

ネタ元はこの記事
この動画の何が神回かって「編集が神」(中身はともかく少し視聴してから読んで欲しい)
https://kagewari.seesaa.net/article/496743534.html
どうもこうも都市伝説系のスピンみたいな話なんですが(断片的に理系論議で語られているネタではある)、現代の若い人の心理を垣間見ることができる気がします(そのアクセス数から若いネット世論を釣れてるのですから)。

現代の若い人とは=「最低でも歩留まり以上」階層であり、
ブログ看板の規約記事統計に表されてる『単独者』予備軍のみなさんです。
過去記事で現代SNSが「欧米人の考える日本的『共同幻想』(世間様式)論」書いてますけど(『宗教』系『共同幻想』よりはるかに緩いのが特徴)、たぶんそこに錯覚があるのかな。
事実、現代の若い人はSNSの構造についてそこまで違和感持ってないですからね。期待感とまで言わなくても(オイオイ日本人ならとっくの昔に慣れ親しんでるだろって、、)「古くて新しい」って奴でしょうかね(直前記事じゃないけど「昭和」を知らない人も増えているし)。

その期待感とは「自然発生的で市場原理のような合理的構造の『共同幻想』」
いきなりネタバレすれば、経済学の古典主義じゃあるまいし、「そういうの無理だからw」
ミクロ視点とマクロ視点の錯覚ってのもあると思う。
●確かにミクロに相当する個の『単独者』論で言えば、「『自意識』関心度の低いどうでもいいところは保守系の慣習などに確率上収束する」ってことになります(キテレツな靴下がどうしても欲しい人などおおよそ登場しない)。かといってマクロに相当する社会学的に「全人類がネットに接続することで(=市場に参入することで)、法律や警察権力なども必要の無い合理的社会(=古典的均衡経済)が自然発生する」なーんてことは【起きません】
 ↑
どういうことかって、
『単独者』論における保守的収束ってのは『自意識』にとって関心度の低いどうでもいいところなのであって、それが政党の綱領に化けることはあり得ない(権威性が派生しませんから)。
『単独者』論において重要なのは「社会的には些末に見えるかもしれない”差異”」であって、選択肢の確率上(高校野球を100回戦にすると参加校数が凄いことになる=選択肢の分岐回数を増やすと個体差は無限になる)、「絶対どこか違いがあり、本人はそこに自らの実存を賭けるほど拘ってる」ことになります(場合によっちゃそれがトイレの芳香剤の趣味だとしてもねww)。←逆説として「こんな違いが社会性に通じるような概念になる筈も無く」で、あってだな、

社会性ってとこでは「大変便利に使わせてもらってる日本語話者」を相手に話すのが楽なのであって、確かに近未来完全自動翻訳はあり得るんだが、自分でニュアンス的にそれでいいのかって(どれほどAIのセンスが良くても)自分で確認できないってことは(些細な細部に拘る)『自意識』にはストレスになると思うんだよね(まあ通じるっちゃ通じるけど)。
ここはさ、外国のリアクション動画なんか観ている時に「いやいや勉強して日本語とか使わなくてもいいから」ってあるじゃん(意味の理解以上に英語で彼らがどう言うかって部分にも個別の印象あるんだし、そこはネイティブで語っている様子を聞きたいと思う《事実関係だけを知りたい報道や論文とかでは無いから》)。←そら自分に対してもそう思うだろうと、

●そんなこと言い出すと、マイナー言語の小国は不利になるかって、下世話なことになるけど地政学上周辺国家は近隣大国の影響受けるのであって(偶然前人未到の未開の土地の民族を例外に)それが準公用語とかになるから、小国過ぎて損って騒ぐほどのことも無いだろうと思う。
(小国なのに異様に民族主義的だってなれば、その国の『単独者』は「うわぁ反動化してる」とか気が付くべさ)


こんな話をしていると、古い世代の妄言かと思う人もいるかもだが、
ワザワザ近所のコンビニ行ってギリシャ語で挨拶することに何か意味あるか?はたまた(AI流通で世界どこでも送料無料になったとしても)ギリシャのお店で注文したトルコ製のオリーブオイルが千葉の倉庫から出荷されるみたいなめんどくさい事して何か意味があるのかね。
「どうでもいい環境」ってのは『自意識』にとってどうでもいいだけで、日常性を構成する上では最も重要な部分になる(その典型が”どの街で暮らすのか”だ)。
うんでさ(トンチキなメタバースなど無くても)「日本語話者の多い日本は俺の母国」ってそれは既にあるだから、そのままでいいじゃん(笑
(ってなとこが確率収束する保守性)
●予言しとく
「仮想現実空間に生命そのものがシフトするなら、そこには日本って国があるだろう」




posted by kagewari at 17:57 | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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